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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第7話外回りと日常点検  [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121216-1.jpg[カメラ]前回に引き続き記録簿に掲載すべき点検項目の解説を行います。

今日の、外回り点検と日常点検で記録簿に記載すべき検査項目は全て終了です。

外回り点検のフレーム、ボディーでは、緩みと損傷を点検する訳ですが、緩みとは車体に取り付けられたナット類の緩みを点検します。

20121216-2.jpg[カメラ]写真の矢印の様なナット類に緩みが無いかを点検します、ディラー等ではボルトの締め付けを確認した印として黄色いペイントで印を付ける所もある様です。

こうした部分は泥や埃が付いて居て見え難いので金属製のブラシで泥や埃を落として確認しましょう。

昔は、デイーラー等で車検をした事が分かる様にシャーシ・ブラックと言う塗装をする事が多かったのですが、これはお勧め出来ません。

シャーシを真っ黒に塗られてしまうと、必用の無い所まで塗られてしまったり、車検毎に塗られてしまうと私の車は25年も乗って居るので13回も塗られる事になります。

こんなに塗られてしまうと塗装が厚くなり過ぎて、車両重量が増して燃費が悪くなりますし、ネジ山が塗装で固められてしまい整備性が悪くなります。

また、ろくに検査しなかった事を隠す為に塗るケースも無いとは言えず、塗装費用も請求されるので、シャーシ・ブラック禁止と業者さんに言うべきだと思います。

ボディーの損傷は、事故歴の無い車なら殆ど問題無いと考えられますが、最近の車は燃費を良くする為に極限まで高張力鋼板を薄くしているので経年劣化や腐食等に注意して点検する事をお勧めします。

日常点検は、通常日常車を動かす前に点検すべき内容ですが、面倒なのかやらない人が多い様です。

しかし、車を安全に長く乗る為には最低限必要な事項ですから、習慣にする事をお進めします。

ブレーキ液の量、これはマスターシリンダーの上部に付いているブレーキオイルタンクの量です。

これは、規定のオイルレベルの上限と下限を示す印が付けられているので、この範囲に収まって居るか点検します。

このオイル量が減る原因は、オイルの漏れ以外にブレーキパットの摩耗やマスター・シリンダーの劣化を示す事もあるので、日常的に点検すればこうした兆候を知る切っ掛けになります。

バッテリーの液量、これはバッテリーの劣化を示しますし、出先でバッテリーが上がり走れなくなる事を事前に防ぐ事に繋がります。

最近のバッテリーはメンテナンスフリータイプのものが多いのでこの場合は\で省略しても可となりますが、点灯式のインジケーター付のものは点灯色を点検しましょう。

冷却水の量、これはラジエターの予備タンクの上限と下限を示す印の範囲にラジエター水がある事を確認します。

エンジンオイルの量、エンジンの近くにあるレベルゲージを、一度抜き紙やウエス等で一度ふき取り、再び奥まで挿入し引き抜いてオイルレベルがゲージの範囲無いにある事を点検します。

この時に、エンジンオイルの汚れ具合も点検しましょう。

エンジンのかかり具合、これはスムーズにエンジンがかかるかどうかを見る訳ですが、スムーズにかからないものはNGになります。

原因は、複数考えられますが、バッテリーの電圧低下、プラグの損傷、燃料の供給系等問題が考えられます。

低速と加速の状態、低速ではアイドリングにムラが無いか、加速はスムーズがを点検します。

ここに問題がある場合は、アイドル・コントロール・バルブやキャブレター、インジェクションに問題がある場合が多い様です。

ヘッドライト、ウインカーランプ、ブレーキランプ、バックランプ等の点検、これらは必ず車検場で検査されるので必ず点検しましょう。

この他に、ナンバー表示灯と言うのも切れて居る事があるので気をつけましょう。

ウインドウオッシャー液の噴出とワイパーは、これも車検場で必ず検査されるので、作動を確認します。

ワイパーゴムは2年に一度は交換すべきです、つまり車検毎に交換するつもりで車検前に交換しましょう。

これで記録簿に記載すべき点検項目は全て終わりです。

交換部品等があった場合は右の記入欄に記載し整備記録として保管しましょう。

また、記録簿の下の欄にCO、HC濃度の欄がありますが、検査場で計るのでブランクでも大丈夫ですが、どうしても知りたい場合は民間の予備車検場で計る事が出来ます。

タイヤの溝の深さやブレーキパッドの厚さは計って記載します。

点検整備者の欄は、ユーザー車検なら、ご自身でやられたなら氏名と住所を記載します。

点検整備の年月日と整備完了日の日付を記載し、点検整備時の走行距離を記載します。

更に、記録簿の右上の使用者氏名蘭、住所欄、車名蘭、自動車登録番号蘭、原動機の型式蘭、初年度登録蘭、車台番号蘭に必要事項を記入します。

次回第8話では必要な書類について解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.140マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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