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墨田区基本計画から分かる!すみだの「夢」実現構想の裏側!夢は夢で終わる!第5 [墨田区役所]

20160526-3.jpg[カメラ]墨田区基本計画のキャッチコピーは中身が充実して居ないにもかかわらず「訪れたいまち」の実現」ですが、言うのは簡単ですが実現の可能性はあるのでしょうか。

はっきり申し上げて墨田区は観光の専門家が居ませんし、台東区は浅草だけで観光協会が4つもあり互いに切磋琢磨の競争をしていますが、墨田区は区内に1つしかありませんし、しかも事実上の天下り外郭団体と言わざるを得ません。

この様な状況下で墨田区は何を根拠に「訪れたいまち」の実現」

専門家が居ない状況で効果的な観光施策が行なえるのでしょうか、現実はそんなに甘くはありませんし、仮に実現出来なくてもお役人は誰も責任を取りませんし、これを決めた幹部職員は10年後には誰も居ませんから無責任な事が言えるのです。

将来像の部分をご覧ください「すみだならではの歴史や文化、景観等が織りなす「まちの魅力」で、世界中の人が「一度は訪れたい」と思い、訪れた人は「また来たい」と感じる、「国際文化観光都市」になっています」と書かれていますが本当でしょうか。

これははっきり申し上げて、海外から見れば日本と言う国や東京は知られて居ても、墨田区は殆ど知られて居ませんし、「国際文化観光都市」と言える状態なのでしょうか?

余りにも無責任ですし、何を根拠にこの様な事を述べて居るのか、具体的なデーターの所在や出典が示されていませんからわかりません。

背景の部分を見ますと「東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、本区への国内外からの観光客のさらなる増加が予想され、来街者への「おもてなし」を推進する取り組みを充実させていく必要があります」とありオリンピック特需を当てにしています。

続いて「また、まちの魅力をさらに高めるため、本区の特徴である「ものづくり」を活かした、観光と産業を結びつける取り組みも重要です」とありながら具体的な産業施策に乏しく産業の衰退に歯止めがjかかっていません。

ここで本音の部分が出て来ます「さらに、すみだ北斎美術館や刀剣博物館、江戸東京博物館、たばこと塩の博物館、郵政博物館等、本区はさまざまな美術館・博物館の集積地となることから、文化の薫る、魅力をつなぐしくみづくりが求められています」とある様に北斎美術館以外は東京都や民間の博物館でこの施策は他力本願である事がわかります。

推進していくプロジェクトでは次の事が謳われています。

 1 誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり歩行者空間の整備、区内に点在する美術館等をつなぐ「美術館・博物館プロムナード」の構築や、豊かな水辺を活用した魅力の向上等、誰もが安心してまち歩きを楽しみながら、区内の至るところで「すみだらしさ」にふれることのできるまちづくりを進めます。

 【主な取り組み】
    ●すみだ北斎美術館事業
    ●美術館・博物館等観光ネットワーク構築事業
    ●両国観光まちづくりグランドデザイン推進事業
    ●水辺を活用した舟運事業
    ●道路バリアフリー等整備事業
    ●主要道路景観整備事業
    ●情報インフラ整備事業

主な取り組みで最初にすみだ北斎美術館事業を掲げて居ますが、この美術館はかなりお粗末で、先ず館長が美術や古美術、浮世絵の専門家では無い元両国中学校の校長先生の天下り館長で素人が北斎の何がわかるのでしょうか。

常設展の会場は狭い上に、全く本物の版画や肉筆を展示せずレプリカばかり展示するそうですから、美術館に行く意味がありません。

また、これまでに収集した北斎の肉筆と言われる殆どが私と友人が調査したところ贋作の可能性が非常に高いものがほとんどでしたから、それらを何時展示するのでしょうか。

そもそも北斎専門の研究者が居ない美術館がそもそも成り立つのか疑問ですしう、今後の維持管理に多額の税金が必要になることは間違いないと私は予想します。


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