墨田区の公共事業の入札は公正なのか暴力団関与企業が受注に至る経緯を分析! [墨田区の灰色政治]
この工事を巡り警視庁は3月11日指定暴力団住吉会系組幹部の高橋浩二容疑者(51)、同内縁の妻で㈱音羽工業社長の小林幸恵容疑者(39)ら4人を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕していますが入札見積経調書はこれを物語って居ます。
報道によると入札基準に基づいて2社で共同企業体(JV)を組んで参加予定だった墨田区の建設会社幹部(46)を同区内の喫茶店に呼び出し、「工事を譲れ。音羽工業はヤクザの会社だ」などと脅迫し逮捕とされています。
こうした脅迫により入札参加予定のJVが全て辞退していた事がわかります。
ここが当時の入札案件の墨111号路線(言問通り)道路景観整備工事(その1)の現場で2億8,700万円で競争無しで落札しています。
情報公開して入札仕様書や入札見積経調書を調べて見ますと同様の不自然な辞退により指名競争入札なのに実際には競争無しで落札している事例が複数出て来ました。
それではご覧ください、これらには全て共通する「鍵」が隠されて居る事に気付かられるのではないでしょうか。
二葉小学校校舎(Ⅱ期)及び屋内運動場耐震補強工事の入札見積経過調書です。
二葉小学校校舎トイレ改修工事の入札見積経過調書です。
同じ業者が屋内運動場耐震補強工事とトイレの工事という同じ場所の工事を請け負うのですから作業効率は良くやり易い工事になる事がわかりますが、双方とも10社以上が入札に来て居るのですから双方を落札する事は極めて低い確率になる筈です。
しかしながら双方とも参加予定の業者が全て辞退している事を考えますと不自然ではないでしょうか。
北十間川護岸整備工事(その1)の入札見積経過調書ですが、墨田区の入札を数多く見て来ましたが、(その1)を落札すると(その2)も同じ業者が落札するケースが何故か非常に多いのです。
このケースもズバリそうで、北十間川護岸整備工事(その2)の入札見積経過調書ではやはり同じ業者が落札しています。
八広地域プラザ(仮称)新築工事の入札見積経過調書ですがこれも次に続く入札と同じで同じ現場をセットで落札しています。
八広地域プラザ(仮称)外溝整備工事の入札見積経過調書ですが何故か10社参加して居たにも関わらずうち9社が辞退しています。
菊柳橋下部工事(その1)の入札見積経過調書です。
こうして過去の入札を分類したり傾向を探れば探る程、統計学や確率論ではあり得ない不自然な落札傾向が見えて参ります。
やはり皆様からのタレこみ情報や内部告発が必要な部分も多いので情報提供をお願い致します。
不正があればこれを正して公平公正な入札を実現させましょう。