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すみだ北斎美術館のお粗末な中身を知ろう!第45話締斎北馬の肉筆?血税がガラクタ [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20140316-1.jpg[カメラ]これは墨田区が平成25年度北斎資料収集基金で同年8月6日に締斎北馬の肉筆として525,000円で取得した「春の渡し舟図(はるのわたしぶねず)」です。

これも墨田区は来歴が不明なまま購入していますし、詳細が殆どわからない様なカラーコピーしか出して来ない事を見ても血税がガラクタにされてしまった恐れがございますので指摘させていただきます。

20140316-2.jpg[カメラ]これは蹄斎北馬の肉筆とされ絹本に描かれた「渡船図(とせんず)」ですが、墨田区の購入したものと構図や背景が非常に似て居る事にお気づきになるのではないでしょうか。

この解釈は2つに分かれ、蹄斎北馬自身が模写した場合と蹄斎北馬以外の者がこの肉筆を模写したケースが考えられます。

次に落款の位置が墨田区のものは向かって左側に「北馬」とあり上のものは右側にあり「締斎北馬」と書かれて居ます。

印章はこの画面からは確認出来ませんが、そもそも印章が最近ではパソコンで画像を読み取りそこから3Dプリンターでも簡単に印章が作れる時代ですからこれを過信してはなりません。

更に大きな違いは全体の印象で、墨田区のものは全体が間延びしてしまい締らないのです。

この事から全く別人が書いた可能性が高く現物を見れば描写等の表現に締斎北馬では無いと感じる点がいくつも見つかると思われます。

これについて資料収集委員会及び資料評価員の考察は永田委員「北馬が好んで描いた題材で、良品である」、新味委員も「地元絵と言えよう」、久染委員「梅若(木母寺)が左端か墨堤・・・」河野委員コメント「保存状態良好」と考察を書いてています。

そもそもこれが考察と言えるのでしょうか、やたらとひとりよがりの通人ぶった態度でこれを知らないのはアホだとでも言いたいような内容ですが「北馬が好んで描いた題材」とか「地元絵と言えよう」等の言葉は根拠が不在です。

考察とは「物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと」ですから本来なら事前に調査た内容とそれに基づく判断を記載すべきです。

20140309-14.jpg[カメラ]この人達が締斎北馬の肉筆や価格について適切な考察が書けるなら是非拝見したいものです。

墨田区はこれまでに1600点とも言われる北斎資料を購入していますが、殆ど展示されないのは何故でしょうか。

昨年の決算委員会で肉筆の展示を行えばその存在を世界に知らしめる事が出来るので宣伝の為に「葛飾北斎と門人の肉筆展」を行う様に質問致しますと、「劣化し易いので展示出来ない」との答弁でした。

展示出来ないものを大量に買い美術館を建設して何を展示するのでしょうか、パネル展示だらけの可笑しな美術館になる事が予想されますし、買っても一切展示されない、展示出来ないものが多く存在する事を指摘させていただきます。


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