SSブログ

平成25年決算特別委員会審査3日目区民生活費・資源環境費・国保医療費等の審査! [資源ごみ持ち去り問題の究明]

20131028-1.jpg[カメラ]決算特別委員会審査3日目区民生活費・資源環境費・国民健康保険特別会計・後期高齢者医療特別会計の審査が行われました。

決算特別委員会審査3日目では質問時間17分と言う僅かな時間の為に資源ごみの持ち去り問題について主に質問を致しました。

その中でも、資源ごみの持ち去りによる墨田区の本来入るべき資源売却額は幾らになるのか質問致しました。

理事者側の説明では、こうした損害量や損害額の把握が全くされて居ない事を確認させて戴くと共に、墨田オンブズマンが側の調査で把握した資源ごみの損害額を明らかに致しました。

上の写真は、資源ごみの収集日に徹底的に持ち去りを見張り、持ち去りの無い状態でどれだけのアルミ缶が集まるののかを8月~9月にかけて調査致しました。

見張って居ないと回収車が来る前に殆ど全てのアルミ缶が持ち去られ、スチール缶のみになってしまっておりましたが、徹底した持ち去り監視を行うと上の写真の通り回収箱に入り切れないアルミ缶が出されて居る事が解ります。

20131028-2.jpg[カメラ]これを回収委託業者さんの協力を得て回収箱に入れて見ますと3ケースになりました。

更にアルミ缶とスチール缶の割合を計測して見ますと、アルミ缶5に対してスチール缶が1の割合である事が解りました。

20131028-3.jpg[カメラ]これを基に事前に資料請求をして居た「資源ごみのジャンル別回収量と売却額の推移(過去5年)」デターを基に計算してみましょう。

表の平成24年の行政回収による売却額のスチール缶の部分をご覧ください、5,553,577円である事が解りますので、これにスチール缶とアルミ缶の価格の違いからアルミ缶はスチール缶の約3倍の価格ですからこの金額を3倍にします。

この3倍の数字に集積所に出されるアルミ缶の割合は5対1ですから5倍で計算しますと83,303,655円になり、アルミ缶だけで年間約8千300万円が持ち去りによる被害を受けて居る事が試算出来ます。

墨田区ではビン、缶の回収費で年間1億1千万円使っておりますが、現状での売却額はビン404,886円、アルミ缶8,966,127円、スチール缶5,553,577円の合計14,924,590円で年間9千500万円の持ち出しになって居ます。

持ち去りによる被害を防止出来れば、持ち去り被害額の83,303,655円と回収分の売却額合計14,924,590円を足しますと98,228,245円になりますから、年間の持ち出し額は約1,300万円と極めて低く抑える事が出来ます。

更に、資源ごみの持ち去りを無くす為には、現在条例を作って居ますが自治体のでは執行権が無い為に実際に取締る事が制度上大変難しく、殆ど意味を成して居ません。

私が様々な角度から調査した結果、最も有効な手段は執行権を持つ警察による検挙が必用ですので、全国の自治体と協議して警察が検挙取締りを行う体制を作ると共に交通違反切符と同じ様な簡略された法的手続きで済む様にすべきです。

これには法改正を伴いますので、やはり全国の自治体の皆様のご協力や警察の協力が必要です。

資源ごみの持ち去りは、モラルの問題と共に区民の目の前で資源が持ち去られる行為が見られる事は、不安を招きますし治安の問題にも直結する大きな問題です。

その他、北斎美術館問題についても質問を致しましたが持ち時間の関係で充分な質問が出来ませんでしたが、この問題は継続的に続けて参ります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.140~0.136マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


nice!(43) 
共通テーマ:ニュース

nice! 43

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。