墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第38話続1者指名で分かる教科書利権 [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]
昨日におひき続き、平成27年3月9日に行われた「教師用教科書及び指導書の購入」では区立学校で使う教師用教科書及び指導書の購入ですが、これも総合商社ベンキョウードー株式会社のみ1者しか指名しない随意契約になっています。
昨日のブログでも指摘しましたが、地方自治法第二百三十四条の契約の締結は競争入札が原則の筈ですが、「政令で定める場合に該当するときに限り」と言う表現を勝手に拡大解釈して、何でも指名競争入札や随意契約にしています。
墨田区の契約課の状況は、これまでの結果競争入札は全く無く、指名競争入札や随意契約で占められて居ます。
厳密に法律に照らし合わせて見ると地方自治法に違反している可能性の高いものが殆どであると言わざるを得ません。
今回の内容は教師用教科書及び指導書の購入ですから、注目すべき点は教科書関係は利権の巣窟である事が垣間見られる1者しか指名しない随意契約なのです。
これは指定理由書ですが、指定理由が教科書採択と関連図書がひも付きである事を暴露して下さっています。
指定理由をご覧ください。
「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」に基づき墨田区が採択した教科書と同じ教師用教科書・指導書でなければならず、これらについて教科書発行者は供給義務を負っており教科書の安定供給のため、教科書供給業者・取次供給所(教科書取扱書店)と独自に教科書供給契約を結んでいるため」これが教育現場の現実です。
これが反日的な教科書が作られ、反日的な教師用教科書・指導書で教師が反日的な教育をしてしまう危険性があるのです。
「以上の理由により、「地方自治法施行令第167条の2第1項第2号」(特定の者しか納入できないものを購入するとき)に該当するため、上記業者を指定する」とあります。
しかし、「教科書と同じ教師用教科書・指導書でなければならず」と言う根拠が何処にあるのでしょうか。
言い換えれば指導書は教科書と同じ出版社でなければならないとなり、更に教科書供給業者・取次供給所が加わりひも付きで様々な契約が勝手にされてしまう事が分かります。
これが仕様書ですが別紙が長く続き、大量の図書がひも付きで繋がって居る事が分かります。
利権でがんじがらめ、これが墨田区の教育現場の現実です。
教科書選定はこうしたひも付き利権の繋がりで、真面目な教科書が採択されない背後には様々に利権が絡み合い、主要な臓器を引き出すと次々に回りの臓器まで連なる様な感じです。
これが1者指名で随意契約となった総合商社ベンキョウードー株式会社の見積書ですが、「教科書と同じ教師用教科書・指導書でなければならず」と言う訳ですから言い値で決まる事がわかります。
物品売買契約書です。
これは支払内訳書ですが、教科書は消費税が免税されています。
これが起案書の別紙です。
これは予定価格書ですが予算額が5,933,694円とありますが、何時もの様に黒塗り部分にはどの様な数字が入るでしょうか?
答えは、予定価5,933,694円となります。
比較価格は「設けない」
落札率は100%になりますいずれも官製談合と言われる95%を大きく上回っています。