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日本の国債下落の前兆か!中央三井信託、中央アセット信託、住友信託の三行が4月合併! [世界経済と日本]

20120110-1.jpg[カメラ]10日中央三井信託銀行から銀行合併の通知があり、中央三井信託、中央アセット信託、住友信託の三行が4月に合併し、三井住友信託銀行になるそうです。

バブル崩壊後、銀行の再編が進みがらっと銀行自体が変わってしまい、かつて為替ディーラー時代の友人や取引先の人が何処へ行ってしまったのか、時々連絡を取り合う人以外はわからなくなってしまいました。

信託銀行と言えば、高利回りのヒット商品の貸付信託を背景に莫大な資金を集めていましたが、世界的な低金利時代に入った事とデリバティブ等の新しい金融商品の台頭で苦戦を強いられているのでしょうか。

2010年の4月に、http://ose.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17このブログでも取り上げたのですが、銀行がハイリスクの通貨ファンド販売していましたが、ここのところの円高を考えるとやはりこうして商品を購入した人は評価損を出しているのではないでしょうか。

この2010年4月の時点では、ギリシャで危機が起こると言う事は予想が困難でしたが、どこかで危機が起こる事はこの時点で私も予想して居た事が当時のブログから伺われます。

しかしながら、振り返ればギリシャでの2月頃からデモの拡大等でその兆候が出ていましたし、同年7月25日には格付会社ムーデーズがギリシャ国債の格付けを3段階も下げています。

そして、2010年10月にギリシャ危機が発生し、急激な円高とユーロの下落が始まりました。

ギリシャ危機の発端は、政権が変わり隠されていた債務が露呈した事や、肥大化した官僚組織が無駄遣いを繰り返し、国民の4人に1人が公務員と言われる国が、何れ破たんする事を暗示しています。

我が国も、歳入に対する赤字国債の割合が50パーセントを超え国の借金が1,000兆円に近付いておりますので、何時国債が暴落しても不思議ではありません。

国債が暴落してしまうと、国債を大量に保有している銀行は資産価値が下落しますので、BIS(国際決済銀行)規制を満たす為に、内部留保を増やさざるを得ませんから貸出が出来なくなり、景気が更に低迷する原因になります。

また、BIS規制を満たす為に銀行の合併等で規模を拡大してしのごうと言う動きが多くなります。

今後、銀行の合併等が増える様でしたら、国債の下落の前兆かも知れませんので注意すべきではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.141~0.161マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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