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平成24年区議会定例会が開催されました。墨田区長の施政方針の中身を独自目線で解説! [墨田区議会]

20120215-1.jpg[カメラ]2月15日の区議会本会議が開催され3月29日までの44日間の新年度予算を軸とする攻防が始まりました。

初日は、山埼昇区長の施政方針がございましたのでその骨子について解説したいと思います。

結論から言うと、平成24年度の予算規模は、前年度と比較して減少した為に積立金を取り崩して予算に振り向ける結果になっています。

一般会計が1,062億6,000万円で前年度比3.3パーセントマイナス、国民健康保険特別会計が289億4,700万円で-0.2%、介護保険特別会計が162億7,900万円+9.5%、後期高齢者医療特別会計が45億6,200万円+6.6%となりました。

予算総額は1,560億4,800万円で対前年度比19億6,800万円の減だマイナス1.2%と言う緊縮財政が迫られております。

これを「成長と発展に向けた戦略的な取り組みに、積立金等を活用し」と言うのですからモノの言い方で随分印象が違うものですね。

「東日本大震災の教訓とした安全・安心なまちづくりの再構築など区が直面している課題については積極果敢に」とあるのでこれはすごいと思いきや、予算書を調べてみると総務費と災害対策費を合わせても2億円程度でした。

無駄と思われる北斎美術館関連事業費が約6千万円ですから、これと比較すれば安全・安心なまちづくりの対策費が約2億円では如何に少ないかがわかります。

スカイツリーを核とした国際観光都市づくり、開業による効果を最大限区政に活かすと言っていますが、中身は「産業観光プラザ すみだ まち処」と区内循環バス程度で「最大限」なのでしょうか。

待機児童対策では民営認可保育所の誘致で113名の確保ができましたが、以前110名が待機児童のままです。

職員定数が20名削減されましたが、その分が民間委託されたそうですから実際にはどの程度削減されたのかはご想像にお任せします。

結果的に積立金を55億円を取り崩し、区債を52億円発行して収支を均衡させている訳ですから赤字財政である事がわかります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.160~0.128マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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