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古代米に見る日本の農耕と米食文化!再び脚光を浴びる古代米を取り入れた食文化! [絶品グルメ情報!美味しい食文化]

20130506-1.jpg[カメラ]青島神社でお祓いをしてもらうとこの五色米を貰えます、左から黒米、白米、赤米、紫米、緑米の五種類がありこれを普通のお米に混ぜて炊きこむ訳ですが、実に美味しいのです。

20130506-2.jpg[カメラ]神話に登場する青島ですが、神話と日本の米文化は密接に関わり今も新嘗祭(にいなめさい)と言う形で、皇居内の水田で天皇陛下が新しく収穫された米を嘗められ(食され)天照大神はじめ八百万の神々に収穫を感謝し、来年もまた豊穣・安寧を下さるよう祈願されるお祭が毎年行われています。

稲作は、日本の「和」「礼」「勤労」「信」という国民性や文化を形作る意義を持つもので、この農耕文化が春夏秋冬の季節を利用して耕作、育苗、田植え、雑草や病害虫からの管理、稲刈り、収穫、そして貯蔵と言うサイクルを繰り返す事で勤勉な国民性が育まれた様です。

稲作が文化の発展に大きく貢献した理由は、米は貯蔵が効く為に収穫の多い年と不作の年もその管理さえしっかりして居れば生活を安定させ富の蓄積を生み出す事に繋がり結果的に文化全体を発展させたと言っても過言ではありません。

最近の状況を見ておりますとスパー等では価格が安い事を理由に外国産米を輸入して販売する等と言う愚かな事をして居る所も見受けられますが、価格では語れない米の価値を知らない愚行であると思います。

日本人ならお米の味にうるさくなるべきだと思いますし、これが結果的に米の産地を守り自然の環境を守り育てる事に繋がる事を自覚して欲しいのです。

古代米の話に戻りますが、黒米は少量を白米に混ぜて炊くとまるで赤飯の様なご飯が炊けるのです、これを古代は赤飯と言ったと言う説もある様ですが、一味違った美味しいごはんになります。

白米は、これはもち米の一種だと思いますが、白米に少量混ぜて一緒に炊くと独特の粘りがあるご飯が炊けます。

赤米は、タンニンが多い為に赤い色をしているそうで、ポリフェノールが多く、丈が長くなる為に倒れやすく収穫もかなり少ないそうでが、これも同様に少量を白米に混ぜ炊きます。

紫米は、アントシアン系の色素によるもので、血管を保護して動脈硬化を予防し、発ガンの抑制に関係する抗酸化作用があるそうです。

緑米は、大変珍しいお米でクロロフィルという緑黄色野菜に含まれている成分が含まれているため、緑色をしています、これも白米と混ぜて食べます。

古代米の種類の多さに驚きますが、これを混ぜる事で食感がかなり変わりますので混ぜて楽しむのが良いと思います。

魚沼産コシヒカリの様なブランド米もありますが、希少な手植えのお米は格段に味が変わりますし、一般には余り知られて居ない地域のお米でも大変美味しいお米があるのです。

先日友人がお米を送って下さいましたが、それが天皇陛下の献上米として知られる多古米で千葉県の成田近くの多古町で作られるお米で大変美味です。

残念ながらこうした美味しいお米は市場に出回らないもので高級寿司店等で殆どが買い取られてしまう様です。


やはり美味しいお米を知る事は大切ですが、中々思う様に買えないのは事実です、ネット等で産地のお米屋さんが売って居るケースもある様ですから手に入れるのはそれなりの努力が要ります。

我が国はコメ離れが進んで居ると言われますが、お米の市場が価格競争に走り過ぎた結果本当に美味しいお米を知らない人達が増えてしまい、これがコメ離れが進んでしまった原因かも知れません。

美味しいお米は、おかずが要らないほど本当に美味しいものです。

各地に出店攻勢が著しい外食産業の競争が激しい様ですが、価格競争の激しい外食チェーンばかりで食べて居ると本当の味覚が失われてしまうのではと危惧致します。

消費者は、見た目やボリーム、価格よりも食材の産地にこだわって欲しい、適正なコストの負担は必用です。

この事が結果的に味覚を守り、産地lを守り、自然や環境を守る事に繋がり、最終的は日本経済を活性化して雇用を守る事へと繋がる大きなライフサイクルが存在する事に気付いて欲しいと思います。

食品は誰もが必ず消費するものだけに農政、外交と言う利権に食い荒らされされる余地が多いだけに国民がこれを守るのだと言う強い意識が無ければ遣りたい放題にされてしまいます。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.130~0.125マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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