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減り続ける農業人口5年75万人減少!誤った農業政策に振舞わされる農家を救え! [格差社会]

100919-1.jpg[カメラ]今年は豊作に恵まれ美味しいお米が出来ていますが、こうした美味しいお米がいつまで食べられるのか不安な数字が出ています。

農林水産庁が発表した2010年の農業速報値によると、日本の農業就労人口は2005年の前回の調査と比べて75万人減少して260万人になり、減少率22.4%と過去最大を記録しました。

75万人と言うと一つの都市の人口に匹敵する多さですので、このまま減少が続けば将来国産のお米を作る人が居なくなってしまう可能性があります。

その昔「農は国家なり」と呼ばれ農業が盛んな時代もありましたが、輸入食材の流入や誤った農業政策の為に日本の農業は衰退を始め、今では高齢化が追い討をかけています。

米をまつわる歴史を回想しますと、こんな事がありました。

間違った農業政策と言えば減反で政府が買い上げるお米が余り過ぎた事や財政難から減反政策や青田刈りが行なわれました。

その結果耕作されない水田や農地が多くなり、一度耕作されなくなると水田は雑草の生えた荒地になりその後再び耕作される事がありませんでした。

2003年になると異常気象の影響で凶作になり米が足りないとタイからタイ米と呼ばれる米を政府は緊急輸入しましたが、味が悪いと不評でした。

2008年頃になると農水省が事故米と呼ばれるカビが生えた米を飼料用として販売、それを買った業者が食品加工会社に食用米として転売して大儲けを企んで食の安全と言う大問題を起こしました。

2009年になると衆議院選挙が行なわれ、現政権は政権交代と言う巧みな戦術で政権を取って大勝しますが、公約にしていた農家への所得保障制度が様々な問題を起こしています。

これも現場を知らない人が、票を欲しい為に行なったばら撒きに過ぎません。

これにより耕作していない農家が所得保障制度を利用しょうと、実祭に耕作している農家の借地を取上げてしまうと言う問題が起きました。

とかく政治家は票さえと言う無責任さから長期的な展望や将来の農業はどうあるべきかと言う目標も示して来ませんでした。

一番大切な事は、現在農地を耕作している人をどう守り、どう育てて行くか、将来にわたってどう農地とその環境を守り、国全体の位置付けとして食料自給率を何パーセントまで確保すると言う目標を掲げ、どうすれば実現できるかを成す事が政治と行政の責任ではないでしょうか。


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