特捜主任検事前田恒彦容疑者逮捕に見る検察官の強権濫用の恐怖!司法の信頼が崩壊した! [日本の法律が危ない!]
証拠品改竄で逮捕された特捜主任検事前田恒彦容疑者は2006年から2008年にかけて写真の東京地検特捜部でも勤務していた。
今日本の司法制度は本当に正しいのだろうか、と言う疑問を感じたのが墨田区の議員候補者らによる選挙カーの燃料代詐欺を刑事告発したからです。
こうした事件を刑事告発するだけでも証拠を集めたり、裏付を取る捜査をして事実関係を明確にしなければ告発自体が中々受理して貰えませんし、その後も警察の捜査や調書の作成と大変手間と時間がかかります。
こうしてやっと被疑者を書類送検しても、検察に行った段階で事件が多いからと中々処理されず、2年以上かかった上に高橋孝一検察官は不起訴にしてしまいました。
処分結果のみが文書で送られ理由が書かれて居ないので、理由書を送るよう求めましたが書面では遅れないの一点張りで面会での理由の説明になり、こちらが検察に出向いて理由を聞かなければなりませんでした。
不起訴に至った証拠も示されず、犯罪の事実が有りと認められるので不起訴でも起訴猶予だとの説明で結果的に無罪放免なのです。
被疑者の中にはレンタカー代でも詐欺している人物が居る事を指摘しますと苦い顔をしていました。
また、墨田区長が被疑者の処罰を求めていない事も理由にしていましたが、犯罪行為を知っていながら告訴もしていない墨田区長は、刑事訴訟法の公務員の告発義務に違反しているのではないかと指摘しました。
また、墨田区長自身も選挙カーのレンタカー代を不正に請求し私の監査請求で返還している事を検事に話しました。
検事も回答に困った表情をしていましたが、結局処分を取消しませんでしたので、私はその足で検察審査会に審査請求書を提出しました。
検察審査会は、東京第2検察審査会の判断では、被疑者が燃料代の全額返還をしている事について、「公費負担制度を悪用して公職の候補者になろうとすること自体、同区民の期待を裏切る行為である」と一喝して検察の処分を不起訴不当と判断しています。
それにはちゃんと以下の理由が書かれています。
(1)被疑者らが交付を受けた正規使用分を含めた燃料代の全額を返納したことにについて
審査会は「全額返納されたことをもって、本件犯罪は許されるべき一要因であるとする考えには賛同できない」とし、議員と言う立場ならなおさら返納したからそれで済むものでは無いと指摘しています。
(2)区長が処罰を望んでいないことについて
墨田区長は、処罰を望まず被害届も出していない事を指摘し「果たしてそれが同区民を代表しての総意であるのか疑わしく」と区長の対応は適正性を欠いていると指摘しています。
更に「区税が適正に使われているかを監視すべき立場である区議会議員による公金の不正使用であり、区長として厳しく対応すべきものである」と山崎昇墨田区長を一喝しています。
(3)被疑者らが反省している事について
被疑者らが反省していると供述しているが、「ガソリン代でけではなくバッテリー代を含めて請求している者及び提出書類を書き換えた者がいたことなどを鑑みると・・・言い訳がましいとしか感じられず、反省状況に関する上記供述等はいずれも信用しがたい」と反省していない事を指摘しています。
検察官の怠惰が公正な司法判断を狂わせているとしたら日本の司法制度は崩壊していると考えるべきで、国会は検察の改革を急ぐべきではないでしょうか。