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旧庁舎跡地が5億2千万円も安く国際ファッションセンターへ売却のカラクリはこれだ!第1話 [再開発事業に見る官僚ビジネスを追う]

20120206-3.jpg[カメラ]旧庁舎跡地の不動産鑑定士の鑑定評価書の前段部分の「まえがき」の部分ですが、赤の下線部をご覧ください、不動産鑑定士は法律に基づく鑑定評価書ではない事をはっきり前置きしています。

また、鑑定評価基準各論第3章に基づいて作成されたものではありませんとありますので、正規の鑑定評価基準に基づくものでは無い事がわかります。

更に、本書記載の意見価格は、依頼者などより提示を受けた資料について正確である事を前提とし、前提条件のもとでのみ有効であると書かれています。

上のまえがきの表の部分で、見えにくくされている部分には「意見書とした理由が書かれ、鑑定評価書として評価出来ない理由として、鑑定評価書としての要件を満たしていないからだと書かれています。

20120206-2.jpg[カメラ]不動産鑑定評価書「鑑32,523号」によると借地権者が底地を買い取る場合の価格(限定価格)は18億2千万円、つまりこれが正規の鑑定価格ですが、国際ファッションセンターの場合、ホテルが借り手で安定した収入がある訳です。

なのに、意味の無い10年間の転売禁止をわざわざ付して鑑定士に、12億2千500万円と言う意見価格を出させています。

20120206-1.jpg[カメラ]この文書は、地方自治法で定められた一定以上の公有財産の処分や取得は、財産価格審議会の議決を経る必要がありますので、議案として提出された一枚目の文書です。

20120206-4.jpg[カメラ]財産価格審議会の議案の6項目を見ると、12億5千万円が不動産鑑定士は意見価格としているのに、ここでは、不動産鑑定士の評価は12億5千万円であると書き換えられています

つまり、嘘の内容で議案が作られ、その嘘を財産価格審議会の委員も見抜いて居ませんし、区議会に出された議案も同様でした。

この事は、委員や議員がろくに調査もしないで議決している実態が見えて来ます。

その根拠は、正規の不動産鑑定評価書を確認すれば、まえがきにはっきり、意見価格であり、鑑定価格では無いと書かれているからです。

この書き換えは重大な問題で、これにより5億2千万円も区民の財産が安く売られてしまいましたので、墨田区長に損害賠償を区が求める様に現在行政訴訟をしています。

こうした問題は、氷山の一角に過ぎないかも知れませんが、墨田区が役人利権に食い荒らされている実態を客観的に、区民の皆様に知って戴ける事例だと思います。

やはり、行政をしっかり監視監督する事が如何に大切かがわかりますし、私も見落としが無いよう、しっかり監視して参ります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.152~0.137マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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