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区民を装い進められる北斎美術館と文化振興利権の構図!第1話民意と称する懇談会の嘘 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20121225-1.jpg[カメラ]墨田区民の大部分が無駄なハコモノだと感じて居るすみだ北斎美術館ですが、お役人と最大会派の一部の議員は民意だと言って居ります。

しかし、これに積極的に賛成する区民の方と私はお会いした事がこれまでにございません。

そこで9月に議決された「墨田区文化芸術振興基本条例」と合わせてこれまでにどの様な手続きで行われて来たのか、過去の資料を追跡調査してみました。

ここで登場した来たのが「墨田区文化芸術の振興に関する懇親会報告書」を発見ひました。

20121225-2.jpg[カメラ]この懇親会の設立趣旨をご覧ください、根拠が曖昧な文章が多い事に気付かれるのではないでしょうか。

例えば、2行目の「文化芸術振興の機運が高まっている」とありますが、長引く円高とデフレ不況で区民は生活するだけでも大変ですし、毎日の生活を切り詰めざるを得ない状況でその様な機運が果たして高まって居るのでしょうか。

次に、3行目の「条例や指針の策定について平成23年度から検討」とありますが、平成24年9月には条例が議決されておりますので、検討期間が僅か約1年でどの様な検討が出来るのでしょうか。

墨田区文化芸術振興基本条例は、北斎館を建設する為の条例に過ぎないと私は指摘し、当該議案には反対討論をした上で議決では唯一人反対しました。

この事は、上記の設置趣旨の1行目の「墨田区は「墨田音楽都市構想」に基づく都市づくり」の部分で、これにより錦糸町北口のトリフォニーホールが作られましたが、果たして音楽都市になっておりますでしょうか。

20121225-3.jpg[カメラ]同報告書の15ページには、「伝統文化の顕彰と継承」と題された部分には「すみだ北斎美術館」の事がはっきり目的が書かれて居ます。

ここで見えて来るのが、役人利権で墨田区の天下り先である公益財団法人墨田区文化振興財団の業務をトリフォニーホールだけでは天下りを受け入れるキャパが無く、北斎美術館を作り拡大させようと言う意図が感じられます。

北斎美術館が建設されれば、指定管理者は公益財団法人墨田区文化振興財団が受注する事を予言します。

つまり、お役人の書いたシナリオ通りの展開になって居るのです。

20121225-4.jpg[カメラ]これは、典型的な茶番文書と言わざるを得ませんが、そもそも筋書きが決まって居るのに、形の上では墨田区文化芸術の振興に関する懇親会の会長へお願いした形になって居ます。

そこで、この会長とは誰でしょうか。

20121225-5.jpg[カメラ]公表されている墨田区文化芸術の振興に関する懇親会委員名簿を見ると、会長は東京芸術大学音楽学部の熊倉純子教授です。

しかし、この熊倉教授は愛知県の名古屋出身で墨田区に住んで居るとは思えませんが、他の委員の中にも墨田区在住者でも無い、所謂お客様のお名前が散見されます。

20121225-6.jpg[カメラ]二枚目は墨田区文化芸術の振興に関する庁内検討会委員名簿ですから当然お役人ばかりですが、最も問題なのはこの10名の中で墨田区に在住して居るのはたった1名しかおりません。

墨田区文化芸術の振興に関する懇親会の委員の大部分がお客様と墨田区民でない人達なのですから、区民の声など反映される事はありません。

こんな事は選挙で選ばれた議員がチェックを行い、区民の声を反映させるよう直すべきだと思います。

しかしながら、墨田区議会ではお役人から出される議案全て賛成でこれまで全く反対した事が無い議員が大部分で、これでは区民の声を反映させた政治など出来ません。

こうした実態を拝見しますと、彼らの言う民意とは何なのでしょうか。

区民の声が反映されないおかしな行政の実態を、特集でお知らせしますので第2話以降もご覧ください。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.14~0.135マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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