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墨田区の中小企業景況調査に見るスカイツリーと政権交代後の経済波及効果の現実! [政党政治の崩壊が始まった]

20131116-1.jpg[カメラ]これは民主党政権から自民党政権に政権交代して景気の押上効果を感じて居るかについて社団法人東京都信用金庫協会が区内企業を対象に3月上旬に行った調査資料を基に墨田区が編集した資料です。

自民党政権に政権交代して景気の押上効果について、大いに感じて居るが1.4%とやや感じて居る13.7%の合計15.1%です。

反対に全く感じないが16.0%とあまり感じないが23.1%の合計39.1%で悪化して居ると感じる企業が多い事が解ります。

更にどちらとも言えないが45.9%で最も多く、数字から分析しますとやや悪化して居ると言わざるを得ません。

この調査は今年の3月上旬の調査ですからアベノミクス効果が波及するのに時間がかかる事を考慮して、もうじき政権誕生から1年近くなる今独自に聞き取り調査をして見ますと9月頃から急激に悪化したと言う印象が強い様です。

また、東京スカイツリーが開業してからこの時点で約1年ですからスカイツリーの経済効果も反映されて居ると考えられます。

しかしながら、調査結果はどちらとも言えないが45.9%と全く感じないとあまり感じないの合計39.1%で合計85%ですからスカイツリーの経済効果は墨田区内の企業にとって経済効果どころかマイナスだった事になります。

墨田区はスカイツリー関連に総額約85億円投入して居ますが、調査結果を見る限り目論みを大幅に誤ったとしか言い様がございません。

当時墨田区は東京スカイツリーの経済効果を8000億円と試算していましたが、その根拠を当時伺いましたら調査機関に委託して調査したとの事ですが、結果は大きく外して居る事は確かです。

政権交代後の経済波及効果についてはアベノミクスで大規模な金融政策が実施され臨時補正予算が組まれる等が行われ墨田区には約9億円がもたらされました。

しかし、墨田区ではその約半分の4億5千万円が北斎美術館建設の為の基金にされてしまい使われませんでした。

私は、予算委員会でも区議会でも経済活性化の為に波及効果の高い区内の工務店や中小零細企業の仕事が増やせる細街路の拡幅事業や建物の耐震化や不燃化に投じる事を主張しました。

更に、中小零細企業の活性化と安全なまちづくりに活用すべきだと主張し、北斎美術館建設の為の基金に組み入れる予算案に反対致しました。

しかしながら、採決では墨田オンブズマンと共産党会派が反対しただけで圧倒的多数で可決されてしまいました。

それから半年余り経過して現状を調査して見ますと私の判断が正しかった事がわかります。

つまり政権交代の目玉だったアベノミクスの大規模な金融政策と大規模な財政出動が行われたのにも関わらず、お役人の利権がこれを吸収し、財政赤字の補填に使われたりハコモノ建設にプールされる事が全国各地で行われたのではないでしょうか。

本来は、こうした事にならない様に区議会議員が監視しこれを止めさせる必要があるのですが、お役人の出す議案全て賛成と言う会派や議員が多く、誰の為の議員なのか疑問を感じます。

これは墨田区だけの問題では無く、全国の地方自治体に共通して見られ、議会のオール与党化が進みお役人の出す議案全て賛成でシャンシャン決まる自治体が多いのです。

これは政治家の質の低下を意味し、お役人の出す議案全て賛成なら何ら責められる事もありませんし、まして苦労して多くの資料を分析して将来像や問題点を検証する作業も必要無いからです。

区民の皆さんから区議会で何をして居るのか全く見えて来ないと言う声がございますのは、議員が区で何が行われどの様な問題があるのか区民の皆様に知らせない事やその作業を怠って居るとしか言い様がございません。

私は可能な限り、当ブログや「墨田オンブズマン新聞」でお知らせしていますが、こうした活動は区議会の他の会派の議員から逆に攻撃を受けるのですから救い様がありません。

こうして攻撃をする側にしたら、区民の皆様に問題点を知られる事は自分達の怠慢や誤りが露呈してしまうので隠蔽しようとする意図が感じられます。

私自身はどんなにバッシングを受けようと、皆様にお知らせしなければならない事はどんどんお知らせしますし、この様な嫌がらせや妨害には屈しるつもりはございません。

やはり、おかしい事はおかしいと言える人材こそ政治には必用ですし、政党と言う組織に守られ組織の規範に縛られ何も出来ない言いたい事が言えない議員ばかりでは区民声を反映させる行政を行う事は出来ないと思います。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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