SSブログ

東墨田のカラスの異常発生問題を調査!動物性油脂工場の不衛生な実態が判明! [これが最強のオンブズマン]

20140518-1.jpg[カメラ]東墨田の住民の方からカラスが異常に発生し洗濯物を汚したり家のベランダ等にカラスが食べ残したものと見られる肉片が落ちて居る等のご相談が寄せられました。

この日は住民の方と朝6時に待ち合わせる事になって居ましたが、早朝5時に現場に行き東墨田地域を巡回しカラスの多く飛んでいる地域を把握させてもらいました。

20140518-2.jpg[カメラ]建物屋上にとまるカラスですが、よく見るとカラスの糞が流れた跡が見られます。

これでは確かにベランダに洗濯物を安心して干せる状況ではありませんし、電線や電柱にとまるカラスの糞が絶縁用の碍子の上に溜まりますと漏電して思わぬ事故や火災の原因になりかねません。

20140518-3.jpg[カメラ]この道には大量のカラスが集まって居ましたがカメラを向けると逃げてしまい獲物を手にした1羽が様子を見ながら再び降りて来ました。

20140518-4.jpg[カメラ]カメラを望遠レンズにして撮影して見ますと肉片をつまんで居る事が解ります。

20140518-5.jpg[カメラ]近寄って確認してみますと食肉を取り除き骨の部分を取り除いた油脂原料用の生肉の脂肪や筋らしき部分でした。

20140518-6.jpg[カメラ]住民の説明では工場が開くのは午前6時半頃だそうで誰も居ない工場の出入口に常温のまま、覆いも掛けられる事無くこの状態で昨日から一晩中放置されているそうです。

赤い矢印の隙間の部分からカラスが入り込み肉片を持ち出し、付近の道路や建物の屋上等でカラスがつっつきながら食べて居る光景を確認しました。

20140518-7.jpg[カメラ]工場の出入口の門柱の部分ではカラスが箱から持出した油脂原料の肉片を食べて居ました。

黒ずんだ門柱上部の汚れ具合からも日常的にこうした状態であった事が伺われます。

20140518-8.jpg[カメラ]従業員が来てシャッターを開けると内部にも同様の油脂原料の肉片が入った鉄製の箱があり、ここにしまいきれなかったものが外に放置して居た可能性が伺われます。

驚いたのがこうして作られたラードが最終的に食品等に使われる現実を考えますと食品衛生法を基に定めた衛生管理運営の基準違反している可能性があります。

ラードで一番使われる食品は、こってり系のラーメン等で美味しさやコクを出すために使われますし、マーガリンは精製した油脂に粉乳や発酵乳・食塩・ビタミン類などと水を加えて撹拌子させ乳化、練り合わせをした加工食品です。

こうした食品の原料がこの様な杜撰な管理下に置かれている事には大きなショックを受けました。

事前に区の関連部署の課長や担当者を打ち合わせを行いましたが、こうした事への専門知識が無く熱処理をすれば安全と思って居た事にも驚きました。

それは、この付近の土壌では猛毒物質のヒ素やロッカクロム、鉛等が検出され、福島原発事故の影響で放射汚染が区内でも最も高い値が出た地域でもあります。

こうした地面を歩いたカラスが油脂原料用の生肉の箱に入るのですから、加熱消毒では消えない汚染物質がそのまま食品混入してしまう恐れがあるのではないでしょうか。

20140518-9.jpg[カメラ]工場の扉の上に部分にはご覧の様な大きな隙間があり、カラスが出入りして居ました。

これは食品衛生法に基づいて定められた衛生管理運営の基準第2衛生措置2項の共通事項で定める「ねずみ族、昆虫等の対策」で定める「ねずみ族、昆虫等の繁殖場所を排除すると共に、ねずみ族、昆虫等の施設内への侵入を防止すること」を定めた基準に違反している恐れがあります。

20140518-10.jpg[カメラ]これも同様に扉の下部には矢印の様な大きな隙間がありここからもカラスが出入りしていますので、ねずみ族、昆虫等はほぼ自由に出入り出来る状況が放置されている事が伺えます。

結論から申しますと、こうした状況が放置された結果カラスの餌場となりカラスが増えてしまいカラスの糞害が発生した事が伺えます。

この問題を解決する為には、カラスの餌となるものの管理を徹底させる必要があり、問題解決の為に関係部署のと連携し解決に向けて行動を起こして参ります。


nice!(21) 
共通テーマ:ニュース

nice! 21

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。