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旧庁舎跡地が5億2千万円も安く国際ファッションセンターへ売却のカラクリはこれだ!第2話 [再開発事業に見る官僚ビジネスを追う]

20120207-1.jpg[カメラ]これが法律と不動産鑑定評価基準に準拠した旧庁舎跡地の不動産鑑定士の鑑定評価額は、18億2千万円である事がわかります。

墨田区が借地人である国際ファッションセンター㈱に底地を売却するなら、この鑑定評価額で売却するのが当然ですが、不思議な事に墨田区は必用の無い10年間の転売禁止を付し、鑑定評価基準に基づかない資料を提示して意見価格を出させていました。

20120206-3.jpg[カメラ]この意見価格は依頼者(墨田区)の求めに応じて不動産鑑定士は意見価格を出していますが、その前提を「まえがき」にしっかりとこれは、「意見価格」であり「正規の鑑定評価」ではありませんと書かれています。

不動産鑑定評価に関する法律と鑑定評価基準に基づいて作成した鑑定評価書では無いと明記されています。

更に、依頼者(墨田区)などにより提示を受けた資料について正確である事を前提に作成したもので、前提条件のもとでのみ有効となるものであると規定しています。

20120207-3.jpg[カメラ]不動産鑑定評価基準に準拠しないものですので「意見価格」として12億5千万と言う数字が出されました。

20120207-4.jpg[カメラ]墨田区財産価格審議会の議案第5号では「意見価格」の筈の12億5千万円が、いつの間にか「不動産鑑定士の評価」と言う言葉に書き換えられ、「鑑定評価額」と誤認させる様な書き方がされています。

つまり、地方自治法で定められた手続きをする為には財産価格審議会の議決が必用ですが、委員が誤認する形で議案を出せば、注意力の無い委員ばからだから通ると画策したのではないでしょうか。

20120207-5.jpg[カメラ]これは、平成21年2月の区議会に出された議案第32号ですが、驚いた事にたったの2枚の紙で、「鑑定評価額」も「意見価格」も消され売却額の13億円しか記載されていません。

20120207-6.jpg[カメラ]平成21年4月24日発行の区議会だよりの6面にはこの土地の売り払い(赤矢印)の議決結果が掲載されていますが、共産党を除く全ての会派が賛成しています。

そもそも都心の一等地が、底地とは言え13億円とは安すぎますから土地の相場観がある人ならその不自然さに気付く筈です。

何れにしても、財産価格審議会も区議会もチェック機能を果たせなかった結果5億2千万円もの区民の財産が天下り法人へ移転したと言うべきではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.152~0.127マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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