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区民文教委員会のご報告!具体的根拠が無さ過ぎる北斎美術館の経済効果! [たった1人の行政改革!信念と行動が行政を変える]

20130313-1.jpg[カメラ]3月13日付で区民文教委員会で提出された「すみだ北斎美術館」の整備による経済波及効果(推計)の開館後の入館者消費による経済波及効果ですが、実際にはあり得ない数字が羅列されている事にご注目下さい。

上の表の3年目と4年目の区内、都内、都外の数字が全く同じである事にご注目下さい。

ここに書かれた数字が全く同じと言う事は、確率から考えればあり得ない事です。

この表から分かる事は、開館1年目で20万人と言う数字も具体的に何を根拠に求められたのか、そもそもその根拠が定義されて居ません。

仮にこれが正しい数字だと仮定して、経済学の限界効用逓減の法則を使えば、5年目の12万人と言う点を繋ぐと右肩下がりの線が描けます。

理論的には、3年目と4年目がこの線上に並ぶ筈です。

この意味不明の表から北斎美術館の経済波及効果は5年で半分近くの12万人まで低減しますので、更に5年後には6万人になり、更に5年後には3万人なりますから、開設後20年で1万5千人に減りすみだ郷土資料館と同じになります。

仮にこのデターに基づいて美術館の経済効果を期待して出店すると数年で閉店を余儀なくされるであろう事が分かります。

20130313-2.jpg[カメラ]これは同推計の飲食費・物販費について説明したものですが、これは東京スカイツリー来場者消費金額予測の1/2と言う前提が書かれて居ます。

この前提が極めて曖昧なもので、立地も売られて居る商品や商品自体の多様性が全く異なる筈なのに一律に1/2にされて居る点で根拠も理由も示されない易者の予言の様な内容です。

しかも、東京スカイツリーの来場者消費金額予測をベースに作られており、予測を基に更に予測が作られる訳ですから極めて精度が低い予測であると言わざるを得ません。

これは結論ありきで期待したい経済効果の数字を作り出す為に、経済効果が高くなりそうなデターだけを集め意図的に作られた数字である事が、予測を基に予測を作成している点からわかります。

この様な建設する事が前提で都合が良いデターだけを提出する単なるポーズに過ぎない事を見抜くべきです。

北斎美術館は無駄が多く経済効果が見込めませんから止めるべきだと思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.160~0.151マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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