墨田二丁目で解体中の建物の一部にアスベストが使われて居る事が確認されました! [お知らせ]
5月6日に近隣の住民からのご指摘で墨田二丁目で解体中の建物の一部にアスベストが使用されて居るのではないかと言うメールでの指摘で墨田区の環境保全課の職員が調査した結果、アスベストが使われて居る事が確認されました。
日本では1975年9月に吹き付けアスベストの使用が禁止されていますが、これ以前に建てられた鉄骨造の建物には吹き付けアスベストが使用されている可能性がございます。
このアスベストの除去には多額のお金がかかるので平成26年9月に区民から「アスベスト除去工事費用を助成して下さい」と言う陳情が出されましたが区議会の採決では不採択にされてしまいました。
これが当時の区議会での採決状況ですが、詳しくは下記の当時の私のブログをご覧ください。
http://ose.blog.so-net.ne.jp/archive/20141002
現実には、老朽化した建物を取壊したくてもアスベスト除去工事費用だけで数千万円かかりますので所有者責任ではアスベスト除去工事費用は捻出できない為にアスベストが使われ老朽化した建物が多数放置されているのが実態です。
当時、区民文教委員会で自民党を代表して佐藤あつし委員会から、「アスベスト除去に対しては自治体毎にばらばらにやるのでは無く国がやるべき事であるから国に要望すればいいと言う理由で不採択とすべき」と言っております。
しかし、未だに国は補助などして居ませんので埼玉県等の先進的な自治体が補助しているだけです。
墨田区がアスベスト除去に対して補助しないのは多額の税金が天下り先である北斎美術館等に必要である為にこうした問題にお金を使う気が無いと感じました。
本来は住民の皆様の健康を損なう恐れのあるアスベストを無くす為に除去工事費用を補助すべきで、更に老朽建築物の建て替えが進めば危険な細街路の拡幅や職人の多い当区の建設業などの活性化にも繋がる筈です。
区は業者に対して適切な指導をしたそうですが、施工主がアスベストの除去工事費用を出せるのかは不明ですし、もしも出さなければ養生シートで覆われたまま放置されても困ります。
近隣の梅若小学校では児童に対して登下校時にマスクを着用させたり、窓を閉めたままにする等の対応を取るそうです。
今回は、近隣住民からの通報でこうした事実が露わになりましたが、アスベストの除去工事費用を逃れる為に届出や事前調査をせずゲリラ的に解体工事が行われる可能性が無いとは言えません。
国の負担でやれと陳情を不採択にした議員の認識不足が今回の事件を招いたと言っても過言ではないのではないでしょうか。