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開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館 ブログトップ
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すみだ北斎美術館開館準備で犠牲にされる緑町公園の改修計画等結論ありきの説明会 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20160805-1.jpg8月4日みどりコミュニティーセンターの会議室で開催された区立緑町公園改修計画等説明会が行われました。

ひな壇に並んで居る理事者をご紹介しますと、左から天貝道路公園課長、鹿嶋田区民活動推進部長、菊田すみだ北斎美術館館長、鈴木すみだ北斎美術館副館長と並んで居ます。

写真中央部で立って話されて居るのが菊田すみだ北斎美術館館長で、美術界の皆さんがご覧戴いていると良いのですが、11月に会館が予定されているすみだ北斎美術館は北斎や古美術の専門家が不在の素人集団で運営される事をご存じでしょうか。

そもそもこの美術館の設立の本来の目的は役人の天下り先ですから、この美術館が成功するかしないかなど問題では無く天下り先となるハコものを作る事が目的ですので、オープンするとがっかりされる方が殆どだと思います。

先ず、この美術館には中身がありません。

その理由は菊田すみだ北斎美術館館長は元両国中学校の校長で天下りに過ぎませんし、北斎の事の殆ど知りませんし、芸術が理解できる方なのか疑問を感じざるを得ません。

この日初めてお目にかかつたのが鈴木副館長で、経歴をお訊ねすると具体的な経歴は明らかにぜす、広告関係の仕事をされた程度で北斎の事は全く知りませんでした。

恐らくこの方は、墨田区文化振興財団と共同企業体を組んで居る丹青社の方ではないかと感じました。

平成元年頃からこの美術館計画にはこれまでに100億円近い税金が注ぎ込まれて来ましたが、会館後の運営はこうした素人さんに任せる事は私が既に予想した通りである事が明らかになりました。

この美術館の収蔵品はまともに展示出来るのはピーター・モースコレクションと最近購入した絵巻程度で、北斎の肉筆とされるものや門人の作品はこれまでの利権が食い残した残滓に過ぎず殆どが贋作の疑いがあるのです。

贋作の疑いがあると言わざるを得ないのは、収蔵庫に入れられたままでこれまで展示された事が無いものが多く検証のしようが無いためです。

こうした裏事情がある為にすみだ北斎美術館の館長以下の人事は北斎の専門家では、贋作の購入が見抜かれてしまうので都合が悪いためです。

逆に専門家もこうした事情を知って居るので、禍に巻き込まれたくないと関わろうしません。

こうした問題はそのうちに特集したいと思います。

20160805-2.jpg本題に入りますと、すみだ北斎美術館の開館に合わせる為に突貫工事で公園を整備する必要が生じ、部分開放と言う形は業者の要望で出来ず、緑町公園が8月17日から9月20日まで工事の為に全面的に使えなくなると言う内容でした。

結論ありきの説明が行われ、公園整備の入札を行ったが応札者が無く不調となった為に事実上株式会社柳島寿々喜園と随意契約となったと言う。

しかし、墨田区の指名入札は最初から業者が決まっており、応札者が現れない様な入札仕様書が書かれ、結果的に随意契約となるのは美術館の建設工事と同じパターンです。

この日は、公園を利用する子供のお母さんが多く来ており「美術館の為に子ども達が犠牲になるのはおかしい」と言う声が上がり開館後の子ども達の安全につての質問も出る始末でした。

20160805-3.jpgお祭りの時の4日間だけご覧の通り公園の一部が解放されるものです。

この工事費用は周辺道路の整備事業費と合わせますと予算書から2億8千万円が使われる事が分かります。

更に、開館式典及び開館記念事業費は4千445万円使われ、平成28年度だけで総額19億9千155万円つまり20億円が使われます。

これは墨田区の商工事業の20倍で、天下りに手厚く商店街や工業事業者に冷たい墨田区の実態がおわかりになるのではないでしょうか。

結果的に地元への経済効果が建設費が中心ですから開館後観光客が集まりまちが活気付くと言う経済効果は殆どないと考えられますし、設備投資しても従業員の給料すら出せない可能性があるのです。

墨田区の経済効果の予想は殆ど根拠が無いもので他の美術館のデーターの都合の良い数字を持って来た程度のお粗末過ぎるものですから信用してはなりません。


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平成28年度予算に見る膨大な北斎美術館予算!山本区長に継承されてた官僚利権! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20160307-1.jpg[カメラ]建設が進む北斎美術館ですが、平成28年度予算を見ますと多額の税金が投入される事が分かりました。

多額の税金投入を山本区長は推進し、前山﨑昇区長の築き上げた官僚利権が継承された事が明確に示されました。

取り巻きに担がれて居るだけの山本亨新区長の実情が分かる天下りハコモノ優先の予算編成をご覧ください。

区民生活費が北斎美術館の管理費に!

区民生活費では文化振興費としてすみだ北斎美術館の管理運営に要する経費が計上されています。

1.すみだ北斎美術館の管理運営費 9千693万円

(1)施設維持費 1千110万円

(2)管理運営費 4千445万円

(3)開館記念式典及び開館記念事業実施経費 4千131万円

(4)指定管理者評価員会軽費 6万円

2.すみだ北斎美術館建設事業費 15億9千900万円

土木費からは次のものが。

3.すみだ北斎美術館周辺道路整備事業費 2億9千562万円

(1)整備工事費 2億8千562万円

(2)南割下水説明板設置経費 1千万円

これらを合計しますと、平成28度予算から19億9千155万円がすみだ北斎美術館関連だけで使われます。

この金額だけ見ても山本区長は区民の事よりも官僚利権を優先して居る事が分かるのではないでしょうか。


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墨田区文化振興財団の財務諸表から読める北斎美術館の指定管理者のシナリオ! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150707-1.jpg[カメラ]公益財団法人墨田区文化振興財団の入る豪華な建物であり、すみだトリフォニーホールのある場所でもあります。

公益財団法人墨田区文化振興財団の財務諸表を分析して見ると墨田区が現在建設中のすみだ北斎美術館を影で牛耳る構図が見えて来ます。

20150707-2.jpg[カメラ]これは公益財団法人墨田区文化振興財団の財務諸表の冒頭の部分に記載された主要事業の二番目に葛飾北斎を主とした浮世絵の振興事業(公益目的事業2) が書かれている点にご注目下さい。

その主な内容は下記のものです。

1.葛飾北斎を主とした浮世絵に関する調査研究、資料の収集・管理、研究成果の発表及び展示
2.展覧会の実施
3.講演会、セミナーの実施

墨田区は現在すみだ北斎美術館の指定管理者は先日の区民文教委員会では幅広く公募すると言っておりますが、これが単なるポーズに過ぎない事は、主要事業の二番目に葛飾北斎を主とした浮世絵の振興事業が組み込まれた事を見れば分かります。

更に、北斎資料収集員兼、北斎資料評価員兼、北斎美術館開設担当非常勤職員兼、公益財団法人墨田区文化振興財団理事兼、評論家であるある御仁の名前が見られ、この事は墨田区から当財団に拠点が移動した事が分かります。

20150707-3.jpg[カメラ]公益目的事業2の中身は、展覧会の実施と講習会、セミナーの実施ですから、ここからもすみだ北斎美術館の指定管理者になって居ないと展覧会の実施は出来ませんから、こうした記載からも公募はポーズに過ぎず予め筋書きは決まって居る事が分かります。

20150707-4.jpg[カメラ]ここでズバリすみだ北斎美術館の指定管理者について検討調査を行って居る事を示して居ますが、その内容には一切触れて居ません。

20150707-5.jpg[カメラ]公益財団法人墨田区文化振興財団の過去の資金の動きを見ますと現状の音楽だけでは先細りになるので新しい事業として美術、つまりすみだ北斎美術館の指定管理者となる事で生き残りを狙わざるを得ない事が数字から分かります。

上から一番上の矢印の基本財産運用収入は減り続け7桁から6桁に落ち込んで居ます。

上から二番目の矢印の北斎事業収入は上と逆に6桁から7桁に増えて居ます。

上から三番目の矢印のトリフォニーホール事業支出は膨らみ続けており今後経営悪化要因になる事が予想されます。

上から四番目の矢印の投資活動支出では収入が無く支出だけがこれだけ増えて居るのですから何らかの投資で損を出して居る事が疑われます。

山﨑前墨田区長が必死になってすみだ北斎美術館の着工を急いだ背景にはこうした事情がありそうです。

私は、すみだ北斎美術館の指定管理等運営は公募は見せかけに過ぎず公益財団法人墨田区文化振興財団と
江戸東京博物館を管理・運営する東京都歴史文化財団グループとの合弁で指定管理等運営になると予想します。


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区民文教委員会報告!問題山積のまま進められるすみだ北斎美術館の現実! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150627-1.jpg[カメラ]26日午後1時から開催された区民文教委員会は、すみだ北斎美術館と旧鐘ヶ淵中学校跡地へ建設しようとする陸上競技場の整備の問題で午後5時まで長引きました。

すみだ北斎美術館の問題では年内に指定管理者を選定したい行政側と指定管理者をどう選定するかや指定期間を8年と設定する事は議会軽視だとする委員との対立で長引き結論が出ないまま終わりました。

しかしながら、区議会自民党は既に付帯決議は付けたもののすみだ北斎美術館の建設は認めて居る事からずるずると役人のペースで進むと見られ、まるで下手な役者が演じる茶番劇としか思えません。

何故かと言うと既に芝居の結末はこうなる事は見えて居ます。

指定管理者の公募や入札は結果的に結論ありきで決められ、結果的に指定者は墨田区文化振興財団となる。

その根拠は、すみだ北斎美術館自体の本来の目的は文化振興とか産業及び地域振興は建前に過ぎずその本当の目的は官僚の天下り利権確保であり、区民の税金を美術館名目で墨田区文化振興財団に流す事にあるからです。

更に、公益法人墨田区文化振興財団はトリフォニー・ホールの音楽施設の管理経験はあるが美術館の管理経験は無い為に、他の美術館とJV(joint venture共同企業体)を組むであろう事が予想されます。

その共同企業体も何処か既に筋書きは出来ており、東京都のお役人が運営する公益財団法人東京都歴史文化財団又は民間も含む東京都歴史文化財団グループである可能性を私は予想致します。

つまり東京都江戸東京博物館を運営する東京都歴史文化財団グループつまり公益財団法人東京都歴史文化財団になる可能性を過去の経緯から予想致します。

つまり区民の税金を東京都の官僚と墨田区の官僚が食い荒らす構図はこれまでに国際ファッションセンター株式会社と同じ構図です。

こうなると東京都江戸東京博物館の建築費は583億円で年間赤字88億円ですから、建設費の約15%の赤字が生まれる事が予想されすみだ北斎美術館の建設費は38億円ですから毎年5億7千万円の赤字になる事が推計出来ます。

墨田区は指定管理料を1億円に抑えようとして居ますが、私が試算して見ると毎年5億円はかかると思われますので事実上無理で、指定管理料の他に名目を設けて支出せざるを得ない結果になる事が予想されます。

つまり、指定管理料1億円としても、北斎資料収集基金1億円、北斎基金1億円で年間3億円、これに加え何らかの名目で2億円捻出しなければならなくなる事を予想致します。

それ程美術館は金食い虫なのです。


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戦後海外に流出した喜多川歌麿の縦2メートル横3.5メートルの大作「深川の雪」再公開! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150520-1.jpg[カメラ]縦2メートル横3.5メートルの喜多川歌麿の大作「深川の雪」が箱根の岡田美術館で4月3日から8月31日まで公開されている事を知り見て来ました。

この浮世絵は縦2メートル横3.5メートルの巨大な掛軸でその重さだけでも大変だと思われます。

巨大なだけあって深川芸者さんと一緒に遊んで居るかの様な臨場感があり当時の花柳界が如何に華やかであったかを今に伝えています。

この浮世絵は江戸後期の享和~文化初期(1801年~1808年)頃の喜多川歌麿の晩年期に描かれ、約80年後の明治20年以前にフランスのパリに流出、昭和14年に浮世絵収集家長瀬武朗が買取り再び我が国に戻りました。

昭和23年(1948年)4月15日から銀座松坂屋で開催された「第二回浮世絵名作展覧会」で3日間展示され、昭和27年にも展示された後に所在が分かりませんでしたが約3年前の平成24年に国内の美術商が所蔵して居る事が分かりました。

それをパチスロメーカー大手のユニバーサルエンターテインメントの会長であり岡田美術館の名誉館長でもある岡田和生氏が購入した様です。

同社は2012年12月の第46回衆議院議員総選挙において、自由民主党の石原宏高候補がユニバーサルエンターテインメントに選挙支援を要請して同社社員を選挙運動に従事させていた問題で登場します。

この問題では選挙運動の有給スタッフ12人中8人を東京スカイツリーなど人が住めない場所や存在しない住所だったり、実在しない人物を雇ったり虚偽の住所を法定文書に記入し届け出ている事が指摘され後に訂正して居ます。

更に石原宏高の妻が役員を務める有名無実のコンサルティング会社が同社からコンサルティング料名目で落選中の2011年6月から2012年末まで毎月100万円、計1800万円あまりを受け取っていた事も明らかにされています。

石原宏高代議士と同社の接点は父親の石原新太郎氏と同じくカジノ特区に積極的である事が接点と見られ、当時岡田氏は米カジノ運営会社ウィン・リゾーツの資産家スティーブ・ウィン氏と組みカジノの利権を手に入れようとします。

岡田氏は、高級絵画の購入など超高級路線をウリにしていたベラージオホテルに経費をかけすぎたことなどが裏目に出て巨額の損失を出したウィン氏に当時のレートで400億円以上の資金を拠出し2人は盟友と呼ばれました。

しかし、岡田氏がフィリピンにカジノホテルを建設した事でウィンとカジノ利権争いが始まり泥沼状態であると言われております。

美術品を楽しむだけなら良いのですが美術品を巡る政治と金の問題や裏闇世界が暗躍して美術品が牛耳られる事が無い様にお願いしたいと思うのは私だけでしょうか。


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墨田区が約1億5千万円で購入した北斎肉筆「隅田川両岸景色図巻」について [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20151324-1.jpg[カメラ]3月4日に議案審査の為に議員に公開された墨田区が約1億4千904万円で購入を予定していた北斎肉筆「隅田川両岸景色図巻」です。

絵巻物の導入部はご覧の両国橋から舟に乗る所から始まります。

これは葛飾北斎の真筆に間違い無いもので落款には「宇亭焉場応需於談洲楼丸々蜃北斎席画(うていえんばおうじゅおいてだんしゅうろうまるまるしんほくさいがせき)」とあり印章は朱文方印(余白を彫り、文字に朱肉がつく印の意味)「画狂人(がきょうじん)」とあります。

ここから宇亭焉場の依頼により描いたものである事が分かります。

宇亭焉場とは、本所の相生町の大工の棟梁の子として生まれ、幕府管下の建造物や寺社等の営繕を分担した小普請方の下役を務め財を築き芸術の才能もあり落語中興の祖とも言われる江戸時代後期の戯作者や浄瑠璃作家で知られる人物です。

20151324-2.jpg[カメラ]これは現在の吾妻橋に当たる場所の光景で当時も往来する人が多く賑わって居た事が伺われます。

舟は大川(隅田川)上流へと遡り当時の隅田川名所を絵巻は描いて居ます。

20151324-3.jpg[カメラ]大川の竹谷の渡しの先に墨堤の小梅の渡しがあり、朱塗りの塀で囲まれた現在もございます三囲神社(みめぐりじんじゃ)が見えます。

この辺りから舟は今戸川に入り吉原遊郭へ向かいます。

20151324-4.jpg[カメラ]これは吉原遊郭で豪遊するスポンサーの宇亭焉場と中央部に居る茶の着物の人物は文化2年(1805年)当時46歳だった葛飾北斎の姿が描かれ居ます。

この絵巻は、これまでの取得された北斎資料と全く異なり来歴が明らかで、先ず宇亭焉場の依頼で描かれ本所の焉場宅で保管され、明治25年に上野三橋楼で小林文七が主催した古代浮世絵展の目録や飯島虚心の「北斎伝」に登場します。

明治35年には林コレクションの売り立て目録に写真入りで登場しその後海外に売られ、約100年間所在が不明で恐らくコレクターが個人で所蔵したと思われます。

それが最近になってロンドンのサザビーズのオークションに登場し、約80万ポンド(この時点んでの為替レートで1億2千万円で落札されて墨田区に来たものです。

保存の程度も大変良く表装も恐らく当時のままのものと見られます。

取得金も税金では無く3名の篤志の方の寄附で買われたそうですし、墨田区には必要な作品と判断しこの議案には賛成する事に致しました。


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墨田区が一括購入した筈のピーターモースコレクションから消えた北斎の版画の謎! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150123-2.jpg[カメラ]平成5年までピーターモースコレクションに存在して居た「冨獄三十六景 小礫川雪ノ旦(ふがくさんじゅうろっけい こいしかわゆきのあした)」前北斎為一筆(さきのほくさいいいつひつ)で希少価値の高い初摺りとみられます。

20150123-3.jpg[カメラ]平成5年1月24日墨田区がピーターモースコレクションを一括購入した事を伝える新聞の記事ですがこれによると「数点しか現存しない初摺(しょず)り「冨獄三十六景」の版画、など版画691点。この他北斎研究蔵書三千点。」と書かれています。

20150123-6.jpg[カメラ]当時の他の聞社記事でも同様の事が伝えられて居ます。

20150123-4.jpg[カメラ]墨田区がピーターモースコレクションを一括購入した当時の区議会の議案第59号で取得価格は新聞記事とほぼ同じです。

20150123-5.jpg[カメラ]議案に添付された別紙の数量と当時の新聞記事に書かれた数量は版画691点に対し版画138点、刷物154点、版本93点これらを合計しても385点しか無く、その差額309点が消えて居ます。

新聞報道では「北斎研究蔵書三千点」とあるのに、美術資料44点、北斎派資料12点、参考資料1点の合計57点しかなくその差額2,943点の世界的コレクターのピーター・モース氏の北斎研究蔵書が消えて居るのです。

当時の区議会議員はこれに何の疑問も感じなかったのでしょうか。

現在の区議会でも契約案件は議案だけでは契約内容が把握出来ないので入札仕様書を出す様に求めても議決後でなければ出して来ない状況でもお役人の出す議案何でも賛成と言う議員ばかりで議決されています。

当時の区議会も議会としてのチェック機能が働いて居たのか疑問です。

私が調べてみますとピーターモースコレクションのリスト「冨獄三十六景 小礫川雪ノ旦」が含まれている筈なのですが、墨田区のピーターモースコレクションのリストには載っていないのです。

そこで契約書を確かめようとして情報公開しますと契約書は5年間の文書保存期間を過ぎたので廃棄してしまい無いと言うのです。

杜撰な管理は確かなのですが、ピーターモースコレクションから何者かが版画309点、北斎研究蔵書2,943点を持ち出しその証拠を隠滅する為に廃棄したのではないかと言う疑惑を感じるのは私だけでしょうか。

20150123-1.jpg[カメラ]その後墨田区は平成20年に墨田区は2,100,000円でご覧の後刷りとみられる「冨獄三十六景 小礫川雪ノ旦」を購入しています。


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ここがおかしいぞ!北斎美術館!起案書に添付された画像が意図的に不鮮明に!その3  [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150115-1.jpg[カメラ]これは「平成26年度第1回すみだ北斎美術館資料収集委員会及び同評価結果について(報告)」と題された起案書に添付された墨田区が二代葛飾北斎の肉筆として165,010円で購入した「蝦蟇仙人(がませんにん」の画像ですが、画像にドットマトリクス(dot matrix)が出てしまう程画像解像度を故意に加工されています。

何故ここまでして画像を加工してまで隠す必要があるのでしょうか。

それでは資料収集委員がどの様な判断基準でこの肉筆を二代葛飾北斎の肉筆として鑑定し取得価格が妥当だと判断したのか資料購入意見書をご覧下さい。

20150115-2.jpg[カメラ]永田生慈資料収集員の資料購入意見書です。

「二代葛飾北斎の異例な図として興味深い」としか書かれておらず何が異例なのかや何が興味深いのか主語に当たる部分が無く、その言わんとする事が人に伝える事が出来ませんので基礎的な国語力が疑われます。

更に、この表現はやたらに権威的でお前らは二代葛飾北斎を知らないだろうから「異例」である事が分からんだろうとでも言わんばかりの文言で、美術品に対する知識が無い方は裸の王様の話と同じ暗示にかけてしまいます。

特に古美術の世界では、本当は真贋は描いた作者でなければ解らない筈でも、権威付やこれは旧家の奥様がお金に困って持ち込んで来たものだとか架空の話をでっち上げ売る香具師の口上と似て居ます。

本来資料評価書にはこれが二代葛飾北斎の真筆たる根拠を考察として書くべきだと思いますし、昭和6年(1931年)刊行された井上和雄著「浮世絵師伝」には「二代北斎を名乗りし者二人あり」と書かれています。

これによると橋本市兵衛と橋本庄兵衛の二名の名が登場し改名による同一人物の可能性も指摘していますが、その真相は現在に至っても明らかにされて居ないのが実情です。

肉筆の真贋を判定する資料が乏しい事は周知の事実なのに敢えて公金で取得する必要があるのか疑問です。

20150115-3.jpg[カメラ]新味正道資料収集員の資料購入意見書です。

文字を解読してみますと「ガマが蟇らしく描かれており、仙人頭毛が良くも細かく描けたものだと感心」と書かれて居ますが、これはもはや考察のレベルでは無く低次元の感想文でしかございません。

しもそも浮世絵師がモチーフであるガマを蟇らしく描へなくではもはや絵師とは呼べないのではないでしょうか。

20150115-4.jpg[カメラ]久染健夫資料収集員の資料購入意見書です。

考察覧には何も記載が無く「適当」マルですから本当にテキトウな御仁である事が分かります。

古美術の知識がある方なら現物を目の前にされたなら自然に考察が浮かび上がるものだと思いますが、この御仁は全く浮かばなかった事が伺われると共にその能力が疑われても仕方が無いのではないでしょうか。

墨田区は相変わらず杜撰な資料評価体制である事はご覧の通りです。

こうした問題にって大手テレビ局が取材を申し込んでも墨田区は取材を3度も拒否して居るのは何故でしょうか。

正しいものを購入して居るなら正々堂々と公開すべきですしテレビで報道されれば宣伝になる筈です。


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ここがおかしいぞ!北斎美術館!起案書に添付された画像が意図的に不鮮明に!その2  [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150111-1.jpg[カメラ]これは「平成26年度第1回すみだ北斎美術館資料収集委員会及び同評価結果について(報告)」と題された起案書に添付された墨田区が葛飾北斎の肉筆として3,024,000円で購入した「すずめ踊り」の画像ですが、画像にドットマトリクス(dot matrix)が出てしまう程画像解像度を故意に加工されています。

何故この様な事をしなければならないのでしょうか?

そこで資料収集員と評価委員の購入意見書を見てみましょう。

20150114-1.jpg[カメラ]これは永田生慈資料収集員の購入意見書には「外国にある類似図と比べ書き込みも良く保存も良く購入は妥当である」としています。

外国にある類似図とは落款の無い似た図柄が外国の収集家が個人で所有しているものがある事を言って居るものと思われます。

落款は「卍筆 齢八十」で印章は白文方印となって居る事がここから分かります。

白文方印とは絵画や墨跡に捺される印章で陰刻と呼ばれる文字を彫り、余白に朱肉がつく形式の印章である事が分かりますが過去にオークション等で出たものに該当のものがございます。

つまり来歴が不明ですが、永田生慈資料収集員は肝心の来歴について何も触れて居ないのは何故でしょうか。

「北斎漫画」三篇に描かれた図柄を参考に北斎以外の何物かが描いた可能性が高いと疑うのは私だけでしょうか。

起案書の画像が意図的に加工され客観的に判断出来ない様にされて居る点も却って疑惑を感じさせてしまいます。

以下他の資料収集員と評価委員の購入意見書をご覧下さい。

20150114-2.jpg[カメラ]新味正道資料収集員の購入意見書。

20150114-3.jpg[カメラ]久染健夫資料収集員の購入意見書。

20150114-4.jpg[カメラ]河野実資料評価委員の購入意見書。

何れも購入意見書の体をなして居るのか疑問を感じるのは私だけでしょうか。


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税金はこうして捨てられる!すみだ北斎美術館展示資料に見る北斎基金消化の実態! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150112-1.jpg[カメラ]平成26年5月1日に取得した北斎資料の中身を見てみますと16点中12点が北斎の門人のものであり、毎年1億円の基金消化の為に北斎の門人の作品を購入する動きが見られます。

葛飾北斎の長い人生の中でその門人の数も数百人も居り区民の税金で支出される毎年1億円の北斎基金がその門人の作品の購入に使われればきりがありません。

その多くは一般に知られて居ませんからそれだけでは集客の効果は期待出来ない事は言うまでも無く、今回購入された門人のものの殆どが50万円以下の殆ど美術館で展示する程の価値の無いものである可能性が高いのです。

最近の傾向として美術館なのに美術品の購入よりも版本と呼ばれる書物の購入がやたらと多く予算の消化の為に意図的に購入されて居る事は資料収集委員会の資料購入意見書からわかります。

毎年1億円の北斎基金消化の為に多額の私達区民の皆様の税金が使われる事を放置して居ていいのでしょうか。

国の平成27年度予算案は社会保障費2年連続で30兆円もの大幅な増加などから95兆8,800億円方向で詰めの調整が進められているそうです。

一方歳入前年度比で4兆円増の54兆円に留まる見通しで、この税収を補う目的で国債(国の借金)の新規発行額は財政健全化に向けて平成26年度の41兆2,500億円から37兆円程度に減らされる見通しです。

しかし、この状態が放置されますと国民の家計部門の金融資産で国債を買える余力は1400兆円と言われておりますので毎年40兆円近い国債の新規発行を続けますとあと10年で国債の国内消化は不可能になってしまいます。

墨田区が毎年1億円の基金で北斎美術館展示資料を取得して居る原資は理論的には国債によるものです。

この様な無駄遣いは政府の財政状況を見ますとして居る場合ではございませんし、日本経済を活性化させ再生する事に集中的に税金を投入すべきです。

やはり区民の皆様がこうした現状を知って下さり、皆様の声で毎年1億円北斎資料取得基金を止めさせる必要がございますのでお力をお貸し下されば幸甚です。


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