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近代国家日本の礎を築いた明治時代の日本の教科書「尋常小学校修身書」に学ぶ! [日本文化]

20121026-1.jpg[カメラ]明治43年から大正6年まで児童教育に使われた修身の教科書の表紙です。

この教科書が作られた頃は、明治維新後急速に国力が増強され明治37年(1904年)には日露戦争で勝利しています。

当時の欧米列強は植民地の拡大にしのぎを削っていたアジアで唯一列強に戦いを挑んで勝利した国、日本の強さを思い知らせる結果になりました。

また、この教科書が発行された明治43年(1910年)には韓国併合が行われています。

幕末には黒船が来航して多くの若者が日本の将来を思い、このままでは日本が植民地化され国民は奴隷にされると言う危機感が急速に海外の文化や技術を学び日本の将来の為に国民全体で努力していた時代です。

当時はどの様な教育をしていたのでしょうか。

20121026-2.jpg[カメラ]尋常小学校修身書で一番最初に教えて居るのが「良く学び、良く遊ぶ」と言う事が絵で教えられています。

これは学ぶ事の大切さと遊ぶ事で体力を伸ばすだけでは無く、学んだ事を遊びの中で応用させる事も教えて居たのではないでしょうか。

それは、欧米の技術等を学び日本の実情に沿った形で改良したり既存の技術や戦法を組み合わせて応用する国民性が築かれたのではないでしょうか。

20121026-3.jpg[カメラ]右は狼少年の物語で、狼が来たと嘘をついた少年本当に狼が現れても、どうせ嘘だろうと誰も助けに来なかったと言う話です。

嘘を言う人は信用されず次第に誰も相手にしなくなります。

これは現在の民主党政権と同じで、嘘つきマニフェストに、ポーズだけの事業仕分け、沖縄米軍基地移設も嘘、消費税増税しない筈が増税、近いうち解散も嘘ですから誰も信用しませんね。

沈みかけた船から離党して他の選挙に有利そうな政党に移る政治家も見苦しいとしか言い様がありません。

左は、セイイチと言う少年が、拾った鉛筆を落としたお友達に返すと言う、人間として正しい行いを教えています。

20121026-4.jpg[カメラ]右は、ゼンキチと言う少年が悪い犬に追いかけられているのを、近所の人が助けて居ますとあり、近くに困った人が居たらる助ける事の大切さを教えて居ます。

左は、コサブロウは、目の見えない人を道の良い所へ連れて行きますとあり、体の不自由な方や困っている人を助けいたわる事の大切さを教えています。

20121026-5.jpg[カメラ]右は、次郎は兄さんの言う事を聞いて、ツバメを出してやりましたとあり、兄は弟にツバメをいたわる事えお教え弟は兄の教えを理解する事を教えています。

左は、おちよが道端にごみを捨てようとするのをお父さんが止めて居ますと言う部分は、正に公共の精神を教えています。

皆がごみを道路に捨てれば道が汚くなるのは当然です、子供はこれを知りませんから親が公共の場では何をすべきか教えるのが勤めだったのかも知れません。

尋常小学校修身書を読みますと、人間としての正しい行いや弱者へのいたわり、公共性を教えて居る事がわかりますし、良く学び良く遊べと言う言葉には、勉強と遊びと言う相反する概念ですが、ここには勤勉さと自由な発想と言う意味が隠されて居るのではないでしょうか。

最近では支那や韓国が歴史問題で日本を悪者にしていますが、当時の教育の一部を見ても困っている人をいたわり、他人に迷惑をかけない、嘘はつかない、相互扶助、勤勉が教えられて居ますので彼らの言う事が疑わしいと思わざるを得ないのではないでしょうか。


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