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利権はこうして作られる!すみだ北斎美術館計画の構図!強引な税金の投入で既成事実化! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20120304-2.jpg[カメラ]平成19年3月に出された「墨田区北斎館(仮称)施設整備方針」からの抜粋ですが、建築設計費(工事監理を含む)が1億4,600万円、展示設計が4,500万円である事を先ず見て下さい。

20120304-4.jpg[カメラ]平成22年度の決算報告書を見ると(3)の部分に建築実施設計及び展示詳細設計、地盤調査設計費として8千620万円が使われ、(2)では情報システム詳細設計費等とあり370万円が既に使われています。

総額では平成22年度だけで建設予定の北斎美術館に1億1,700万円が使われています。

更に前年の平成21年度には、北斎館(仮称)の整備として、建物基本設計・実施設計・詳細設計等で1億2,892万円使われています。

平成23年度は決算結果はこれから作られるので今は手元ありませんが、平成24年度予算案を見ると下記の通りです。

20120304-5.jpg[カメラ]平成24年度予算案にはすみだ北斎美術館建設事業費、設計補強(震災対応)、計画通知関連業務、展示レプリカ作成等に2,043万円が使われています。

しかし、設計補強(震災対応)と言う部分に矛盾があります、それは、今の建築基準法は昭和56年6月1日に法改正で新耐震建築が義務付けられましたが、今回の震災に伴う建築基準法の改正など行われておりません。

何故、設計補強(震災対応)が必用なのか根拠面で矛盾があり予算をかさ上げする口実ではないでしょうか。

20120303-2.jpg[カメラ]更に、平成24年度予算案にはすみだ北斎美術館には、昨日のブログでも取り上げた、開館もされていない北斎美術館開設経費の実際の金額は、4千559万6千円と6千465万円の合計1億1千24万円もあります。

平成24年度だけでも1億3,067万円の税金が使われる事になります。

私が、再三に渡りこの北斎美術館問題に警鐘を鳴らし続けているのは、一度作られてしまうと毎年多額の税金が注ぎ込まれる仕組みが出来ており、文化振興と言う大義名分の裏では利権の構造が付きまとうと言う事です。

この事は、まだ墨田区民の多くが北斎美術館は無駄だからいらないと言う声が非常に多いのに、建設されるかどうかも定かでない状態のものに、毎年1億円を超える多額の税金が注ぎ込まれて来た事が証明しているのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.137~0.125マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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