GTSってなに?芸大・台東・墨田観光アートプロジェクトとは何かを東京芸術大学でさぐる [その他]
昨夜行われた芸大・台東・墨田観光アートプロジェクトの開催レセプションへ行ってみました。写真は東京芸術大学の宮田亮平学長が開会の挨拶をされている場面で前のテーブルには墨田区と台東区の人気のある和菓子が芸大のデザイン科の人達の手で作られた食器に置かれています。
昨年から吾妻橋から押し上げにかけてこの時期になると見慣れないものが登場しまるで大学の文化祭にたいなイベントが行われている事にお気づきでしょうか。
はっきり言って住民には事前の説明も宣伝も不十分な様で、意味がわからない方が多いのでないでしょうか。
昨年のGTSプロジェクトで登場したモニュメントも意味不明で、この隙間から東京スカイツリーが見える様に作られています。
芸大・台東・墨田観光アートプロジェクトはGTSと表記されるのは、Gが東京芸術大学、Tが台東区、Sが墨田区の略で、芸大から東京スカイツリーまでの観光ルートにアート作品を置きこの区間を観光客に歩いてもらおうと言う企画だそうです。
宮田学長に恐れ多くも進言させていただきましたが、これまでの作品を見る限り、芸術作品としての驚きや、斬新なデザインで人を引付るものが感じられないので「これはなんだ」と人を驚かせ引付けるものを作って欲しいと率直な意見を言わせていただきました。
また、大きな作品では無く、町を歩きながら探す楽しみが出来る様な小さな作品をあっちこっちに置くべきではないかと思います。
例えば、アメリカのハリウッドに行くと、歩道に星のマークがあり、映画スター、舞台スター、テレビスターとジャンル毎にわかるマークが星の中央にあり、星の中にはスターの名前が書かれています。
つい、街を歩きながら往年の大スターの名前を探しながら歩く様になり易く、観光客をくまなく歩かせる仕掛けになっています。
やはり、墨田区には質の高いアート作品を置かざるを得ない様に厳しい目でアートやデザイン作品を見るべきで、デザインとは美術を実用に応用するものですので、先ず実用に供されなければならない筈です。
GTSは、観光アートプロジェクトですから、その目的である観光客を西から東に誘導すると言う目的(実用)が的確にデザインされたものに反映されるべきで、引付ける、歩かせる、楽しませるが不可欠です。
優れたデザインなら、気づかぬ内に何となく心地がよく、つい長い距離でもあるいてしまう工夫と緻密な計算による仕掛け作りや、人間工学等が複雑に組み合わされた形になるものではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.137マイクロシーベルト(午後10時~午後11時)