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平成25年決算特別委員会審査2日目歳入・総務費・諸支出金・予備費の審査! [これが最強のオンブズマン]

20131025-1.jpg[カメラ]決算特別委員会審査2日目歳入・総務費・諸支出金・予備費の審査が行われました。

具体的にどの様な審査を行ったのか例を挙げてご説明します。

上の画像の部分は平成24年度の予算の執行実績報告書の総務費の中の電子計算組織の管理運営費の赤矢印の部分をご覧ください。

ここには約3億9千700万円余りの金額が書かれております。

この数字が適正なものかどう判断すれば良いのかは、事前に資料要求しなければ理事者から提出された予算の執行実績報告書や決算書からは読み取れません。

そこで、墨田オンブズマン独自で保存して居る過去の電子化されたデターベースから過去の資料を探し出し比較する事を可能にしています。

墨田区ではこうした資料が電子化されて居ない為に、全ての文書を電子化して保存すると言う気の遠くなる様な作業を経る必要がございますが、約2年の歳月をかけて電子化しています。

20131025-2.jpg[カメラ]これは平成22年度の予算の執行実績報告書の総務費の中の電子計算組織の管理運営費の赤矢印の部分をご覧ください。

ここには約2億1千200万円余りの金額が書かれております。

この金額を平成24年度の約3億9千700万円と比較しますと、この2年間で約1億8千500万円も急増している事がわかります。

そこで、この間の経済状況や電子計算機に関する技術革新含めて考慮致しますと、デフレ経済下にある為に経済的背景からは値下がりすべき筈です。

更に、電子計算機に関する技術革新含めて考慮致しますと、コンピューター機器のダウンサイジングを考慮しなければなりません。

ダウンサイジングとは、これまでの大型コンピューターからネットワーク化されたパソコンを使う事で低価格化が進む事です。

こうした背景を考えますと、何故2年前と比べて1億8千500万円も金額が増えてしまうのか疑問が浮かび上がります。

こうした点を決算特別委員会で指摘して理事者にその理由を質問し、適正な行政運営がなされて居るかチェックするのが委員の本来の仕事です。

こうして突っ込んだ質問に理事者側もあわててしまい正確な回答が質問の時間内には出せませんでしたが、休憩時間に回答がございました。

結局この原因は、大型コンピューターを使う旧システムからダウンサイジング化された新システムへの移行期の為に新旧両システムを稼働させる事になり管理経費が増大した為である事が解りました。

やはりこうした決算を認定するかしないかは結論ありきでは何の為の委員会かわかりませんし、区民の皆様に替って厳正な審査をしなければならないと言う義務感を感じて審査に取り組んでおります。

こう考えますと、事前に資料要求したのが墨田オンブズマンと区議会共産党区議団だけと言うのは実に情けありませんし、多会派の質問を伺っておりますと事前に数字をしっかり把握して居ないなと感じる場面もございます。

何でも賛成と言う会派ばかりでは、こうした委員会も単なる審査をしましたと言うポーズだけの形骸化したものになってしまいまうのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.143~0.131マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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