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区議会本会議で落札率99.89%で入札仕様書が提出されない関連議案に反対致しました! [たった1人の行政改革!信念と行動が行政を変える]

20111030-1.jpg[カメラ]9月30日区議会本会議で契約案件4件について反対弁論を行いました。

墨田オンブズマンは、向島・鐘淵統合新中学校の新築請負工事関連の議案第56号、57号、58号、59号議案につてい、関連部署に当該議決必用な、価格妥当性を知ることの出来る入札仕様書の提出を求めました。

しかしながら、議決当日に至るまで価格の根拠を知る事が出来る文書の提出が無く、内容が把握出来ない状態で無責任な議決は出来ませんので反対致しました。

議会での反対弁論は下記の通りです。

「墨田オンブズマンとしては、第56号、57号、58号、59号議案については反対致します。

反対理由は、当該議案についての内容を入札仕様書等の価格形成の根拠や、判断に必用不可欠な擬態的な資料の提示を、関係部署に求めましたが、残念ながら提出されず、この様な内容が正確に把握出来ない状況で議決する事は無責任であり、好ましく無いと判断致しました。

また、議案によっては落札率が99.89パーセントと極めて予定価格に近く、我が区、我が区民にとってお買い得な落札額とは思えません。

従って、墨田オンブズマンとしては現状のままでの当該議決には、区民に対する説明責任が果たせないと判断致しましたので、当該議案について反対を表明させていただきます。」

20111030-2.jpg[カメラ]しかしながら、採決では墨田オンブズマン以外全て賛成で可決されてしまいましたが、詳細がわかる入札仕様書の開示が無いなままどうして適正な価格と判断出来るのか分かりませんが、これでは議会のチェック機能が果たせるのか疑問を感じざるを得ません。

※私からのコメント

やはりこうした契約は、議会での議決事項ですから議員に価格形成の根拠となる資料提示して、その内容が把握出来た上で議決すべきだと思いますが、議員が必用な資料の提示を求めても出して来ないのでは何の為の議決なのでしょうか。

各議員が必用な資料を提示しない状況では議決出来ないと否決すれば、ちゃんと資料が出て来る問題だと思いますが、反対1に対し賛成31と言う圧倒的大差で議決される現実を変えるにはやはり区民の目だと思います。

この議案は、委員会付託となっておりましたので、付託を受けた企画総務委員会を傍聴していましたが、議案のツボとなる契約の細部の内容には触れられず、議案の本質から逸れた別な話で終始してしまい肝心の仕様については概略図と場所と落札価格程度しか知る事は出来ませんでした。

工事関連は、工事に関る図面や材料、工程等が設計や仕様書から読み取れる人でなければ分からないのが現実ですが、少し努力すれば大筋の内容は把握出来る筈です。

これまでの議員がこうした問題に取り組んで来なかったから、具体的な資料を提示しないとか、知らせなくても議決されるだろうと言う、悪い慣習が生まれてしまったのではないでしょうか。

これでは議会が行政のチェック機能を果たせるのだろうか、と言う疑問が込み上げて参ります。

主導権を行政側が握りっ放しでは議員が舐められますし、区民本位の行政が出来ないと思いますので、この問題についても全力で改革して参ります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.0143~0.135マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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