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平成26年予算特別委員会7日目は総括質疑!両国公会堂の保存と北斎美術館のゆくえ [墨田区議会]

20140307-1.jpg[カメラ]平成26年予算特別委員会7日目は総括質疑では両国公会堂の保存と活用について共産党の原委員等の複数の委員から質疑が出ました。

写真は大正15年に建設された当時と思われる本所公会堂の写真で、当時の姿に復元すれば大正ロマンを感じさせる観光の名所になりますし映画のロケ地としても活用され新たなドラマを作り出してくれる価値のある建物です。

答弁に答えたのが経営企画室長で現在活用事業を行いたいと申し出ている企業は1社あるが、その内容は現在ある両国公会堂の建物を壊して現在の外観のイメージを一部残して建替えるものであると言う。

その前に室長は「両国公会堂の建物については利用価値が無く取り壊す必要がある様な事を述べ、この建物には区は一切金を出さない」とまで言って居るのです。

やはりこの様な御仁に墨田区の経営を任す事はもはや限界に来ていると痛切に感じました。

これまで行って来た墨田区の施策の誤りが区民の皆様の生活を損なっている事、活気を失った中小企業センターに見られる中小零細企業対策への無策ぶり、観光名目で天下り外郭団体だけが優遇される等の問題だらけです。

戦災で歴史的な文化財が極めて少ない当区でまもなく100年を迎える両国公会堂の建物を失う事は大きな損失になる事を予見出来ない無能さに気が付かず取壊しを示唆する無責任な役人根性には怒りすら感じます。

やはり行政は都市そのもの姿や形も決めてしまいますので美しいまちや住みやすいまちを作るには洗練されたセンスが求められ、幅広い知識や教養と感性を磨く必要がございます。

墨田区は国際都市を目指すと公言しながら幹部職員が海外の著名な観光都市に行った事が無いのですから呆れてしまいます。

墨田区の山﨑区長ですらパリを訪問したのが今から2年程前に公務で初めて行っただけでそれもタイトなスケジュールですから都市そのものについて見識を深められるとは思えません。

やはりこの様な人達にまちづくりを任せてしまう事は大変危険で、利権だけが優先され他の地域で流行したデザインの寄せ集めになってしまったり地域性を無視したものになりかねません。

両国公会堂を壊す事が前提の提案ならそもそも両国公会堂活用事業者とは言えず、ただの土地活用事業者でしかなくこれが許されれば行政の利権の草刈り場となってしまいます。

北斎美術館問題についても自民党の田中邦友委員が質問していましたが、自民党が要求し提出された資料の前提が書き換えられている事に気付いた様でこの事を質問して居ました。

理事者の答弁ではその内容を要約して見ますと「根拠の無い希望」に過ぎない数字である事がわかり、こんな資料を出される様では自民党は相当舐められているなと感じます。

こうした資料が役人からこれまで堂々と出されても資料の中身を見抜く能力に欠けていたと言わざるを得ず、これらを見抜くには実社会での豊富な経験を持つ人材が居ない事が原因だと思います。

実社会と言っても末端ではだめで、墨田区役所は職員が約2千名ですから中堅企業と同じ規模ですから本来なら中堅企業以上の企業でしかも管理職クラスで組織を動かす経験を積んだ人材が必要だと思います。

しかしながらこの様な人材は今の自民党会派には皆無です。

大きな企業や組織の幹部程様々な情報も入りそれぞれの分野のキーマンと密接に連絡が取れ合えるので知らず知らずの内に情報に対する感が冴え比較的将来が見通せるものです。

昨日の晩も区内の経営者の皆さんと鍋を囲んで議論させていただきましたが、北斎美術館は無駄だと言う議論で盛り上がり、またNHKの朝の番組で北斎美術館の問題について番組で取り上げられたと言う情報もございました。

その内容は北斎美術館の採算の問題や区民の反対が多い事これまでに取得した北斎資料に偽物が多いと言う内容だったそうで、番組をご覧いただいた方はその情報をお寄せ下されば幸甚です。


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