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トヨタはアメリカでの信頼を取り戻せるのか?日本ブランドの崩壊デフレが日本経済を襲う! [世界経済と日本]

100226-1.jpg[カメラ]車社会アメリカでは車が生活必需品である為に日本車の安全性に対する信頼の崩壊は大きなダメージになります。写真はマドンナやハリウッドスター達の保養地として注目されるセドナで撮影。

トヨタ自動車の豊田章男社長が米下院・政府改革委員会の公聴会自ら出席し謝罪を述べた事は大いに評価すべきだと思いますが、これから問題です。

そもそもの原因は欠陥隠しに見られる、危険性よりも利益を追求し過ぎた結果、かえって問題を大きくした感じが否めません。

アクセルが戻らなくなり時速140キロで激突して亡くなられた一家の命は取り戻す事はできません。

お金は、事業が社会的に貢献すればその報酬として取り戻す事は出来ますが、命だけは取り戻す事ができません、自動車メーカーとして命を乗せていると言う自覚が欠如していたのではないでしょうか。

私も、若い頃中古車屋さんでドイツ製の車を買い、高速道路を走っていてフルスロットルにしたらどうなるか試してみたところ、突然アクセルが戻らなくなった事があります。

思いっきりブレーキを踏んでもとても止まりませんし、エンジンを切ってしまえばハンドルがロックされてしまうのでそれも出来ませでした。

このままでは他車を巻き込んでしまう危険があるので、限られた時間の中で最終的に思いついた判断はギアをニュートラルに入れました。

そうするとエンジンが激しい音を立てて回転を始め、黒い煙が出て来ましたが、そのまま安全な場所まで走行し車を止めてからエンジンを切り事なきを得ました。

すぐにボンネットを開けて調べて見ると、原因は車のキャブレーター部のワイヤーリンクがひっかかり戻らなくなっていたのです。

はっきり言って構造的な欠陥があると判断し、メーカーに問い合わせましたが「そんな事例は無い」と言われお惚けを決めこまれました。

しかし、その欠陥は確かでその次の型の車の内部をみるとすっかり改良されていました。

と言う事は、欠陥隠し行なわれていた可能性は否定できません。

私の場合事故にはなりませんでしたが、エンジンが高速で回転し過ぎた為にエンジンのオバーホールが必要で、整備工場でエンジンを分解してみるとピストンリングが外れてしまっていました。

結果的に高い修理代を払う事になりましたが、良い勉強になりました。

飛行機などの操縦では、万一機体にトラブルが発生した場合の対処方法を教えたり、マニュアルに書かれているのもですが、自動車の場合はブレーキが効かない場合の対処方法しか教えないのも良くないと思います。

何と言っても一番怖いのが、最近の車は電子化されており電子部品はその制御回路やプログラムが分かりにくく、デリケートな部品だけに本当の技術力と安全に対する配慮が求められます。

日本の自動車が本当の意味での信頼を取り戻す事が必要なのは、安全に対する技術力と欠陥を隠さず公表し、スピーディーなリコール対応ではないでしょうか。


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