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平成26年予算特別委員会6日目は教育費、議会費の審議 [墨田区議会]

20140305-1.jpg[カメラ]平成26年予算特別委員会6日目は教育費、議会費の審議が行われました。

教育費では学校のトイレが大きな問題となりました。

写真は平成26年予算でドライ式トイレに改修される第三寺島小学校のトイレですが照明の位置を変え2倍に照明を増やしても暗い汚い臭いと言う学校からの陳情があり視察した時の状況です。

窓と出入り口のドアを常時開放する事で換気して出来るだけ床を乾燥させたり臭いがこもらない様に常に注意して居るそうです。

小学校の先生からのご指摘では、最近の児童はトイレが汚いとがまんをしてしまい体調を壊してしまう等の昔では考えられなかった現象が起きており深刻な問題です。

20140305-2.jpg[カメラ]平成26年予算書(案)では言問・第三寺島小学校の工事費がそれぞれ9,500万円と第一寺島小学校の設計費約600万円の合計約2億円が計上されました。

しかしながらトイレをドライ式トイレに改修する為には1校当たり約1億円かかる為に墨田区のこれに対する教育予算は極めて消極的だと言わざるを得ません。

墨田区は北斎美術館に債務負担行為を含めますと40億円使おうとしていますが、この予算を小中学校のトイレのドライ化改修に使えば3年後には全ての区内の小中学校のトイレのドライ化改修が終わる金額です。

学校トイレのドライ化は予算特別委員会の委員の過半数が平成26年予算(案)に反対し北斎美術館の予算を削除し教育費の学校施設管理費のトイレの改修費に組み替えさせれば実は出来る話なのです。

議員がこんな事は出来ないと言うならそれは無能と言うべきで、何の為の議員なのか自覚や能力が欠如している証拠です。

こうした問題は政治的な解決を図れば可能で、そもそも議会制民主主義ですから区民の皆様に代わり行政を監視監督し北斎美術館等の不要不急の事業は中止したり後回して緊急性のある事に予算を回すのは当然ではないでしょうか。

特に教育現場では地域により待遇が異なる様な教育環境は平等公平の原則から好ましい状態ではございません。

とかくお役人は、それを予算が無いからとか他の予算からは回せないと言うのは根拠に乏しい事を言い出しますが、これを変えさせるのは政治家の仕事です。

これは平成26年予算案を議会が認めなければ予算が執行出来ませんから最悪はお役人の給料も支払えない状況になりますので議会側の主張を認めざるを得なくなる筈です。

アメリカでは議会が予算案を認めなかった為にスカルフクリフ(財政の壁)が発生し美術館や図書館等の行政機関が閉鎖された事も記憶に新しいと思います。

アメリカではこうして議会が正常に機能して民主主義が政治に反映されて居る事が感じられますが、墨田区ではどうでしょうか。

やはり政治はイエスマン議員ばかりでは民意を反映させる政治は出来ませんし、真に皆さんの声の代弁者を選ばなければ官僚利権が優先されて税金が使われ民意は後回しにされてしまいます。

この結果は3月28日の区議会本会議での採決の結果をご覧下されば、どの議員がどの様な評決態度を取ったのか解りますので、採決後事ある毎に特集して採決の結果どうなったかを追跡調査して見たいと思います。


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