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放置自転車問題について考える!データーから見るその原因は何か? [各種問題]

20140502-1.jpg[カメラ]放置自転車問題について考える前に自転車の利用目的について墨田区が平成25年6月に公表した調査によると平日の約78パーセントが私事で、休日になると94パーセントになる事がわかります。

20140502-2.jpg[カメラ]自転車を放置する時間については30分以内が4割、2時間以内が全体の約8割を占めて居る事から、短時間の用なので駐輪場に入れるまでも無いと思いつい放置してしまう事が多い事が伺われます。

自転車を放置する理由で一番多いのが目的地に近いからが約9割を占めますので、放置する人は目的地周辺で短時間何かの目的で放置している事がわかります。

そこでどの様な目的なのかを放置自転車の多い場所を調べて見ると大よその目的が見えて来ます。

放置自転車の多い場所は、駅周辺の店舗や金融機関・飲食店コンビニ前の放置が多いので買い物や銀行ATMの利用と飲食のパターンが考えられます。

問題は駅周辺には空き地が無く公設の駐輪場を作りにくい事が挙げられ、特に地下鉄の駅周辺では更に深刻です。

止むを得ず駅から離れた場所に駐輪場を作るとどうなるでしょうか。

徒歩3分以内なら大いに利用されると思いますが、徒歩5分(800メートル)以上離れてしまうと格段に利用率は悪くなり放置自転車対策になりそうもありません。

その一方では放置自転車として撤去された自転車の保管場所では引取り手が現れず廃棄される自転車が多い事も事実でその原因は、自転車の価格が安い為かも知れません。

外国製の自転車の中には1万円程度で買えるものもあり、数ヶ月利用したら捨ててしまう人も居る事が考えられますし、保管場所へ引取りに行くと数千円取られる位なら廃棄費用も含めれば引取らず放棄すると考える人も居ても不思議ではありません。

こう考えますと自転車を利用する人のモラルや安売り競争で儲ける事だけを考えて売りっ放しと言う販売業者のモラルも考える必要がありそうです。

自転車の使い捨てをさせない為には、自転車の購入時にデポジットを徴収し自転車を廃棄する際に廃棄料を差し引いた上で徴収したデポジットの残額を変換する仕組みを作ればかなり減るのではないでしょうか。

デポジットは自転車購入時に1万円~3万円程度を徴収すれば放置自転車の撤去費用や保管場所のコスト、自転車の廃棄料を捻出出来ます。

これまでの方法では身勝手な人が外国製の安い自転車を乗り回し飽きたら放置して所有を放棄してしまい、その後の支払いは我々の税金では、モラルを守る人達が馬鹿を見てしまいます。

無責任な自転車利用者に対してはこれまで罰則の適応も中々出来ないのは、やはり行政の怠慢で数が多い等の理由で全く管理して来なかったと言わざるを得ません。

地価の高い都心こそ自転車利用者にその責任と使用価値負担を求めたりデポジットを徴収し引取り手の無い自転車のコストをそこから差し引いたり、余剰資金の運用益で自転車による事故の為に保険を掛ける等の対策が必要ではないでしょうか。


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