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倒産件数から分かるアベノミクス効果の嘘!実際は産業活性化施策がされていない! [産業の活性化には何が必要か]

20160108-1.jpg[カメラ]7日墨田区商店街振興組合連合会の主催する新年会に出席させていただきました。

昨年は総額3億6,000万円(プレミアム率20%=6,000万円分)のすみだプレミアム商品券が作られ、一時的とは言え商店街の活性化に役立った事を冒頭の新年の挨拶で山田会長が述べられました。

実際に聞き込み調査してみますと、当初売れ残りが警戒され1冊あたり12,000円(500円券×24枚綴り)10,000円で12,000円分の商品券を購入することがで、お一人様10冊までとなって居た為に数時間で売り切れたそうです。

実際には2度並び更に10冊購入される方もいらしたそうで販売総冊数30,000冊ですので、実際に買った人の数1万人程度で、10冊購入すれば10万円になるので結果的には2万円のプレミアム受けられたのはお金持ちです。

確かに総額3億6,000万円が商店街に流れた訳ですが、それにより消費を喚起され動員出来た人々は1万人を切る程度で消費の裾野を広げるまでには至って居ません。

そもそも消費税増税後の景気の低迷を何とかしなければならないと言う事で、有権者の不満のガス抜きに行われたばら撒きですから、根本的な対策には程遠いものがございます。

20160108-2.jpg[カメラ]このグラフは全国の負債総額1000万円以上の倒産件数を示すグラフですが、全国でプレミアム商品券が販売され使われる様になったのが7月中旬以降ですが、9月になると負債総額が年度の頂点に達し8月以降倒産件数は増えて居ます。

20160108-3.jpg[カメラ]これは昨年度の全国の小規模企業の倒産件数が棒グラフ部分で示され、点と線で示された部分は前年同月を示し比較出来る様になって居ますが、小規模企業の倒産件数が明らかに増えて居る事が分かります。

つまり、上記二つのグラフから読取れる事は、政府や自民党の言うアベノミクス効果は実態経済では何の恩恵を受けて居ない事が分かるのではないでしょうか。

株価が上がったと反論される方がいらっしゃるかも知れませんが、株価の上昇は国民年金基金が大量の株を購入した為に値上がったに過ぎません。

20160108-4.jpg[カメラ]負債額1千万円以上の業種別倒産件数は、卸売業を除くすべての区分で前年同月を下回って居る事が分かりますが、今一番厳しい状況に置かれて居るのが卸売業で次に小売業、製造業となって居ます。

墨田区の産業観光施策は無為無策が続き、折角のスカイツリー効果も事前の仕掛け作りが産業観光プラザまち処しかなく、その恩恵を区内に誘導出来て居ません。

やはり結果を出せる優秀な人材が登用されない限り改善は見込めませんし、ゴマすりの上手な腰巾着的な輩が主要なポストに登用され、結果を出せない処か何もしない者、出来ない者が優遇される組織では墨田区の活性化は悪化するばかりです。


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