大ヒットのハリウッド製「ゴジラ」の陰の主役エギゼクティブ・プロデューサーの苦悩! [新作映画試写会日記]
22日現在大ヒット中のハリウッド映画「ゴジラ」のエギゼクティブ・プロデューサーの坂野義光氏が社長の株式会社先端映像研究所株主総会があり是非出席して欲しいとの事で行って参りました。
坂野義光氏は東京大学を卒業後、東宝撮影所に入り黒沢明監督の助監督等経て「ゴジラ対ヘドラ」で監督デビューしたもののゴジラを空に飛ばした事が田中友幸プロデューサーの逆鱗に触れ特撮映画の監督はさせてもらえなかったそうです。
坂野義光氏との出会いは15年程前友人の紹介で知り合い最初は大型映像IMAXの企画でご一緒した事が切っ掛けで、その後10年程前からハリウッド版のゴジラの企画が出て来ました。
映画業界は実は大変怖い世界でこうした大きな企画には多額の資金が動きますので素性の良くない輩も多く集まって参りますので様々な困難を伴うものです。
海を越えたハリウッドでも同じで儲かりそうな企画だとまるで企業のM&A(企業買収)と似た現象が起こり、あれ程資金難に苦しんで居た坂野氏を尻目にハリウッドでは製作費が日本円換算で30億円から160億円に膨らみました。
5月16日に北米とイギリスでロードショーが行われ日本での公開は7月25日になりましたが、これはフィルムが高価な為に北米やイギリス等で上映が終わってから回って来る為です。
上映されるとファーストタイトルにエギゼクティブ・プロデューサーとして坂野氏と奥平氏の名前がテロップに映し出され、これで10年の苦労がやっと報われた気がしたのではないでしょうか。
エンドロールでも坂野氏の会社である株式会社先端映像研究所がProduction Associated by Advanced Audio-visual Production Inkと表記されています。
ハリウッド製「ゴジラ」の興業収入は現時点で2,007億ドルで全米の歴代映画興行収入では149位にランキングしています。
2,007億ドルの興業収入を今日の為替相場1$=108円で計算しますと21兆6,756億円の興業収入がある事になりますから、設立以来無配だった株式会社先端映像研究所が近い将来配当が出来る事を期待したいと思います。
また、それ以上に期待が出来るのがハリウッドに人脈が出来て居るのでそのパイプを強くする為にも企画を出す等の交流を深めたいと思います。
それにしても130億円の投資が興業収入21兆6,756億円を超えて増え続けるのですからハリウッドの映画産業は凄いですね。
この事は裏を返しますとリスクも非常に大きい訳で、ハリウッドには山師が多い事は業界の常識ですからうまい話しにはご注意ください。
9月7日公開の映画!「大統領の料理人」本当の美食とは産地と素材と田舎の味だった! [新作映画試写会日記]
フランス映画「大統領の料理人」が来月7日からシネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマでロウドショーになります。(Les Saveurs du Palais 2012 ?Armoda Films- Vendome Production ?Wild Bunch ? France 2 Cinema)
これに先立って試写会で見て参りました。
この作品の本当の意味を理解出来るのはフランス人と日本人かも知れません。
それは、グルメ料理の基本は、産地と食材の素材に拘る事が如何に重要かわかります。
フランスでは大統領官邸であるエリゼ宮殿に大統領専用のプライベートキッチンがある事をこの映画は教えていますが、やはり食文化を持つ国はこうしたこだわりが必用な程感性を大切にしていると思います。
日本の飲食店も産地にこだわるお店はやはり美味しいものが期待出来ると思います。
これはワインと同じで産地で味が違うのは、農産物である以上避けられません。
この映画でも日本の高級牛肉の神戸牛を超えるとしているリムーザン産牛肉が出て来ますがやはり農家が手塩にかけて作り上げた牛肉である事に変りはありません。
仮にTPPが導入されれば日本の農業が打撃を受ける事は言うまでもありません、それに対抗するにはやはり産地の優位性を示す農産物作る必用があり、先ず消費者の意識を変えなければ生産地を守れません。
素材へのこだわりと言う観点では日本とフランスは世界的な先進国だと思いますし、特に日本の冷蔵冷凍技術は世界的に最先端だと思われます。
やはり美味しい海産物が都心でも鮮度を保ったまま食べられるのはこうした技術が活かされて居るからです。
私が子供の頃カキが苦手でしたが、当時の冷蔵方法は氷で冷やす程度でこれでは時間と共に鮮度が落ちてしまい臭味が出てしまったからだと思います。
こうした事情で昔は生で食べる事も殆ど無く、カキフライが定番でしたが今では生ガキや美味しいカキフライが食べられる良い時代になったと思います。
フランスで美味しい料理を食べるコツをお教えしますと、隣に魚屋のあるレストランへ行けばほぼ間違いなく美味しいフランス料理が食べられます。
多くが魚屋直営のレストランだったりしますが、やはり産地と鮮度にこだわるプロが居るからだと思います。
大手のスーパーでは輸入食材が結構入って居ますが、その多くが仕入れ価格が安いから売られるのである事を頭に入れて置くべきだと思います。
美味しいかどうかは産地で決まりますので、産地のブランドイメージを保つ為には、産地の偽装などを厳しく取り締まる必用がございます。
何故か映画の話から脱線してしまいましたが、本当の食文化を知る意味でもこの映画はお勧めですし、この映画を理解出来るのもアジアでは産地への食文化を持つ日本人だけかも知れません。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.151~0.143マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
ハリウッドスター トム・クルーズさん今日来日!2月1日公開「アウトロー」ジャパンプレミア [新作映画試写会日記]
ハリウッドスターのトム・クルーズさん8日の午後来日しました。
写真は到着直後もので、トムの後ろに写っているのが、クリストファー・マッカリー監督、脚本、映画プロデューサーで『ユージュアル・サスペクツ』で第68回アカデミー賞脚本賞と英国アカデミー賞 オリジナル脚本賞を受賞しています。
今回の来日の目的は来月、2月1日ロードショーとなるアクション映画「アウトロー」(パラマウント映画)主催で明日、9日行われるジャパンプレミアのイベントの為です。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。http://www.outlaw-movie.jp/
さすがハリウッドスターで、アメリカからプライベートジエット機で羽田空港へ午後4時半頃到着しました。
長旅でお疲れのところすまないと思いながらも、話掛けてみると気さくに答えてくださり、ちゃっかりサインをお願いしてみると私のノートを取り書いて下さいました。
これが今日書いて下さったトム・クルーズさんのサインです。
トムは、日本が好きで特に寿司が好きですから、滞在中は日本の寿司や特に本マグロをお召し上がりになるのではないでしょうか。
この映画は来月1日より墨田区内ではTOHOシネマズ錦糸町と楽天地シネマズ錦糸町でご覧になれます。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.163~0.157マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
フランス国民3人に1人が観た!新作映画「最強のふたり」ヒットの秘密は実話を基に作られた! [新作映画試写会日記]
全身不随の大富豪の介護者がスラムの黒人青年と言う実話に基づく全く違う生活環境だがお互いが偽善が大嫌いと言う設定、しかし、どちらが欠けてもお互いの生活が成り立たない。 2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
この映画のテーマは「本当に必要な者同士には偽善は不要」となるのかも知れません。
大富豪のフィリップ役には、フランスが誇る演技派俳優と言われるフランソワ・クリュゼ、介護者のドリス役を演じるのはコメディアンとして活躍するオマール・シーが息の合った演技を演じて居ます。
大富豪のフィリップの家はパリ6区のサン・ジェルマン・デ・プレと言う設定ですが、あそこならこんな御屋敷があっても不思議ではなさそうな雰囲気の地域です。
一方介護者のドリスの住む地域はパリ郊外の移民系の人達が多く住む地域で生活の格差が著しいのがパリの現実かも知れません。
この現実があるドキュメンタリー映画に登場するパラグライダーの事故で頸椎損傷になった大富豪と彼を介護する為に雇われた貧困層の青年が障害があっても生きる事の素晴らしさを見出す方法を教えました。
このドキュメンタリーに感銘を受けた、エリック・トラダノとオリヴィエ・ナカシュの両監督は、モロッコで実在の大富豪と直接会う事が出来てリアルな演出が可能になった様です。
ファーストシーンはドリスが大富豪のフィリップのマセラッティーを暴走させながらセーヌ川沿いの道を爆走しパトカーに追われるシーンから始まる。
この暴走シーンも友情とも、本作で描こうとしたアイロニーへの挑戦とも、貧困層の夢と取れるのですが、障害者や失業者のハンデーキャップをアイロニーにしてコミカルに描いて居ます。
実話でしか描けない人間の本音の部分とそれをコミカルるに描く事で、見る人に安ど感と笑いを提供してくれます。
ラストシーンでは誰しもが感動の涙を浮かべるのではないでしょうか。
試写会でも多くの関心を集めて居ましたので日本でもかなり話題になるのではないでしょうか。
また、障害者の皆さんがご覧になれば日常の不便な事もユーモラスに乗り切れたり、良きパートナーさえめぐり会えば障害のある人生も捨てたものでは無い事に気づかれるかも知れません。
更に、ハリウッド映画でリメイクも決定したそうですので、今のうちにご覧になる事をお勧めします。
ロードショーは、9月1日より、シネシャンテ、TOHOシネマズ六本木、新宿武蔵野館ほか、TOHOシネマ系や他の映画館で上映されます。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.153~0147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
予想的中!第84回アカデミー賞「アーチスト」作品賞他最多5部門受賞サイレント映画83年ぶり [新作映画試写会日記]
第84回アカデミー賞は「アーチスト」作品賞他最多5部門受賞と言うフランス映画初の快挙を遂げサイレント映画では第1回アカデミー賞での「つばさ」以来83年ぶりの受賞になります。 La Petite Reine-Studio 37-La Classe Americaine-JD Prod-France 3 Cinema-Jouror Productions-uFilm
ミッシェル・アザナヴィシウス監督(44)は、名匠ビリー・ワイルダー監督の作品の影響を受け「アーチスト」を制作した様ですが、実にサイレント映画を研究し尽くしたと言っても過言ではありません。
1月27日の当ブログで第84回アカデミー賞はこの映画が選ばれると予想しましたが、まさに的中した理由は、サイレント映画と言う無謀な挑戦だけでは無く、サイレント映画の撮影テクニック等を研究し尽くして居る点が映画を知るアカデミー会員の評価を高めたのではないでしょうか。
4月7日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー等で公開されるそうですので、映画好きの方には懐かしい様な新しい感じがしますので、大変お勧めです。
1月の試写会会場では、無声白黒映画でフランス映画と言う事もあり、マスコミの関係者の関心が低いのか、空席が目立ちましたが、見てびっくり、これ程無声映画で表現が可能なのかを知らされます。
墨田区は撮影所発祥の場所と言われ、大正2年に日本活動写真向島撮影所が現在の堤小学校のある場所に作られ、大正14年には高松豊次郎プロダクション吾嬬撮影所が京島3丁目に作られました。
まさに大正時代は、墨田区は流行の発信地だった事や繁栄して経済活動が活発だった事が現存する両国公会堂の存在からもわかります。
この時代の映画は全てサイレント映画で、劇場で活動弁士と呼ばれる人達が弁舌解説や台詞を入れる話芸も発達しました。
今では中々サイレント映画は見るチャンスがありませんが、墨田区にサイレント映画の街として活性化を図り、サイレント映画専門の映画館があっても良いのではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.143~0.122マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)にジャックラッセルテリアのアギーが最優秀俳優犬賞 [新作映画試写会日記]
新作サイレント映画「アーティスト」に登場した主人公の愛犬役のアギーが第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)にジャックラッセルテリアのアギーが最優秀俳優犬賞を受賞しました。 La Petite Reine-Studio 37-La Classe Americaine-JD Prod-France 3 Cinema-Jouror Productions-uFilm
サイレント映画「アーティスト」では素晴らしい演技を見せてくれた(写真上)アギーは、私が思った通り第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)の最優秀俳優犬賞を受賞たので大変嬉しく思います。
この映画はまだ日本国内では一般公開されて居ませんのが、これから一般公開されます、4月7日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー他で順次上映、配給はギアガです。
アギーのプロフィールをご紹介しますと、2002年アメリカフロリダ生まれのジャックラッセルテリアで、捨て犬で殺処分されかけて居たところをプロの動物トレーナーのオーマー・ヴォン・ミューラー氏に引き取られタレント犬として育てられました。
その後、ドックフード、車、ビール等のCMに出演し、更にスケートボードに乗る芸を披露してドックショーで中米を回り、1歳半で映画デビユーします。
出演映画は、2005年「ワサップ」ディズニーの「ライフ・イズ・ワン!ダフル」2011年「恋人たちのパレード」等がありますが、神経性の病気の為に「アーティスト」を最後に引退してしまうそうです。
しかしながら、殺処分されかけてから犬のアカデミー賞と言われる第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)の最優秀俳優犬賞を受賞しスター犬になったのですからアメリカンドリームそのものです。
ホイットニー・ヒューストンさんは世界的な名声を得ながら残念な事に、今月11日に急逝してしまいましたが、アギーには幸せな余生を送ってもらいたいですね。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.160~0.140マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
モノクロ無声映画が80年ぶりにアカデミー賞の可能性「アーティスト」10部門ノミネート! [新作映画試写会日記]
モノクロまして無声映画がアカデミー賞主要4部門を含む10部門でノミネートされた「アーティスト」 La Petite Reine ? Studio 37 ? La Classe Americaine ? JD Prod ? France 3 Cinema ? Jouror Productions ? uFilm
公開4月7日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー他で順次上映、配給はギアガ。
この映画を試写会で見て大変驚いたのが、サイレント映画を研究し尽くしている事に驚きました。
また、今のCG全盛時代にサイレント映画とは実に新鮮で新しい表現方法かも知れません。
フランス映画がアメリカのハリウッドを描くと言う設定も面白いのですが、無声映画で101分も観客を飽きさせないで引付ける事が出来るのかと言う好奇心を持ちました。
実に映画の凄さで、映画を見ている内に無声でも、会話が分かり、感情移入もされてしまうのです。
音声やCGに頼るよりも、俳優の演技の重要さ、映画に係る全てのスタッフの大切さが問われる時代だと思います。
本当に映画好きにはたまらなない映画なので、来月26日のアカデミー賞では「アーチスト」が選ばれると思います。
助演男優賞は、アギーと呼ばれるジャック・ラッセル・テリアのワンちゃんの様な気がします。
実に、素晴らしい演技で驚きましたが、エンドロールを見ていると1匹のワンちゃんに専門のスタッフが5人位付いているのですから正にスターかも知れません。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.163~0.156マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)
ポール・ハギス監督作品「スリーデイズ」稀に見る気を抜けないサスペンス映画はこれだ! [新作映画試写会日記]
アカデミー賞を受賞した最初の脚本家として知られるポール・ハギスが脚本、監督、製作を手掛けた作品「スリーデイズ」が今年の9月23日からロードショー公開されます。(© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.)
試写会が午前中だった事や政局や伸介引退で大きなニュース多かったせいでマスコミ関係者が少なく試写会の会場はがらがらでこれはと思わされました。
しかし、実際に試写が始まると私の期待に大いに答えてくれ、完成されたサスペンス・アクション映画でした。
「グラデイエーター」で脚光を浴びたラッセル・クロー、「スパイダーマン」3部作の秘書役のエリザベス・バンクス、子役はタイ・シンブキンスの平和な家族がとんでもない事件に巻き込まれる所からサスペンスが始まります。(© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.)
ポール・ハギス作品の緻密な構成や伏線の張り方が丁寧で台詞が無くても分かり易い映像と絶妙な編集技術でサスペンス・アクションを盛り上げて居ます。
ここまでハラハラさせるなよと思わせるぐらい、人間心理をよく突いて作られています。
最近では稀に見るサスペンス映画ですので、私は絶対に面白いので見る価値があると思います、9月23日からロードショー公開されますのでこのポスターのある映画館でご覧になれます。(© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.)
更に付け加えれば、労働者階級の街として発展して来た街、アメリカ西部のペンシルバニア州、ピッツバーグがロケ地に選ばれ、登場人物の生活感と共に一市民が常にサスペンスの主人公になるリアル感をかもし出しています。
墨田区内の墨田オンブズマンの線量計の値:0.151~0.137μGy/h(マイクロシーベルト/時)(午後11時から0時の線量計の変動幅
本日の都内の放射線量(午後11時から0時)
線量率(dose rate)μGy/h(1グレイ)は1シーベルトに換算できます )
最大値 (max) | 最小値 (min) | 平均値 (average) |
0.0586 | 0.0536 | 0.0557 |
※東京電力福島第一原子力発電所の事故以前の測定値は、1時間あたり0.028~0.079マイクロシーベルトで推移しています。
映画製作の新しい波!映像のデジタル化が逆の流れに!当ブログ130万アクセス突破! [新作映画試写会日記]
長田勇市監督による最新のデジタル映画撮影カメラAG-AF105(Panasonic)の講習会の風景。
カメラメーカーが最新のデジタル映画撮影用のカメラの講習会をやるので行って見ると映像クリエーター達で満室の状態でした。
撮影用のカメラはデジタル技術の進歩で記録媒体が目覚しく変化しており、かつてのフイルムからビデオに代わり今ではメモリーカードかわりつっあります。
しかしながら、フィルムで撮影された時代の質感を惜しむ声もあり、デジタル化の今デジタルでフイルムの質感を出そうとする動きが始まった様でメーカーも新製品にこうしたニーズに答えようとしています。
長田勇市監督が映画の撮影で使用しているカメラのレンズ、白い帯の部分には距離が手書きされてアンチオートフォーカスぶりが覗われます。
独特の映像を創り出す為に必用なシャッタースピードですが、フイルムとデジタル撮影との違いが比較しにくい為に作られた関係を示すものです。
これはフイルムの感度とデジタルカメラ感度を比較したものでこの特性を理解しておけばよりフイルムに近い質感を表現する事が出来る事を意味しています。
デジタル映画撮影用のカメラは、小型化と低価格化、更に低コスト撮影が可能になりプロ用カメラでもその気になれば誰でも買えそうな価格になって来ています。
小型軽量化で三脚等も昔の様な高価で重いものが必用なくなり、ポスプロ段階でのデジタル処理で少ない照明やロケ地で余計なものが写ってしまっても消せる等で製作費がかなり削減出来ます。
しかしながら、劇場用の大スクリーンでは画質の問題で、やはり1千万円前後のカメラが必用な様ですが、Vシネマ程度ならこれで充分かも知れません。
少しでも多くの映像クリエーターが育って欲しいと思いますが、逆に低価格のカメラの普及でこうしたこだわりを持った人達の努力が対価として評価されなくなって居るのが問題ではないでしょうか。
余談ですが、当ブロクも130万アクセスを突破し平均1日3000ビューを戴いております、ご愛読の皆様には感謝申し上げます。
墨田区内の墨田オンブズマンの線量計の値:0.165~0.155μGy/h(マイクロシーベルト/時)(午後9時から10時の線量計の変動幅)
本日の都内の放射線量
線量率(dose rate)μGy/h(1グレイは1シーベルトに換算できます )
最大値 (max) | 最小値 (min) | 平均値 (average) |
0.0653 | 0.0546 | 0.0596 |
※東京電力福島第一原子力発電所の事故以前の測定値は、1時間あたり0.028~0.079マイクロシーベルトで推移しています。
映画「シャンハイ」完成披露試写会日記!諜報活動と列強支配の現実を知る切っ掛けに! [新作映画試写会日記]
8月に公開予定の映画「シャンハイ」久々のスパイ映画ですが、スパイ天国日本で今も行なわれている諜報活動の現実を知る切っ掛けにして欲しい。© 2009 TWC Asian Film Fund, LLC. All rights reserved.
上映前にプロダクションノートを見ていてこの映画はかってのシャンハイのセットを作るのがさぞ大変だっただろうと感じさせられました。
やはりその期待に答える様に当事のシャンハイの複雑怪奇な独特の街を再現していました。
更に期待したのが、世界に2輌しか走行可能なものが現存していない1930年代の旧日本軍の95式軽戦車が登場するとあり、僅かのシーンでしたが軽快なエンジン音を聴く事が出来ました。
ハリウッド映画特有の旧日本軍が悪者に描かれるのではと言う予想は的中してしまいましたが、これも映画は娯楽と考えれば仕方ないのかも知れません。
わが国を代表するハリウッドスターとなった渡辺賢、菊池凜子の演技も見所です。
また、当事の世界情勢が植民地を求めて欧米列強が進出しアヘン戦争で清朝が敗れた後に割譲され、中国の主権が及ばない上海租界は熾烈なスパイ活動の恰好の舞台でした。
この映画を切っ掛けに近代の世界史を学ぶ切っ掛けにしていただければと思います。
本日の都内の放射線量
線量率(dose rate)μGy/h(1グレイは1シーベルトに換算できます )
最大値 (max) | 最小値 (min) | 平均値 (average) |
0.0668 | 0.0578 | 0.0616 |
※東京電力福島第一原子力発電所の事故以前の測定値は、1時間あたり0.028~0.079マイクロシーベルトで推移しています。