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商工会議所墨田支部の新年賀詞交換会で見える墨田区内の頑張る企業! [産業の活性化には何が必要か]

20120120-1.jpg[カメラ]19日開催された商工会議所墨田支部の新年賀詞交換会で開会挨拶する中井弘副会長。

第1部は新春特別講演会で「B級グルメによるブランド戦略」と題する講演が行われ、富士宮やきそばの事例が紹介されました。

B級グルメは各地で同様のイベントが行われ過去のものと言う感じがして墨田区にそのまま持ち込む事は今一つインパクトが無い気がしましすが、その仕掛けは大いに参考にすべきかも知れません。

墨田区は、都心の中心部ですから日本一高い電波塔東京スカイツリーがある町ですから、是非とも他で行われて居る事の2番煎じでない新しい発想で、ブランド戦略を行う必要があると思います。

この辺はどんどんアイデアを出してみたいと思います。

第2部は、式典・懇親パーティーですが、永年会員表彰では、30年以上の企業が表彰され、この激しい経済の変動の荒波を乗り越えて経営を続けている企業の経営者には敬意を表します。

やはり政治に求められるのは、経済の活性化でこの閉塞状況から脱却するには新成長戦略が必用である事を痛感します。

しかしながら、政治家がどの様な認識を持っているかには大きなズレがあり、この事は、祝辞を述べた木村たけつか衆議院議員や都議会議員の方々の祝辞の中でわかります。

木村たけつか衆議院議員は、円高の問題を政府と日銀のせいにしていましたが、全く為替相場について理解して居ない事に呆れました。

現在の円高は、1国の中央銀行でどうにかなるレベルでは無く、20年程の前のプラザ合意以降世界的な協調介入でないと為替が安定化しない事はもはや常識問題です。

こんな基礎的な知識も無く国政をされては、国の経済が混乱するのは当たり前で、日銀は長期に亘り低金利政策を続けておりますが、円高が止まらないのは行場を失った資金が円に変えられている事を意味します。

つまり、円が買われると言う事は、日本に世界中のお金が集まっているのですから、本来なら景気が良くなるはずです。

しかし、景気が改善しないのは、この世界中から集まったお金がお金のままの状態で、国内でモノに交換されていない事が最大の理由です。

一言で言えば、ものに替えさせる仕組みを作る必要があります。

大企業は、こうして集まったお金を比較的割安になった海外の有望な企業の買収に使うケースが多く、以前は国内の工場の設備投資等に回したので景気がよくなりましたが、今は円高を利用して海外に投資されている事が景気の低迷の原因です。

こうした状況を打開するには、成長戦略が必用で国策的に技術立国日本として生産技術の革新を行い製品も価格も魅力的な商品を生み出すべきだと思います。

その為には、より付加価値の高い製品を国内で生産し、先端技術の管理を厳しくして海外に技術を流失させない事や、低コストで魅力的な製品を作る事が必用です。

更に、製品価格を下げる為の技術革新がどうしても必要で、生産が海外で行われる原因は人件費等のコストが安いからですから、これを如何に克服するかを研究する必要があります。

企業は、コストが安い場所を求めて世界中を転々として来ましたが、タイの洪水や中国のスト中東情勢に見る様に、必ずもコストが安いとは言えない時代に変わりつっあります。

また、消費者も安いから買うと言う消費行動から、本当に必要なものを買う傾向や、生産地を重視して買う傾向にかわりつっあります。

時は、大量に安い製品を作る時代から多品種少量生産、リスクを分散させる生産体制に移行すると考えられますから、再び、意志決定や変わり身の早い中小企業の時代がやって来ると思われます。

あれも出来ません、これも出来ませんと言う人では現在の閉そく状態を打ち破れませんから、挑戦者が求められる時代になるのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.135マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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