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すみだ北斎美術館にまつわる言論封殺の実態!第4話被告側の陳述書の記載内容の謎 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20140531-1.jpg[カメラ]これが山﨑昇墨田区長が私のブログに対する言論封殺の理由とされる判決文に書かれた裁判官の判断の根拠とされる部分です。

この文を解り易く分析してみますと、真贋鑑定の試金石とされる宮内庁三の丸尚三館所蔵の葛飾北斎の肉筆とされる「西瓜図」印影と異なる事について次の様に判断している事が伺われます。

つまり他の美術館に同じ印影の肉筆があるとする被告側の陳述をそのまま採用しており、他の美術館の印影と「海老図」の印影が合致する事については一切確認していません。

更に、「海老図」の印影と宮内庁三の丸尚三館所蔵「西瓜図」印影と異なるとしも「何ら不自然ではなく」と結論付けてしまって居る点です。

これではそもそも何の為に人は印章を使うのでしょうか。

その最大の目的は自分自身が書いたものと認めた印として印を押すのが社会通念上一般的な行為ですから、本人が印影の違う同じ「天狗」又は「かつしか」印を複数持つと言う事は考え難いのではないでしょうか。

日本画家の中には印影や文字の違う複数の印章を使用する画家はいらっしゃいますが、全く同じ印章を複数持ってしかも年齢毎に変えると言うのは不自然ではないでしょうか。

結果的に裁判官は「北斎の真筆ではないと認めるに足りる証拠も無いから、原告の上記主張は採用できない」と述べて居る事からも、私のブログで述べて居る通り、証拠が偏在したまま判決が出された事が伺われるのではないでしょうか。

これは、原告が「海老図」の鑑定の為に展示を裁判や公開請求で求めても墨田区は全くこれに応じず現物が確認出来ませんし、原告側の証人にこれを鑑定し証言してもらう事も出来ませんでした。

20140531-3.jpg[カメラ]これが墨田区が平成19年度に5,775,000円で購入した「扇面海老図」ですが下の葛飾北斎の肉筆とされる海老図と見比べて欲しいと思います。

20140531-4.jpg[カメラ]これはフランスパリのギメ東洋美術館が所蔵する葛飾北斎の肉筆とされる「海老図」ですが、実に立体的で活き活きと描かれ生気さえ感じさせます。

しかし、墨田区の購入した「海老図」は平面的で画題である海老の髭が枠外にはみ出し切れてしまって居る事から構図の取り方が極めて稚拙であると言わざるを得ません。

また、墨田区の「海老図」はギメ東洋美術館が所蔵の「海老図」の海老を模写して、技巧の未熟さを隠す為に藻らしきものを書き入れた極めて技巧レベルの低い人物が描いた可能性が高いのではないだろうか。

これに対し、墨田区側の証拠として提出した陳述書では当時板橋区立図書館の館長だった安村敏信氏は「私は、本件訴訟の対象となっている作品すべてについて、平成21年2月24日の住民監査請求に係る意見聴取を受けた際に、現物を見ています」とした上で次の様に陳述しています。

この事は現物を見られたのは被告側の証人だけである事もお解りなるとおもいますし、証拠が偏在して居る事も示して居ます。

「(1)「扇面 海老図」本図は真筆であり、北斎晩年期の佳作の一点であると言えます。二匹の海老の生彩さや爽やかな水の雰囲気が伝わる作品となっています。落款も北斎本人のものであり、位置も問題ありません。私の経験に基づき、墨田区の取得額も適当であると判断します。」と述べて居ます。

果たして皆さんはこの墨田区の証人の見解に対してどう感じられますか。

それにしても墨田区の山﨑昇区長は何故か北斎美術館に関する事は、言論封殺が著しく「おかしい事はおかしい」と言えない独裁国家に見られる様な言論統制をしなければならなないのは何故でしょうか。

憲法21条1項は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」と定められております。

これば主権者たる墨田区民の政治的意思決定を支え、民主政治の重要な一プロセスとして自由な言論が墨田区でも保障されるべきです。

墨田区の山﨑昇区長は何故民主政治の重要な一プロセスとして自由な言論を統制し、最大会派の区議会自民党と始めとする議員は言葉尻を捉えて言論を撤回させたり、野次で発言を掻き消し区民に重要な情報を知らせないのでしょうか。

やはり墨田区の政治を変えなければ区民の皆様の声が届く行政は実現出来ませんし、お役人の思惑通りに議会がシャンシャンと議決されてしまうのであれば何の為の議員なのか議員一人一人の自覚も必要ではないでしょうか。

こうした言論を封殺し、区民の皆様に大切な情報を知らせない嫌がらせには、断固として戦いますので区民の民様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。


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