SSブログ

第2回区議会本会議一般質問を行いました!東京スカイツリーでの墨田区産のお土産の実態! [たった1人の行政改革!信念と行動が行政を変える]

20120614-1.jpg[カメラ]13日第2回区議会本会議が行われ墨田オンブズマン大瀬康介の一般質問が行なわれました。

一般質問の全文を公開します。

墨田オンブズマンの大瀬康介でございます。
山崎区長へ質問致しますのでスマートなご答弁をご期待い致します。

東京スカイツリー関連施設での墨田区産のお土産の販売実情について

墨田区のまちづくりや経済の活性化に大きな期待が寄せられた東京スカイツリーですが、実際に開業してみますと東京スカイツリータウンやソラマチからお客さんが出て来ないと言う近隣の商店や飲食店からの声や、逆にお客さんが激減し打撃を受けていると言う経営者の方からの声が私の所にも寄せられております。


区民の皆さんは、墨田区が誘致に伴い多額の財政支出をして来た事はご存じで、現在の関心は東京スカイツリーが地元にどれだけの経済的な貢献をもたらすかを見守って居るのではないでしょうか。


東京スカイツリーとその関連で約5万2千平方メートルもある大規模商業施設の開業に伴い、その経済効果や影響を調査して見ますと、同施設内に点在するお土産売り場で売られているスカイツリーの土産は、殆どのお土産品がメイドイン墨田ではない事に大変驚きました。

お土産とは字のごとく土地の産、つまりその土地の名産物を意味します。しかし実際には東京スカイツリーのお土産とされるものはパッケージに東京スカイツリーの絵が描かれているだけでその中身は区外の業者が生産しているものが殆どでした。

東京スカイツリーグッズに至っては殆どがメイドインチャイナです。これではわざわざ中国から来たお客さんが中国産のものをお土産に買って帰る事になりますし、このお土産を貰った人もがっかりするのではないでしょうか。

最大の問題は、2月15日の東京新聞夕刊の報道で、墨田区は東京スカイツリー関連で過去5年間に83億円が使われ基金が激減していると指摘されている事です。

区民の税金が83億円も使われながら東京スカイツリー関連施設では区内の業者の出店が全体の4.8パーセント程度で、消費税よりも少ない率でございます。更に、お土産売り場には墨田区産の産品が殆ど置かれて居ない状況を、どう区民に説明されるのでしょうか。


また、今後この問題をどの様に改善すべきだとお考えなのか区長のご所見をお伺い致します。

この関連で、開業イベントの時に区長に直接この問題をお話ししましたが、区長は墨田区の産品は産業観光プラザまち処で売るから良いとおっしゃられ、プレオープン時の売り上げが百数十万あったと言っておりました。


昨日の樋口議員と高柳議員の質問に対する答弁では産業観光プラザまち処の平均来場者は1日平均7,000人で売り上げは1日平均150万円と言われました。


しかしながら650平方メートルもの広さを考えますとこの売り上げでは少な過ぎますし、墨田区の産業と観光での経済効果が売り上げベースで1日150万円では何人の区民の生活を支える事が出来るのでしょうか。

また、5月30日の東京新聞の記事によりますと開業初日の東京スカイツリータウンの売り上げは約三億二千八百万円だったと報じて居ます。


そこで、老舗百貨店の知り合いに650平方メートルの売り場面積では一日当たりデパートでは幾らぐらい売り上げを上げるのかを問い合わせましたところ、平日で1千500万円位で土日なら3千万円を超える売り上げがあると言っていました。

そこで区長に質問ですが産業・観光プラザまち処の売り上げは平日と土日を分けて答えて戴きたいのですが、平日と土日は平均いくら位の売り上げがあるのでしょうか。

また、産業・観光プラザすみだまち処の本来の目的である「すみだの魅力を発信しその情報をもとに区内を回遊していただく」と言う本来の目的は現在どの様な状況で達成されて居るのでしょうか。

区民の皆様からの声を代弁させていただきますと、東京スカイツリーエリアからお客様が殆ど出て来ないとか、開業してから区内のお得意さんがスカイツリー関連施設へ行ってしまい来なくなってしまったとの声がございますが、こうした状況が長期化すれば商店や飲食店はどうすれば良いのでしょうか、区長のお知恵をお聞かせ下さい。

東京スカイツリータウンに出店している店舗は国際的な強豪店や全国的強豪店が多く資本力や販売力、商品力に於いて、地元の店舗と各段の力の差がある事は言うまでもありません。

この格差が放置されますと本来は区内で消費される需要までもが東京スカイツリータウンやソラマチに持っていかれてしまいます。

そもそも東京スカイツリーの誘致は墨田区の経済効果による活性化を期待していた訳ですから、その結果が区内の産業の衰退を招くものであってはなりません。


この5万2千平方メートルの大規模商業施設である東京スカイツリータウンやソラマチは開業直前までどの様な店舗が入るのか公開されて居なかった為に墨田区も地元の店舗や産業も事前に対策を取る事が出来なかった事は言うまでもありません。

これが開業してみると国際的な強豪店や全国的強豪店が多く資本力や販売力、商品力に於いて、地元の店舗と各段の力の差がある事がわかり、区内の産業が打撃を受ける事が切実な問題になりつつあります。

区長は墨田区の活性化の為に誘致されたのですから、その責務としてこうした強豪店と地元の商店や産業の弱点である資本力や販売力、商品力を向上させ、国際的な強豪店や全国的強豪店との格差を縮める施策を責任を持って進める事が必要だと思いますが区長のご見解は如何でしょうか。

即答は出来ないかも知れませんので墨田オンブズマンからもご提案致します。先ず第1は、東京スカイツリー敷地内で売られるお土産には、各店舗毎に一定割合の墨田区産のお土産を置く事を墨田区としてお願いしてはいかがでしょうか。

具体的にはお土産の種類により当然異なるでしょうから10パーセントから30パーセントを目安に置いて貰える様にすれば、初日の売上額から単純計算で試算しますと1日当たり3千万円から1億円の墨田区の産品が売れる事になります。

年間では300億円から400億円の市場が新たに生まれ墨田区のお土産関連産業に提供出来るのではないでしょうか。これが確立出来れば墨田区のお土産関連産業は自らが生産した商品が安定して売れると言う自信が付きますし、より多くの商品を販売しようと商品開発や生産方法、人材の育成に努力しますからその波及効果が期待出来ます。

第2は、墨田区内には大きく2つの種類の産業構造が存在します。区の南部は問屋さんや専門商社が多く、区の北部は職人や生産者が多い事に着目し、土産関連事業での交流や推進を行えば、生産者は生産に専念出来ますし、商社機能を持つ問屋は販売に専念できますから、東京スカイツリー内は勿論墨田区周辺の駅や小売店に東京土産として販路を拡大してもらえる事が期待出来ます。これを推進する為には企業コラボを推進する機会を墨田区が積極的に仲立ちし、商品開発や販売網拡大の為に必要な資金を調達し易くする制度を創設する必要があります。

第3は、墨田区は繊維産業のまちでもあり、工業のまちでもあり商業のまちでもあります。ここに着目してこれらの産業の交流を深めながらコラボレーションで墨田区の特産品を作るプロジェクトを立ち上げ、お土産に特化した商品開発を墨田区が経済的な支援等で、メイドイン・チャイナに対抗出来る、メイド・インスミダ製品を作り、東京スカイツリーのお土産としてスカイツリー内で販売する事を推進する必要があります。

第4は、墨田オンブズマンの区内飲食店活性化プランです。これは墨田区の地元の会社や個人で経営されている飲食店だけで使える額面500円程度のご飲食券(金券)を東京スカイツリーに来られた方に一家族当たり1枚を配布します。

そうすると額面500円程度のご飲食券でもご家族4人で飲食するとなると貰ったご家族は得をした気分になりますし、区内での飲食費が500円分安くなりますから使おうと考える筈です。

例えばご家族4人で飲食すれは大体1人1,000円位かかりますから合計4000円が地元の飲食店で使われます。

そのうち500円が補助されればお得感がある事は言うまでもありません。

この飲食券の効果は他にもあり、例えば雨で東京スカイツリーに上っても何も見えない日等に、この券を配って貰えればお客様は悪い気がしませんし、観光ツアー等で来られ、時間が無くてこの券を使えなかった方は、次に個人的に来て使おうと考える人もいる筈です。

この券は東京スカイツリータウン内の強豪店との格差を縮める効果が期待出来ますし、今の経済状況下でみすみす500円を捨てる人も少ない筈ですし、使われた券だけが決済される仕組みにしておけば無駄も省けます。

この様に観光客が墨田区でお得感を味わっていただき、区内の飲食でお食事を楽しんでくださり、同時にお金も使っていただける仕組みをご提案致しますが、区長のご所見をお伺いします。

すみだ北斎美術館の建設について

東京スカイツリーが開業しましたが、当初の墨田区の想定に反して観光客が東京スカイツリー関連の商業施設から出て来ない状態である事は多くの区民の皆様が感じて居る事であります。

すみだ北斎美術館の計画では年間10万人を超える来館者を見込んでおりましすが、今後「想定外」と言う言葉を区民が聞かなくて済むように、これまでの想定を遙かに下回る最悪の可能性も想定すべきではないでしょうか。

何しろ、計画段階から赤字が予想される施設ですし、その赤字幅が更に拡大すれば、すみだ北斎美術館が存在する限り少子高齢化時代の今、若い世代にこれ以上に重い負担を支払わせる結果になりかねません。

区長の答弁を聞く度に「世界的に有名な葛飾北斎の偉業を顕彰する」と言われますが、墨田区がこれまでに購入した葛飾北斎が書いたとされる肉筆の多くに、来歴が不明ですし印章、落款に至るまで真筆とされる作品と比較しますと適合点が見出しにくく、贋作の可能性が高いと言われるのはこうした客観的な根拠があるからです。

少なくとも古美術品の鑑定で重要な来歴が不明なものについては、葛飾北斎の偉業を顕彰するどころか葛飾北斎の偉業を汚す恐れがありますので、少なくとも来歴が不明なものに多額の区民の税金を使い購入する事は一切止めるべきです。

墨田区が最初にやるべき事は、すみだ北斎美術館建設よりも現在購入した北斎資料の客観性のある科学的な鑑定を行い、その価値を確認する作業ではないでしょうか。

また、世界中から多くの観光客が我が区に来ている今、リバーサイドホールや郷土資料館に数点でも展示して観光客がどの様な反応をするかを、確かめる為にも試験的な展示を行いどの程度の集客力があるかを検証すべきだと思います。


そこで区長へ質問ですが、すみだ北斎美術館は1日当たり何人位の集客が見込め、年間何人位が利用されるのか具体的な数字と根拠を示していただき、入館料収入は月間と年間でいくら望めるのかお尋ね致します。


最近、地方自治体が建てた美術館の廃止が各地で論議される傾向がありますし、国内の美術館の約90パーセントが赤字である事をどの様に認識されているのかもお尋ね致します。

墨田オンブズマンは、すみだ北斎美術館の建設は将来に亘り多額の負担となって区民の皆様にのしかかるものと考えており、即時中止を改めて求めます。

また、すみだ北斎美術館の建設を強引に進めようとされていますが、建設後、多額の赤字が出たらその赤字を誰が負担し、誰が責任を取るのか具体的にご回答をお願い致します。

生活保護の現状と区民からの不満について

最近有名芸能人の親が生活保護を受けていた事が次々に報道され、特集番組等ではまだ働けそうな若者が生活保護費を貰っている実態や、生活保護受給者がパチンコ店に行列を作ったり日中からお酒を飲んで居る光景や、生活保護を貰いながらアルバイトや競馬に興じている等の事が、複数の番組で取り上げられています。

こうした問題が取り上げられますと我が区では、生活保護の実態がどうなっているのかと区民の皆様から聞かれる事が多くなりました。

そこで、墨田区では生活保護費受給者の実態をどう把握し、不正受給をどの様に監視し、本来受給が必要な方が適正な生活保護を受けられる為にどの様な体制が取られているかについてお伺い致します。

更に、こうした受給者にアパート等を貸している大家さんからは、福祉を受けて入居される方の多くが区外の方だそうで、区内の方ならまだ納得出来るが、区外の方が何故生活保護目当てにやって来るのかと言う疑問の声があります。

また、生活保護を受けている方の中には、住んで居る所が気に入らない等の理由で転居を繰り返す人も居るとの話を不動産業者さん等から耳にします。

そこで区長に質問ですが、区内在住の人が新たに生活保護を受ける人数と区外からの方が新たに生活保護を受ける人の数と、新たに生活保護を受けた住所から5年以内に他の場所へ移った転居率をお尋ねします。


墨田清掃工場のフィルターから7万ベクレルの放射能が検出された問題について

昨年3月11日の東日本大震災の津波で福島原発の事故が発生しました。

これにより3月15日には原子炉を覆う建屋が水素爆発を起こし大量の放射性物質が放出されました。

その放射性物質が定期補修工事中の墨田清掃工場の灰バンカ室の集塵フイルターに付着し、付着した粉塵11キロは1キログラム当たり7万400ベクレルと言う高い放射能で汚染されていました。

また、同活性炭脱臭装置のフィルター検体1では粉塵18キロには1キログラム当たり6万1,100ベクレルが検出され、検体2では26キログラムの粉塵に1キログラム当たり3万1,700ベクレルが検出されて居た事が翌年の2月17日に報告されました。


この報告も処理が終わってからのもので、昨年3月15日頃には既に高い放射性物質で汚染されて居た事は誰でも想像が付く事であります。

問題はこの様な危険な状態が1年近く放置されて居た上に議員や住民に報告されて来なかった事です。主幹課に聞いたところ早い段階で高い線量で汚染されている事は知って居たが、具体的な対処方法がわからず処理出来たのが今年の2月になったそうです。

何故、高い放射能が検出された事をすぐに議員や住民に知らせなかったのか、清掃工場の職員や近隣住民の安全を考えますと放射能は目に見えませんし被ばくすれば健康に重大な害を与えます。何故、こうした危険性がある状態を公表しなかったのか理由が分かりません。

そこで区長に質問致しますが、7万400ベクレルと言う高い放射能が検出された事が分かったのは昨年の何時の段階だったのか、なぜ区民に速やかに知らせなかったのか理由をお尋ねします。


また、現在汚染された粉塵は墨田清掃工場の地下倉庫に保管されているそうですが、放射線物質汚染対策対処に関する特別措置法に基づく「区域の制限」についてはどの様な区分に当たるのか。

また地下倉庫にどの様な保管方法で保管され、地下倉庫内の空間放射線量は何マイクロシーベルトなのかもお答えください。

何はともあれ汚染された粉塵が保管されている事は、そこで働く職員は勿論近隣住民にとっても好ましい事ではありませんから一刻も早く搬出すべきだと考えますが、何時どの様な形で搬出するのか具体的な計画についてお尋ねします。

以上の質問について、前向きかつスマートご回答をお願い致しまして質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

以上の質問を行いましたが、区議会の議場は最大会派の人達のヤジや話し声が多く、人の話を静かに聞けない人達が区民の声を聴くことができるのでしょうか。

私の質問の大部分は墨田区の経済の活性化に繋がる具体的な提案なのですが、最大会派の人達はヤジ等で少数会派の発言を妨害し、何故区民の為に真剣に考えようとしないのか呆れるばかりです。

国政もそうですが、政治が民意に反して原発を再稼働させたり無駄の見直しがないまま消費税の増税が自民、公明、民主の3党合意で決めようとしているのか、有権者不在の政党政治には限界を感じます。

より多くの方が区議会に傍聴に来て下さり、こうした現実を見て下さればと思いますし、小中学生でも他の生徒が発表している時にこんなに人の話を聞かない何て事は無いと思います。

政治が誰もが「おかしい」と思っている方向に向かうのは、お役人の言う事に何でも賛成、反対する少数派の声は野次で消そうとする大政党所属の議員は何をお考えなのでしょうか。

現在の選挙での投票率は約50パーセントの人が選挙に行って居ません、これが組織を持つ大政党には有利になり、民意よりも組織の利権が優先される政治の原因になっています。

より多くの方が政治に関心を持っていただき自分達の真の代表者を選ぶ必要がありますし、選挙権を無駄にしないで欲しいと願うばかりです。

それにしても、消費税を増税するなら政党交付金を廃止するのが先ではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.152~0.138マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


nice!(37) 
共通テーマ:ニュース

nice! 37

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。