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大津波で壊滅的な打撃を受けた気仙沼の牡蠣養殖の復活への希望とつながり!第4話 [忘れてはならない東日本大震災]

20110922-1.jpg[カメラ]気仙沼の牡蠣養殖は、3月11日の東関東大震災直後の大津波でイカダが流されほぼ全滅の状態になってしまいました。写真のイカダは広島のカキ養殖組合からの復興支援で作られたイカダで、特徴は太い竹で組まれています。

東北では太い竹がなく、広島の様な竹でイカダを作る事は出来ませんから、杉の木の間伐材で作られています。

20110922-2.jpg[カメラ]写真はホタテ貝の殻に付着した牡蠣の稚貝でフランスから復興を願って贈られたものだそうでこれには、フランスとの深いつながりがあります。

2008年に、フランス人の食事には欠かせない牡蠣が毒性を持つOsHV-1と言うウイルスに感染したバクテリアの影響でフランスの牡蠣の稚貝が大量に病死してしまい、フランスの牡蠣が全滅する可能性もある危機に遭遇しました。

困り果てたフランスの牡蠣養殖組合は、この時に日本の牡蠣養殖組合に助けを求め、正にこの気仙沼の牡蠣養殖の生産者から稚貝を分けて貰い、フランスの牡蠣が全滅してしまうのを防ぐ事が出来ました。

こうした過去の恩返しと言う事で、震災後復興の為にフランスの牡蠣養殖組合から稚貝が送られ、更に、牡蠣の研究等でフランスの有名ブランドのルイ・ビトン社等がこうした研究に資金を出してくださっております。

写真の稚貝から食用用の牡蠣として出荷出来るまでには、この付近は水温が低い為に約3年と言う長い期間が必用です。

水温高い広島の牡蠣は2年程で収穫されますが、気仙沼の牡蠣は3年かかり、競争的には不利なのですが、独特の風味の良い美味しい牡蠣となりますので、特に生牡蠣として食べられる牡蠣としては無くてはならない地位を得ています。

20110922-3.jpg[カメラ]奇跡的の津波の被害から生還した幸運な牡蠣で、稚貝から約1年でこの大きさになるそうです。これも出荷までにあと2年は必用だそうです。

つまり、気仙沼の牡蠣の生産者の畠山さんは、3年経たないと牡蠣を売れませんから3年間は収入が無いのです。

そこで登場したのが牡蠣のオーナー制度(http://www.sanriku-oysters.com/owner.html)がありますので、生牡蠣好きの皆さんのオーナーとしてのご参加をお願いしています。

義捐金が中々被災者に渡らないと言う半官半民の団体に義捐金にするなら、こうした相手が見える復興支援こ出す人と受ける人を繋ぎ真の絆が生まれるのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.153~0.131マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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