SSブログ
政党政治の崩壊が始まった ブログトップ
- | 次の10件

三年前の衆議院選挙は何だったのか?世界最高水準の政党交付金温存で消費税増税かよ! [政党政治の崩壊が始まった]

20120621-1.jpg[カメラ]平成21年8月30日に行われた衆議院選挙は官僚のやりたい放題を阻止出来ず崖っぷちに立たされた自民党政権は惨敗し、「国民の生活が第一」「政権交代」を掲げた民主党政権に変わりました。

20120621-2.jpg[カメラ]しかし、政権公約を掲げた政党は選挙から3年近く経った今、「国民の生活が第一」と掲げながら消費税の増税を決めようとする一方で、天下りの根絶等の歳出削減の話すら出て来ません。

公約の1番目に掲げられた「医療制度改革」で安心の医療を実現しますとしていますが、国民健康保険料が増額され、相変わらず病院は混雑し、入院すれば多額の治療費の支払いを退院時に求められます。

現実の問題として安心の医療を受けられるのは、医療費の支払いを免除されている生活保護受給者だけではないでしょうか。

2番目の「年金記録問題への対応と年金制度改革」はどうでしょうか、「年金通帳で消えない年金」と書かれていますが、年金通帳自体が何も論議されず小沢氏の土地購入問題や党利党略に国会の審議時間と多額の税金が浪費されるばかりです。

3の「子供手当」も公約通りの満額支給される事はありませんでしたし、現在は事実上廃止され「児童手当に」逆戻りし、逆に扶養控除(38万円)が廃止され結果的に増税となり負担が増えました。

4の中小企業政策とは一体なんだったのでしょうか、経営環境の厳しい中小企業は今も苦しいままで悪化の傾向がありますし、消費税が増税されれば更に深刻にます。

5の雇用政策はどうでしょうか、若者の就職は相変わらず厳しいままで、そもそも雇用政策の前に景気政策をするのが先ではないでしょうか。

ここで書かれている求職者支援制度も、無料の職業訓練とか給付金名目のばら撒きでハローワークの強化は厚生労働省の天下りの利権を強化するだけではないでしょうか。

冷静に考えれば、給付金を貰いながら職業訓練を受けても、結果的に景気が悪ければ雇用自体が増えませんし、条件の悪い低賃金労働者を増やすだけです。

ここにも官僚の書いたシナリオ通りで、雇用促進の大義名分で予算を作らせ職業訓練名目でハコモノの建設、給付窓口の拡大やハローワーク強化でOBを再雇用の拡大を図る意図が見られます。

こんなばら撒き構造ですから赤字国債も戦後史上最大に膨らみ1000兆円を突破してしまいました。

普通民間企業なら赤字を減らす為には、経費の削減や合理化をしますが、お役人は真っ先に増税を考え、合理化どころか組織や予算の拡大を進めるのですから悪くなる一方ではないでしょうか。

本来なら政治家が官僚を監視し監督するのが役目ですが、大政党に所属すると「総論賛成各論反対」と言う立場を取り、官僚の言う事には全て賛成し、議決に繋がらない各論では反対し国民に対してはポーズだけをします。

国際的に見ても国民負担最高水準の政党交付金は温存されるどころか導入時は302億円だったものが、現在は320億円に18億円も増えて居ます。

更に、議員数が導入時の763人から現在は642人に減って居ますから減るのかと思えば、総額が増えて居ますので当然1人当たりの交付額は、3958万円から4432万円に500万円近く増えて居ます。

消費税を増税するなら自ら身を切る覚悟で政党交付金を廃止すべきですし、政党交付金の使われ方も街にべたべた貼られる見たくも無い人達の事前ポスターや選挙資金に使われるのが関の山です。

これこそ無駄ですし、多額の公金で支援を受けられる政党所属の議員と私の様な独立した会派で自分のお金で選挙を戦う人達と経済的な格差が生まれ、これで公平な選挙と言えるのでしょうか。

橋本市長が指摘されて居る様に、法律で禁止されている筈の公務員が組織ぐるみで特定の候補者を応援したりと言う事はあってはならいません。

公務員が公僕を忘れ自分達の利権を守る事に終始すれば国民から嫌われるのは当然ですし、最終的にはギリシャの様になってしまいます。

現在の様に閉塞した状況下を抜け出す為には、強力なリーダーシップや孤独に耐えて物事を推進出来る人材が必用で、政党と言う看板で守られた烏合の衆の集団では改革は出来ないと思います。

弱い人間程集団を作り群れたがりますが、それは集団内い居ないと不安な小心者が多く、群れる事で強くなったと錯覚して居るに過ぎません。

これからの時代は、群れたがる小心者では改革は無理で、時代を変えるには孤独に耐えられる真の勇者が必用ではないでしょうか。

時代を変えた開拓者は常に孤独に耐えながら時代を変えて来ました。

こうした小国が大国を吸収してしまったり、少しの兵力で大軍を打ち破った歴史が残るのも、必ずしも数では無く真の勇者が世の中を変えて来た事を歴史は語っています。

盛者必衰の理をあらはす、驕れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし(平家物語)

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.144~0.133マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


nice!(30) 
共通テーマ:ニュース
- | 次の10件 政党政治の崩壊が始まった ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。