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産業都市委員会の区内視察のご報告! その3 防災センターに見る被災状況の把握! [墨田区議会]

20160711-1.jpg昨日に引続き6日に行われ産業都市委員会の区内視察のご報告をさせていただきます。

ご覧の写真は墨田区役所5階に設置された防災センターで、大規模災害発生時にはここが災害対策指令本部となり壁面に取付けられた映像を分析しながら避難誘導や救助活動を指示します。

20160711-2.jpgご覧のアナログ式の無線通信設備で、私が大手総合商社時代東京都や海外の災害用無線設備を扱った経験がありますが、墨田区の設備は25年前に主流だったアナログの設備なのには驚きました。

当時は国際ファッションセンターや錦糸町北口再開発でにアルカタワーズビル群等の建設等天下り施設の建設に多額の資金が使われた結果こうした施設へお金を回して来なかった事がうかがわれました。

本年第2回区議会定例会で総額4億円の災害用デジタル無線設備へのリニューアル工事契約が可決されたので今後は最新のデジタル通信設備に生まれ変わると思います。

20160711-3.jpgこれは各エリア毎に設置された防災行政無線放送を行ったり機器をコントロールする操作台で、これもブラウン管式モニター等非常にレトロな感じが致します。

20160711-4.jpgこれは地震警報監視装置で、報道で流される各地の震度は墨田区では区役所の庁舎と向島保険センターに取付けられた地震計の値がこうした装置を通じて各関係機関に送られます。

20160711-5.jpgこれは庁舎と東京スカイツリーに取付けられた防災カメラのコントロール卓で同時に6台のカメラをコントロール出来る様になっています。

これで火災や水害の発生個所を特定し避難指示をしたり消火や支援体制を計画、指示する事が可能で区内全域をカバーできます。

やはり東京スカイツリーにカメラがある事は防災上も重要な事が分かります。

20160711-6.jpgこれは映像系の機器ラックで映像を中継したり切替を行う装置が並んでいますがこれも約25年位前の機器で恐らく庁舎が出来た当時のものです。

映像の記録はアナログのS-VHSで現在では殆ど使われていない媒体で記録する様になっている事に呆れました。

20160711-7.jpgこれは災害用の非常無線官製卓で現地の職員が所有する無線機との交信により情報収集や指示を行うものです。

20160711-8.jpgこれは東京都との情報をやり取りする伝送システムで、区内の情報は映像を通じて東京都に送られ都内の情報や関連する都市の情報が映像で見られる様にされています。

防災センターに関しては区内の被災状況の把握と言う面では安心出来そうですが、火災の煙が酷くカメラによく映らない場合や雲が低く垂れ込めている場合は使えない可能性もありますので油断は禁物です。


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