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遅すぎた為替介入サプライズ効果はあったものの世界的な円高の流れを変えられるのか? [世界経済と日本]

100915-1.jpg[カメラ]6年半ぶりに為替介入を実施した日銀、写真は旧日銀ビル。

民主党の代表選挙が終わると、菅総理続投が発表されると外為市場では急激な円高が始まり、1ドル82円台全般まで急伸しました。

さすがにこれを放置しては景気に大きな影響が出る事と、続投が決まった菅総理の支持率も低迷する危険を感じたのか日銀が市場介入に踏み切りました。

市場の投機筋は、6年半も市場介入が無かったので安心して円買ドル売りを行なっていた投機筋が多かったのではないだろうか。

実際にはこれだけ大きく動けば、大損している投機筋がけっこう居る筈です。

投機筋は日銀の介入の情報が流れると、ロスカットと同時に円売りドル買いの逆の動きをして損を取り戻す動きをした様で急激に1ドル85円台まで円安が進んでいます。

しかしながら、日本政府は円を売ってドルを買ったお金で米国債を買わないで欲しいと願うばかりです。

突飛な案ですが、この外貨でインド等の新興国の国債を買って新興国でバブルを起こせば、新興国の物価が上がり人件費もアップするので相対的に日本等の先進国の輸出競争力がUPするのではないだろうか。

実際には、即効性を求める人が多いのでこんな事は出来ないと思われがちですが、成長しているものに投資すれば、成長と共に投下した資本も増えるのは当然です。

次に資本を引上げるタイミングも重要で行き過ぎた経済成長やバブルが加熱して皆が浮かれている時に一旦資本を回収して、その後に起こるデフレ対策に使えば有効な経済政策ができるのではないでしょうか。


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