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契約案件の謎!毎年同じ業者が落札出来る仕組みをさぐる!入札仕様書の徹底分析4話 [墨田区の灰色政治]

20130714-1.jpg[カメラ]今日は、災害用非常食品の指名競争入札における排他的入札仕様書が作られた背景をさぐってみましょう。

7月12日の当ブログで指摘致しました特許品のモーリアンヒートパックが指定された経緯を調べてみますと、平成17年度から4年計画でサバイバルフーズを発熱剤付アルファー米に替えた記録がございます。

その理由は平成16年(2004年)に発生した新潟県中越地震の教訓から即応性、帰宅困難者の為の携帯性などをふまえた品目を選定する様になった経緯があるのです。

また、従来のカンパンでは高齢者が食べにくいと言う事で柔らかく暖かい食品と言うのもその理由ですが、何もお湯を沸かすのに発熱剤を使う必要があるのでしょうか。

この発熱剤は袋に入った薬剤を別の水が入った袋に投入し98度の高温お湯を沸かす仕組みですから、高齢者には使いにくい事や高温のお湯でやけどの危険性があると言わざるを得ません。

食事1個を個別にお湯を沸かすよりも、カセットコンロでお湯を沸かしやかんやポットでお湯を配る方が管理者が目の届く所で管理出来るのでより危険性は減らせる筈です。

更に、水やお湯を使うと言う点で携帯性については大いに疑問がございます。

区が用意する災害用非常食品は震災当日の1日3分で避難者及び帰宅困難者15万4千人分を用意するとしておりますが、3食分では調査の結果、現在の保管量は11万食程度に過ぎません。

東日本大震災では、帰宅困難者が長い行列を作り歩いて帰宅する光景が見られましたが、墨田区の人口は約25万人に更に帰宅困難者が加わる訳ですから、約11万食ではとても足らない事がわかります。

どうしても各家庭や企業の食糧備蓄に頼らざるを得ないのが現状である事がわかります。

これも行政のポーズ過ぎない事が見えて参りますし、余りにも細かく規定された入札仕様書を拝見しますと、被災者の事よりも特定の業者の為に作られたものではないかと思うのは私だけでしょうか。

災害時の食料計画では、災害当日は区が食料を供給し、2日目は東京都が供給、3日目は道路が復旧するので外からの食糧を供給すると言うものです。

現実には、機動力のある自衛隊が災害復旧や炊き出し等をして下さる事を想定しているものと思われます。

結論から言えば区備蓄している非常食は区民の半分にも行きわたらない事が数時からわかりますので、各自が最低限の食料や水を備蓄する必用があると思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.151~0.142マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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