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物品契約に於ける区内業者の等級格付けの推移に見る特定の業者が優遇の仕組み! [墨田区の灰色政治]

20150415-1.jpg[カメラ]平成27年度予算委員会で資料要求した物品契約における区内業者の等級格付の推移(過去5年)資料6ですが等級格付けの推移から特定の業者だけが優遇される仕組みが見えて来ます。

上の表から見えて来るのが墨田区の物品契約の寡占化が進み規参入が困難で価格競争や品質、サービス等の競争が起き難くなって居る事が伺えます。

これにより供給者は安定的な利益を確保できる一方、区民の利益はなおざりにされているのではないでしょうか。

先ず物品(消耗品・備品)の部分をご覧ください。

これは主に文房具事務用品、事務機器、学校教材什器、荒物雑貨、家電等の物品契約ですが、等級格付けAでは平成22年度には35件、平成23年度には30件、平成24年度には25件、平成25年度には24件、平成26年度には27件へと寡占化が進んで居る事が分かります。

物品はこの中でも非常に裾野が広い筈ですが、年々減少して居る事は格付けAでは新規参入が事実上不可能である事を示し、格付けBではほぼ70社の供給者だけが安定的な利益を確保できる仕組み「利権」が作られて居る事を示して居ます。

これにより供給者は安定的な利益を確保し儲けを拡大している筈ですから業者の実態を調査して居ます。

20150415-3.jpg[カメラ]墨田区の教育委員会事務局に過去6年間の入札履歴を調べて見ますと学校教材什器や文房具事務用品を納入をほぼ独占的に受注して居る企業は新たに8階建の社屋等を建設中で推定で土地と建物だけで8億円になります。

次に、印刷製本をご覧ください。

これは墨田区の区報の印刷等や複写業務等の実態が分かり、等級格付けAでは平成22年度には6件、平成23年度には5件、平成24年度には4件、平成25年度には5件、平成26年度には3件へと末期的に寡占化が進んでいます。

過去5年間だけで6件業者が半分の3件に減少し区報の印刷等はほぼ独占されている事がこの資料から分かります。

これにより供給者は安定的な利益を確保している筈ですから業者の実態を調査してみました。

20150415-2.jpg[カメラ]写真は墨田区の区報の印刷等が発注されている企業が最近建設したビルですが、その設計者はすみだ北斎美術館の設計者と同じで印刷業界が縮小して居ると言われる中で大変羽振りが良い事が分かります。

区報等の広報広聴費は毎年約15億円支出して居ますから等級格付けAの業者は6社から3社に減って居るので利益も倍増して居る事は言うまでもありません。

区民の皆様から墨田区の公共事業はとても入れないし、入札に参加する為の実績すら作れないと言う声が大変多く寄せられて居ますが、それを裏付ける結果となって居ます。

やはりこうした問題を解決しないと公正な公契約が損なわれるだけで無く、区内産業の健全な育成と強化は出来ませんので改善する必要があると思いますのでこれに関する情報をお寄せ下さい。

やはり私達の税金が公平公正に使われる様に役人利権を解体する為に、今後更に調査し捜査機関への情報提供を積極的に行って参ります。


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