苦労して刑事告発警視庁が動いてやった書類送検された事件が不起訴?検察庁って何? [民主主義に反する検察庁の公訴権限独占を問う]
選挙カーの燃料代不正請求で裁判中に明らかになったレンタカー代でも不正請求が明らかにされ、当事者のレンタカー業者は道路運送法80条の無許可で有償貸し行なっていた業者を刑事告発し、警視庁も動いて書類送検されたが、検察庁は不起訴に。
道路運送法80条の無許可で有償貸しの罰則は100万円以下の罰金と重い筈なのに東京地方検察庁の秦智子検察官検事は不起訴処分にしてしまいました。
深夜に騒音規正法の届出をせずに100デシベルを超える削岩機を使用し、近隣住民に適切な工事の事前説明も行なって居なかった工事業者も不起訴処分にしました。
当該届出義務違反は3万円以下の罰金ですが、東京地方検察庁の秦智子検察官検事はこれも不起訴処分にしてしまいました。
時期が期末と言う事で、役所は人事異動等で事務の引継ぎ等で忙しいのかも知れませんが、こうしためんどくさい問題はやりたくないから取り合えず不起訴にしてしまえば、裁判をせずに済むと言う発想なのでしょうか。
私は率直に申し上げて、今回の措置に検察庁と言う公訴権限を独占した機関が、民主憲法下で一方的にこうした判断を下す事に疑問を感じました。
更に、検察の怠慢でやらない事案がけっこう多いのではないかと疑念を持ちました。
26日に東京地方検察庁の秦智子検察官検事から電話が来ましたが、不起訴とは何故かと言う私の問いに秦智子検察官は過去に取締った事例が無いからだと言うのです。
しかし、私は法律にしっかりと書かれており、罰則の規程もしっかり定められている法治国家日本の法律と言うルールに則り被告発人を裁くべきではないかと言う事を申し上げました。
しかし、秦智子検察官は違法な事実は認めるものの、一方的に処分する程の問題では無いと言うのです。
過去に取締った事例が無いからやらないと言う発想では当然時代の流れに取り残されますし、事例のあるやり易い問題だけをやっているとしたら手抜きとしか言いようがありません。
こんな人達に公訴権限を独占されては、技術革新や変化の激しい現代社会との歪が出るのは当然です。
それにしても、私を含め捜査に当たって下さった警察の捜査官の時間と労力が、この瞬間に全て無駄になってしまう無力感をこの時ほど痛切に感じた事はありません。
それ程検察官って偉いのだろうか、我々の支払う税金で生活の糧を得ている公僕の筈の検察官ってそんなに偉いのだろうか、法律とは誰の為に存在するのであろうか・・・と言う疑問が脳裏を霞めました。
わが国は、日本国憲法で主権在民が定められた民主主義国家である事は言うまでもありません、冷静に考えると検察と言う機関は民主主義に反する特権的な機関ではないでしょうか。
今後はこの問題は検察審査会に提訴しますが、今の行政は何かズレていませんか。
特定の機関に公訴権限が集中する事は民主主義が阻害され恐怖政治の元凶となる危険がありますし、時代の流れに逆行する過去の組織と言わざる得ません。
この様な組織は改革が必要だと思うのは私だけでしょうか。