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もうすぐ100年!両国公会堂を守ろう!第2話 素晴らしい大正ロマン溢れる内装だった!  [もうすぐ100年!史的建造物両国公会堂を守ろう!]

20140218-3.jpg[カメラ]大正15年(1926年)に建築された当時の図面を探し出してその内容を見ますとその内装の美しさに感激致しました。

やはり設計者の森山松之助氏は外交官・貴族院議員の家庭の子弟だけあって世界中の優れた文化や芸術に触れておられたと見られ国際的な美意識の持ち主であった事を伺わせます。

上の図面は正面玄関横にあった休憩室の外観ですが、ヨーロッパの建築に見られる鉄の格子細工とガラス又はステンドグラスの様な組み合わせである事がわかります。

20140218-6.jpg[カメラ]これが鉄の格子細工ですがこれはドイツのハイデルベルグ市内のホテルのものですが、遥かに本所公会堂のものの方が繊細で優美な装飾性の高いデザインである事がわかります。

20140218-2.jpg[カメラ]

各種図面から昭和43年に両国公会堂の大規模な改修工事が行われ、豪華な内装の休憩室は写真の様な簡素な味気無い内装に作り変えられてしまいました。

恐らく当時の人はこの内装が古臭いものと感じ、当時は高度成長期の真っただ中でしたので簡素な造りで近代的なイメージにしたかったのかも知れませんが、この改修工事が建物の価値を著しく落としてしまって居ます。

また、この改修工事も大変杜撰で酷いもので、当時の墨田区建設部営繕課庁舎営繕課と押された図面を見ますとがっかりさせられます。

20131106-1.jpg[カメラ]山﨑区長は両国公会堂を壊して北斎美術館の計画図の様なピカピカの建物を建てたいのかもしれませんが、大正時代のロマネスク建築を復元した方が様々な観点から価値があると思いますし、観光資源になる筈です。

やはり教養が無く新しいもの好きと言う人達に任せていてはこうした建物は壊されてしまいますし、せっかく歴史的な文化財を持って居てもこうした宝物が活用される事無く税金を食い荒らそうとする利権が優先される行政では困ります。

東京駅舎同様にリニューアル工事を行い建設された当時の姿に復元すべきではないでしょうか。

その為にには、こうした文化財の価値を理解出来る教養のある方々のご支援が必要ですので、志のある方はご連絡戴ければ幸甚です。


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