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すみだ北斎美術館にまつわる言論封殺の実態!第9話北斎美術館入札仕様書の隠ぺい [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20140610-2.jpg[カメラ]墨田区が建設を強引に進めるすみだ北斎美術館の新築の裏では厳しい情報統制が行われ、、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならない契約でも議員が入札仕様書の提出を求めても出しません。

都合の悪い事は隠す墨田区の隠ぺい体質が伺われますし、地方自治法第96条の規定は区議会に権限を与えた法律です。

しかし、何でも賛成の議員が圧倒的に多い墨田区議会はこれまでにこうした権限を行使せずにその調査すら行わずに来た為に前例主義を踏襲する役人はこうした資料の求めがあっても出さなくなった可能性があります。

ここで可能性と言って居るのは、入札仕様書を提出しない理由について正式な回答が得られて居ない為です。

20140609-1.jpg[カメラ]これは今回問題の契約案件の落札状況ですが、細かく分析してみると矛盾や疑問点が多いのです。

先ず最初のすみだ北斎美術館新築事等請負契約については昨年7月1日の公告の段階ではその予定価格が約11億1,660万円でした。

それが今回の予定額がその約2倍の約22億1千976万となり約11億円も増えています。

その結果落札価格は22億1千76万円になり落札率は99.6パーセントです。

20140610-4.jpg[カメラ]これが入札参加者や入札の履歴が分かるめるすみだ北斎美術館の新築工事の入札見積経過書です。

これによると事実上2つの共同事業体しか入札仕様書を取りに来ておらず、うち1共同事業体が辞退し残る共同事業体しか応札していない事が分かります。

この事から見えて来る事は、入札仕様書が見せて貰えませんから、あくませも推論ですが入札仕様書に応札した共同事業体しか落札出来ない仕掛けが仕込まれている可能性が伺われます。

公表された予定価格ぎりぎりの落札率は99.6パーセントと言う高い落札率もこの事を暗示するものではないでしょうか。

残念ながら今の区議会の自民党13名、公明党7名、絆3名、民主1、みんな1の議員32名の議員中合計25名がオール与党的な体制ではこうした不透明な問題を議会で解決する事は非常に困難です。

こうした体質が特定の業者しか入札で落札出来ない結果を招き、官僚の天下り先となるハコモノ優先の行政が行われ、やらなくても良い大規模小売店舗の誘致で地元の商店街が破壊されてしまいました。

更に悪い事に正論を述べた方が逆に数の関係でバッシングを受けるのでこれを恐れて逆にこうした仲間に加わるケースもありますのでこうした体制が改善されなければ民意が反映させる政治は実現しないのではないでしょうか。

現在のハコだけとなり廃墟同然とも言える中小企業センターをご覧ください。

お解りになると思いますが、墨田区民の勤労者の99パーセントが従事し生活の糧となっている中小企業対策が殆どなおざりにされ、天下り先となるハコモノが次々に作られた実態を象徴しています。

こうした実態は隠されて来ておりますし、区議会議員の多くがこうした問題に触れもせず、区民の皆様にも知らせようとしません。

自分達の怠慢やこれまで議決して来た結果が問われる事になりますので知らせる事が出来ないのが実情ではないでしょうか。

墨田区が入札仕様書を出さない理由は、やましい事があるから出さないと考える必要がありそうです。


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