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すみだ北斎美術館のお粗末な中身を知ろう!第46話葛飾北嬰の肉筆?高値づかみ! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20140318-1.jpg[カメラ]これは墨田区が平成25年度北斎資料収集基金で同年8月6日に葛飾北嬰(かつしかほくえい)の肉筆として840,000円で取得した「花魁図(おいらんず)」です。

葛飾北嬰は葛飾北斎の門人と言う事で購入した様ですが、よく見ると構図の取り方が滅茶苦茶ですし当時のトップスターの花魁にしては着物の柄が質素過ぎます。

また、葛飾北嬰自身が殆ど知られておりませんので仮に北嬰の肉筆だったとしても840,000円と言うのは高過ぎで、顔の所に折れがあると言う保存状態では5万円程度が妥当ではないでしょうか。

20140318-2.jpg[カメラ]永田生慈資料収集員の考察をご覧ください、「他に1例が確認されるのみである」と書かれております通り殆ど知られて居ない絵師の作品かどうかも検証すら困難なものに840,000円と言う購入価格は無謀と言わざるを得ません。

20140318-3.jpg[カメラ]これは新味正道資料収集員の考察をご覧ください、「遠方から色あざやかさすが花魁図」と書かれておりますがそもそも小学生の感想レベルの「考察」ですから苦笑を禁じ得ないのは私だけでしょうか。

このレベルの考察なら素人以下の観察力と言わざるを得ず、そもそも古美術品の評価や鑑定は無理ではないでしょうか。

墨田区が門人の肉筆を買う背景には、北斎の作品が既に博物館等に収蔵されてしまい市場から消えてしまって中々出て来ない為に、毎年1億円と言う過大な基金を使いきれない為に門人の作品を買わざるを得ないものと見られます。

墨田区が強引に進めるすみだ北斎美術館は多額の税金が捨てられる事は明らかですし、殆ど価値の無い作品に多額の税金が捨てられる訳です。

その半面で殆ど価値の無い作品を売り込む方は莫大な利益が出て居ると思われますし、税金が闇の世界に消えてしまう事を許して居ていいのでしょうか。


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