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トランスアジア航空事故に見る事故報道の謎!機長がエンジンを停止した報道の謎! [その他]

20150210-1.jpg[カメラ]4日午前10時55分ごろ台湾でトランスアジア航空事故が発生し墜落しながら高架道路を横切るATR72(The Japan Times)。

双発機の場合は進行方向に向かって左側が第一エンジン、右側が第二エンジンです、上の写真では下側が第一エンジンです。

当初テレビの報道ではエンジンが一基停止した為に墜落したと言う報道がされました。

テレビの流された動画では明らかにエンジンが二基とも停止して居るのに何故この様な報道がされたのか大いに疑問を感じました。

そもそもエンジンが2基ある双発機の場合は万一エンジンが1基停止して片発になっても飛行できる設計になっていますので墜落はしない筈ですですのでこの程度の知識があれば一基停止した為に墜落したと言う報道はあり得ません。

現地のメディアは機長が住宅街に落ちるのを避け基隆河に墜落され最悪の事態を回避した英雄という報道も実に怪しいと感じました。

3日も経つと今度は台湾のメディアは故障に加え、正常なエンジンを誤って停止させた操作ミスの可能性があると報じたのです。

この報道もありえない報道で仮に正常なエンジンを誤って停止させたとしても正常なら直ぐに起動出来る筈です。

しかも、 エンジンの異常が分かったなら万一に備えて安全な高度に達してから異常のあるエンジンを停止させる筈です。

取材した現地メディアがこうした問題に無知なのか、意図的に流された情報を知らずに報じてしまって居るのか分かりませんがこの事故は本当の真相が隠されて居ると思われます。

ボイスレコーダーの記録では離陸直後、最初に第2エンジンに関する警告音が鳴り、スロットルレバーを引くも第1エンジンの出力が下がり第2エンジンが停止し、1回目の失速警告音が鳴り、直ぐに2回目の失速警告音が鳴ります。

続いて第1エンジンの燃料供給停止プロペラが停止しフェザリング(空気抵抗を受けにくい向きにプロペラの角度が変化)し完全に停止し、3回目の失速警告音が鳴りパイロットが第1エンジンをオフします。

4回目の失速警告音が鳴りパイロットが台北の松山空港管制に対して"Mayday!Mayday!engine flame out!"と緊急事態を宣言し約60秒後に基隆河に墜落してしまいます。

こうした状況から2基あるエンジン双方に燃料が供給されない状況に陥った様で燃料供給系統に故障や欠陥があった可能性が高くパイロットは操縦ミス処か殆ど操縦不能だった事が想像されます。

2014年7月23日午後7時に発生したトランスアジア航空222便着陸失敗事故では着陸態勢から再び上昇操作に移る際にパワーが出ず失速してしまった事が事故の原因とされています。

ある状況下ではスロットルレバーを引いてもエンジンに燃料が供給されず失速し墜落すると言う欠陥が隠されて居る様に感じるのは私だけでしょうか。


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