SSブログ

関東大震災から87年建設が進む東京スカイツリーは大丈夫?忘れてはならない火災旋風! [その他]

080901.jpg[カメラ]1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災で約14万人の死者・行方不明者を出した被害を今も伝える関東大震災の慰霊碑。

今日は防災の日で各地で防災訓練が行なわれますが、今当事と同じマグニチュード7.9と言う大地震が起きたら建設中の東京スカイツリーは大丈夫なのでしょうか。

今日現在の東京スカイツリーの高さは430メートル、法隆寺の五重塔を模した心柱を応用した柔構造になる様ですが、建設中ですのでまだ心柱まで出来ていないでしょう。

裏を返せば建設後約1300年と言われる法隆寺の五重塔の建設技術と大して変って居ないのかと残念な気もいたします。

関東大震災で当事の近代建築物で凌雲閣(浅草十二階)が中央付近からボッキリ折れて倒壊、当事建設中だった丸ビルが倒壊して300名余りが建物の下敷きになって死亡しています。

自然災害は人の予想を遥かに超えた形で被害が出ますし、建設中の建物は完成するまで設計上の強度が得られませんから、今同様の地震があったら大変なのかも知れません。

更に危険なのが火災の発生で、当事火災旋風が発生し陸軍被服省(現在の横網公園)付近では多くの方が火災旋風により焼死しています。

100901-1.jpg[カメラ]関東大震災の火災旋風によってアメの様に曲がった工場の支柱。

東京スカイツリーは耐震性が優れていたとしても、高熱の火災旋風までは想定していないと思われますので、火で炙られると強度が著しく低下する鉄骨作りのスカイツリーは倒壊する可能性が残ります。

100901-2.jpg[カメラ]現在430メートルに達し建設が進むスカイツリー。(8月31日撮影)

災害は人間の過信と傲慢さと怠惰を突いてやって来る事を忘れてはなりません。


nice!(7) 
共通テーマ:ニュース

nice! 7

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。