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すみだ北斎美術館にまつわる言論封殺の実態!第8話議会の議決に必要な情報も隠す!  [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20140608-3.jpg[カメラ]これはすみだ北斎美術館新築事等請負契約とこれに伴う電気設備工事請負契約と空調設備工事請負契約の落札結果です。

これらが、今月行われる区議会第2回定例会の議題に供せられる訳です。

そこで私はこの契約が妥当なものか調査する為に上記請負契約の全てについて入札仕様書の提出を理事者に求めましたが、議会で議決する前には出せないと言うのです。

これに対して出せない理由について法律的な根拠があるのかを質すも答えられず一方的に情報を隠ぺいしてしまい出さないのです。

これでは言論と情報統制が厳しい支那と墨田区は大変似ており、特に利権に関わる問題は一方的に提出を拒否し出そうとしません。

これでは民主的な政治は無理ですし、この様な状態を放置し作り出して来たこれまでの区議会議員にも問題があるのではないでしょうか。

私の議決案件なので請負契約の内容が分かり、応札した企業と同じ状態で落札価格や施工方法が検討出来る入仕様書を見なければ施工の範囲や完成後の状態までを確認する事はそもそも出来ません。

解り易く例を用いてお話します。

皆さんが車を購入する場合、その大きさや乗車定員、燃費等はメーカーの出す仕様書で確認しなければ、車が車庫に入らなかったり、家族全員が車に乗れない、ランニングコストがかかり過ぎる等の事が分からないのと同じです。

入札仕様書はこうした内容が書かれているものを言います。

今度は議決する際に議会の議決をしなければならないと定めている法律についてご覧ください。

地方自治法第九十六条では「普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならない。」と定められておりここで言う「次に掲げる事件を議決しなければならない」と定めて居るのは下記の通りです。

同法のその 五 には「その種類及び金額について政令で定める基準に従い条例で定める契約を締結すること。」ございますので、「条例で定める契約」を調べて見ますと次の通りです。

議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の第2条(契約)には、「地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならない契約は、予定価格が1億5,000万円以上の工事又は製造の請負とする」と定められております。

つまり墨田区では予定価格が1億5,000万円以上の工事又は製造請負契約は議会の議決に付さなければならないと法律は定めて居ます。

しかし、議会や議員がその契約の内容を知らないで案件の名前と履行場所と落札価格程度しか知らされずに議決するのでは、何の為に地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならないと定めた意味がありません。

こうした問題にこれまでの議員が何の疑問も持たずに議決した来たのですから、何の為の議員なのか議会は何の為にあるのか解りません。

こうした状態でこれまでに議会が議決した結果どの様な問題が起きたか振り返ってみましょう。

平成21年2月13日に行われた第1回定例会で出された議案の土地の売払いでは、旧庁舎跡地の底地の売却が議案に上り、議案には売払い予定価格13億円と書かれて居ました。

しかし、私の感触ではあの一等地でそんな価格はあり得ないと思い情報公開請求をして調査してみましたら、不動産鑑定士の鑑定評価額は18億2千万円でした。

何故18億2千万円の底地を13億円で売却出来るのかを更に調べますと、依頼者の求めで10年間転売禁止を付した場合の価格を出して欲しいと不動産鑑定士に要求しています。

そこで不動産鑑定士は「これは不動産鑑定士法に基づく鑑定評価額では無い」と断った上で、意見価格として10年間転売禁止を付した場合12億5千万円になるとして参考までの意見価格を出しました。

しかし、その後の財産価格審議会の議案には不動産鑑定士の鑑定評価額は18億2千万円である事は隠され、「鑑定士の評価12億5千万円」と記載して財産価格審議会に議案として提出してしまいました。

財産価格審議会の委員はこれに気づかない議決してしまいました。

その後の区議会には「売払い予定価格13億円」としか議案に書かず、議決させると言う当時の議員が見抜けないだろうとたかをくくった様な大胆な手法で議会に議案として提出しています。

当時の議会は役人の思惑通りこのカラクリを見抜けず議決してしまいました。

この時に議員の中に不動産鑑定士法に基づく鑑定評価の提出を求め鑑定評価額を確認する議員が居ればこうした事は防げた筈ですが、この場合も議決前には隠され出て来なかったかも知れません。

墨田区ではこうした大切な情報を議員に触れさせない、隠す事が伝統的に行われて来た事が考えられます。

常識的には議員が疑問を感じるのではないかと思われますが、これまでの議員が気付かない背景には実社会での実務経験が無く図面や仕様書の見方すらわからない人が殆どである事が経歴等からも伺われます。

裏を返すと役人側にすれば議員の質が高くなる事は大変恐ろしい事で特に利権や既得権にあぐらをかいて居た人達には脅威になる筈です。

実社会での実務経験と言っても末端の従業員レベルでは無理で高度な専門性を持って居たり、製品等の適正な価格が見積れる程のスキルが求められ、企業の管理部門に居なければ物事の全容は見えて来ません。

良くあるケースでは世襲で議員になる人達は選挙は得意でもこうした専門分野では何もわからないでは区民の代表として適切な仕事は期待できず、単に賛成票を入れるだけのロボットでしかありません。

議員の質を高める事が政治を変えますし、質の高い人物はその経歴を見ると分かります。

是非ご参考にしてください。


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