10年で46億円が消える北斎館!第26話 予算消化の為の北斎資料の実態を明かす。 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
誓教寺にある葛飾北斎翁の胸像。
墨田区の北斎館問題を調べていて、毎年1億円の北斎資料取得基金はいったい誰の為なのかと言う疑問が出て参りました。
先日もお知らせしましたが、昨年度購入した北斎資料のうち門人の作品とされるものはどう考えても美術館が購入するには意味も価値も無い作品なのです。
平成19年度の墨田区が購入した逸馬の肉筆画、しかし、逸馬は北斎から見れば孫弟子に当たり、墨田区が所蔵する理由も価値も無いはずです。
北斎の弟子で有名なのは北馬(ほくば)がおり、この北馬の弟子が逸馬だそうで、北斎から見れば孫弟子にあたる逸馬の肉筆画を購入する意味があるのでろうか?
このように孫弟子の作品まで購入していたらキリがありませんし、当然展示スペースも無いはずです。
冷静に考えると無駄な買い物以外の何ものでもありません、こうした状態は何故許されるかは、資料の購入の決定権者が山崎昇墨田区長と永田生慈北斎館建設準備推進監に実際には握られている事です。
当然山崎区長は逸馬の肉筆画の事など知りませんから、実際に決めているのは永田生慈である事が読み取れますが、この様な不透明な利権体質を許して区民の税金が無駄に使われていいのでしょうか。