素敵なショーウインドウのすすめ!何故日本では少ないのか?窓の概念の違いに違いが [私の旅日記]
ヨーロッパではよく見られるショーウインドウですが、東京の下町では殆ど見られませんがそれは何故なんだろうかと考えてみました。
写真はイタリアのベネチュアの観光名物である仮面祭りで使われる仮面の工房です。
ショーウインドウを見ればその店の個性や感性、経営者の人柄までわかります。
日本では一般的でないのは文化の違いによるものかも知れません。
ドイツなどでは窓ガラスはピカピカに磨いて居ないと、近所からクレームが来るほど窓を重要視します。
オランダなどでは、窓の外から家の中をわざわざ見せますし、家主のインテリアのこだわりやライフスタイルをわざわざ見せる様です。
街を歩きながらウンドーショッピングが楽しめる町並みでさうがショーウインドウを見れば誰でも何のお店かわかります。
日本では中々ショーウンドーが一般化していないのは、日本はどちらかと言うと隠す文化で「謙譲の美徳」を重んじる文化だからかも知れません。
欧米人は逆で積極的に見せる文化的な違いがありますが、別の要素として日本は雨が多くショーウンドーの窓ガラスを常に磨いて綺麗に保つ事は結構大変だからかも知れません。
スイスの美術商のショーウインドウですが、休日でもショーウインドウは常に解放しています。
総合的に考えてみますと、ショーウインドウに飾られる商品はそのお店で作られたり特定の工房で作られたお店独自のブランド品である事が多く、商品にプライドがあるからだと感じます。
ショーウインドウには量産品は余り置かれて居ませんから、それぞれのお店の個性が出ますので街歩きが結構楽しくなります。
そこでフィーリングの合うお店で買い物をする事になります。
成熟社会では、消費量を超える大量生産、大量陳列は過去のもので、必要なものを必用なだけ売り、お客の個性やニーズに合ったものをそれぞれのお店で買う昔ながらのライフスタイルに戻るのかも知れません。
物を買っても各家庭では物が溢れすぎて置き場所に困りますし、欲しい物が無いと言われる時代ですから確実に時代は変わって来ているのではないでしょうか。
墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.147~0.139マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)