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英国の財政赤字拡大!欧州経済の活性化へ欧州中央銀行量的金融緩和の導入に! [世界経済と日本]

20150122-1.jpg[カメラ]米金融情報会社ブルームバーグによると英国の昨年12月の財政赤字は欧州連合(EU)予算への29億ポンド(約5180億円)の拠出金で、政府支出が膨らみブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は97億ポンドに対し103億ポンドを上回りました。

20150122-2.jpg[カメラ]ヨーロッパの政府負債を対GDP比でパーセントで表示し過去18年渡りグラフにしてみますとこの様になり、一番上の緑の線がギリシャ、次の赤い線がフランス、オレンジがイギリス、青の線がドイツです。

このグラフからも如何にギリシャがEU内部で足を引っ張って居るか分かりますし低迷するEU経済でイギリスは近隣とのお付き合いで29億ポンド(約5180億円)の拠出を迫られた事が伺われます。

昨日の22日欧州中央銀行(ECB)国債等を金融機関から買い取り世の中に出回るお金の量を増やす金融政策である量的金融緩和の導入に踏み切るとみられています。

その規模は年間5,000億~6,000億ユーロ(68兆~81兆円)との見られております。

これに伴う主要政策金利は過去最低となる現行の0.05%に据え置くことを決めましたので世界的な金融緩和が行われておりますので世界的な景気の回復へと向かうのかが注目されます。

しかしながらEUでも産業の空洞化で産業が新興国へシフトして居ますのでそう簡単には行かないものと思われます。

一方で日本の財政赤字はどうなのでしょうか。


20150122-3.jpg[カメラ]日本の政府負債を対GDP比でパーセントで表示し過去18年渡りグラフにしてみますとこの様になりギリシャですら180%未満なのに対し250%近い値を示して居ます。

20150122-4.jpg[カメラ]政府の平成27年度一般会計歳入歳出予算額は約96兆3,000億円に対して歳入は58兆4,000億円でその差額36兆8,000億円が国の借金で賄われて居ます。

この事は国民の預金が政府の負債に変わって居る訳ですからこのまま増え続けると政府は返済しきれなくなり最終的には国民の預金が消えてしまう恐れがあります。

国民の預金が消えてしまう訳ですからその時には国民誰しもが納得出来る理由が作られ、過去の歴史を見ますと戦争や革命と言う形で国の借金が帳消しにされて来ました。

歴史上戦争が繰り返されて来ましたがその多くの原因が統治者による無駄遣いで国力が疲弊し他国から攻め込まれたり戦争をする様に仕向けられて戦争と言う悲劇が歴史上繰返されて来ました。

皆さんが本当に平和を願い戦争をしない為には日本の財政赤字を減らす工夫や行動を速やかに起こす必要があるのではないでしょうか。


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