緑2丁目こども広場に隣接する個人宅から比較的に高い放射線が検出された問題について [お知らせ]
墨田区は、文部科学省・日本原子力開発機構の「放射線測定に関するガイドライン」に基づき、区内の公共施設において放射線測定を実施した結果、1月11日(水)緑2丁目こども広場(緑2-7-7)の一部で除染基準を上回る放射線が検出されました。
その原因は、写真にある隣接する個人宅に古いエアークリーナー使用されていた写真左下の部品に、放射性トリウムを含むベークライトの廃材が約850キロも保管されている事がわかりました。
この部品の大きさは1個当たり約3センチ角で厚さ5ミリで、表面の放射線量は、毎時4.2マイクロシーベルトでこれらが発する放射線が公園に漏れて毎時0.25~0.46マイクロシーベルトの放射線が検出されました。
墨田区は、原因がこの部品であるとして、保管場所を個人宅の1階倉庫から地下倉庫に移動さて保管と言う方法で対処1月17日した結果、同こども広場は毎時0.08~0.15マイクロシーベルトの放射線量に下がりました。
私のコメントですが、1月11日の測定で0.25~0.45マイクロシーベルトを検出し、翌日の12日に早くも除染作業を行ったものの、0.25~0.32マイクロシーベルトと意外に下がって居ない事から、別の原因があると考え、更に調査した結果、17日に民家にこうした物質が保管されている事がわかったとその流れが推測されます。
問題は、11日に高い値が検出されたのに知らされたのが17日の午後2時ですから、原因が分かってから知らせるのでは遅いと言う問題です。
幸いにも、放射性トリウムが飛散しにくいコールータルを原料にした合成樹脂のベークライトで固められて居る事ですが、燃やされてしまえば飛散してしまい回収が難しく場合によっては回収不能になります。
この放射性トリウムは、情況から天然トリウムと推定されますが、半減期は140億年ととてつもなく長く、我が国はにはこうしたものを核廃棄物として受け入れる施設は、まだ存在しません。
この為、何らかの処理方法が確立されるまで民家宅の地下倉庫で保管される訳ですが、監視を怠れば何時勝手に移動されても分かりませんので、政府の放射性物質に対する対応を至急確立すべきです。
そもそも、日本原子力開発機構とは今まで一体何をして来たのでしょうか、高級官僚が渡りで天下り高い給料と退職金を貪りながら、何もして来なかった結果ではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.133マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)